担任「今日からお前らと同じクラスになった田中だ。みんなよろしくな」

クラス「はーい」

当たり障りのない自己紹介だったけどいっか
仲良くなれるかは別だし

担任「じゃ、田中。席は,,,んー、どうしようか。お！あの窓の一番後ろはどうだ？机運ぶからこい」

あそこかぁ、隣の人いないじゃん。しかも前の人男子だし。ぼっち確定じゃんか

担任「おいしょっと。田中はここだ！HRを終わりにする前になにか連絡はあるか？」
「ないな？ならHR終わり。委員長！」

委員長「起立、、、礼」

クラス「ありがとうございましたー」
「ねぇ話しかけてきたら？」「無理無理」「どう、あの転校生？」「タイプじゃねぇ」

一気に注目浴びた,,
最後のやつ！聞こえてるからな。
お前のタイプとかどうでもいいわ！


担任「田中！すまんすまん、これ教科書な！」

ドスン！

担任「名前書いとけよ？あと、ロッカーは３８番な！」

あのロッカーに全部入るかこれ？
今日の帰りは肩痛くなるだろうなぁ
一時限目はー国語か　寝ないように気を付けよう

｛チャイム｝

国母「はい、授業始めるわよー、あら、田中さん初めましてー国語科の国母よ。よろしくねー」

突然話しかけられてびっくりした
あんま注目浴びたくないから会釈で反応した

国母「あなたの学校とここの学校同じスピードらしいから心配しなくても大丈夫よ！さぁ25ページ開いて～」
「じゃあここ、O君読んで」

...ここ前の学校でやってたやつだ
おんなじことの繰り返しはなー
復習としてやればいいんだけどやる気起きないしなぁ

｛クラスを見渡す｝

すっご、めっちゃ顔小さい子いるじゃん。髪の毛つやつや、手触りよさそう...

っ！

一瞬目が合った！,,,なんかうれしい
目も大きかったな～声かけてみようかｎ

国母「田中さん！」

田中「はっい！」

国母「ここの彼女の気持ち、あなたはどう捉える？」

びっくりした,,,ちゃんと集中しよ

田中「はい、ここは。止めようとしても広がり続けるそんな負の連鎖に～」

国母「はい、今日の授業はここまで。号令～」

『ありがとうございました』

終わったーもう疲れた...
次は数学か　はぁ

4限終了
お昼時間

いやぁーきつかった

クラス「行こうぜー」

授業のときの静けさが嘘だったかのように一気に騒がしくなった

どうしよう、食べる人いないんだけどｗ
屋上とかあるのかな？...迷いそうだからやめとこう
自席で食べるか。前の男子いなくなったから完全に孤立じゃんｗ
寂しいなぁ　あ、から揚げうま

クラス見渡し

やっぱみんな固まってるよな～
あ、あの顔小さい子本読んでる、一人だし話しかけようかな
よし、行くｋ

女子「キャーー！！！」
男子「ウオォォォーー！！」


うるさ！なんなの急に
騒がしさが一気に増した

？「飛鳥食べない？」

？「今日も食べる？」

齋藤「今いいとこだからいい」

女子A「まいやんとななみんよ！！今日も齋藤さんのところに来たわ！！」

女子B「飛鳥×まいやん...いや、飛鳥×ななみんもいいな...てぇてぇぇ」

男子A「やばいってやばいって」

女子C「白石さん白いわ、女神様ね！」

男子B「橋本さん！僕を罵ってぇ！！」

なんかやばい奴いるぞ。
名前齋藤さんか
ほんとに美人さんだな。類は友を呼ぶ現象か？
同じボッチかなと舞い上がっちゃたわ...

白石「わかった、またくるね」

齋藤「無理してこなくてもいいし」

橋本「飛鳥友達作りなよｗ」

齋藤「うっさい！」

橋本「...窓のところで食べている子とかどう？さっき飛鳥に喋りかけようとしてたし」

齋藤「いい、興味ない」

白石「え！そうだったの悪いことしちゃった...」

橋本「大丈夫じゃない？てか、あんな子いたっけ？」

齋藤「転校生」

白石「へぇー、こんな時期にかー名前は？」

齋藤「忘れた」

橋本「忘れたんかいｗそろそろ行くね、席なくなっちゃうかもだし」

白石「いこいこ、飛鳥またねー」

橋本「じゃあね」

飛鳥「...はーい」
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米にはやっぱり鮭が合うなぁ
もう外に行っている人いるんだ早いなぁ～


ごちそうさまでした
時間あるな...寝よ。タイムセットしてよし。


ｂｂｂ
！
もう時間か何気に眠れた
そう言えば齋藤さん食べたのかな…？

5限目は社会で完全に寝ちゃて怒られました
そんな怒んなくてもいいじゃんよね…

次はー体育か…怒られてたから完全に出遅れたんだけど。そういえば更衣室どこだっけ？
…取り敢えず行こう
3分後 ここ右かな！…違かった
8分後 どこだよ！！
なんで案内図ないの！？ねえ！どうしようどうしよう

？「ねえ、何やってんの？」

田中「いや…ちょとあの！」

齋藤「？なんで焦ってんの。」

田中「さ、齋藤さん！」

齋藤「ななに…？」

田中「更衣室の場所教えてくれない？』

齋藤「…わかった。付いて来て」

田中「うん、ありがと」

スタスタ

よかったー本当によかった

齋藤「はい、ここ」

田中「ありがと！本当に助かりました」

齋藤「ん。じゃ」

田中「ちょとまって！」

齋藤「なに？私サボるんだけど」

田中「えっと。体育する場所わからないので連れてって欲しいです。」

齋藤「…」

田中「齋藤さんも授業出ますよね？さ、着替えましょう」

齋藤「はぁ、ちょっとまってて」

これで体育の場所わかる

カチャ パサっ

うわ、足細い しかも滑らか

齋藤「そんな見られると着替えづらいんだけど？」

田中「ご、ごめん！///」

見てたのバレてたー…

齋藤「行くよ」

齋藤さんに連れられて無事にみんなと合流できた

体育「あら？あなたたち15分の遅刻よ？あなたは転校生の子ね。なら仕方ないわね。あはたは？齋藤さん。なんで遅れたのかしら？理由によって外周走るわよ？」

齋藤「…わ」

田中「齋藤さんは私を連れて来てくれたんです。」

体育「あら？田中さん？」

田中「その、私、前の授業で怒られてしまって、教室出るの遅れたんですよ。それで更衣室わからなくて迷ってたら、私がいないことに気づいた齋藤さんが探しに来てくれたんです！」

体育「そう...わかったわ、次からは気を付けてね」

田中「ありがとうございます！」

よかったあああ。齋藤さんにまで迷惑かける所だった…

上田「やったね(口パク)」

齋藤「...」

体育「さあ、今日の授業の説明するわね！出席番号順に並んで！」
『はい！』

体育「ていうことで、パスの練習やるわよ！二人組作って！」

えちょ。ハードすぎないかｗ誰かあまりは…いないよな。秘技を使うしかないか。よし、プライドを捨てて行け！田中！

秘技！
田中「先せ」

齋藤「田中さんやろ」

田中「(え？)」
齋藤「？」

首をかしげている、可愛いい...じゃなくて、まじかよ！

田中「お願い、します。」

齋藤「ん、ほい」

トットッ、パス回しだけど同じボール蹴れてる
周りの視線痛すぎる…けど、齋藤さんに声かけられなかったのが悪いんだからな！



体育「はい、終わり！礼！」
『ありがとうございました』

終わってすぐに齋藤さんのもとに向かった

田中「齋藤さん！本当にありがとう！」

齋藤「んーん、大丈夫だよ。それより、」

体育「田中さーん！説明してないことあったからちょっと来てー！」

田中「はーい！ごめん、なに？」

齋藤「んーん、行ってきな」

田中「んー？うん、行ってくる」

体育の先生に走っていき、齋藤さんに言い忘れたことに気づいた

田中「さいとうさーん！！気にしなくていいからねえ！！」

齋藤「」びくっ

齋藤「ありがとう」にこっ

はぅぁ！？可愛いかよ

体育「田中！？」

田中「はいぃ！」