瀬呂範太
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もうすぐ夜の0時を回る頃、喉が渇いたので水を飲むために寮の部屋を出て、1階のキッチンへと向かう。
みんな寝てしまったかと思っていたけれど、共有スペースには明かりが付いており、誰かの話声が聞こえる。
覗いてみればそこには、峰田くん、瀬呂くん、上鳴くんがいた。
なにを話しているんだろうと耳を済ませているとある話が聞こえてきた。
「やっぱヤオヨロッパイしか勝たん!」
「ほんとおっぱい星人だよな〜おまえ」
「そういうお前はどうなんだよ上鳴!」
「おれぇ?俺はやっぱ胸もいいけど、最近尻もよくね?と思ってんだよな」
「ほほう?」
「なんつーか?あの尻特有のライン?堪んねーよな!な!瀬呂!」
「俺に振るなよ……」
ほんとその手の会話好きだよなぁ…峰田くん。エロに対するその情熱逆に尊敬する。
「お前はどうなんだ瀬呂?」
「俺?」
「こだわりの強い男は女にどんなこだわりがあるんだよ!」
峰田くんが瀬呂くんに話を振る。
あんまり瀬呂くんがこういう話題喋ってるの聞いたことないかも。と思い聞き耳を立てていると。
「そうね。俺は好きな子ならなんでも」
「「つまんねー!」」
「悪かったな。つまんない男ですよ俺は」
話してる内容はともかく、とんでもないことを聞いてしまった。
瀬呂くんって好きな子居たんだ…知らなかった。なんだろ胸が苦しい。うまく息ができなくて頭が真っ白になる。
「みょうじ?」
「あれー?みょうじじゃん!いつから居たん?声かけろよ〜」
瀬呂くんに気づかれてしまった。
この状況じゃ普通に会話出来る自信が無い。
「どうした?どっか具合悪い?」
「な、なんでもないよ!気にしないで!じゃ!」
今にも涙が溢れそうなのを必死に我慢し、平然を装う。今泣いたら変なやつだと思われる。
「ちょ!まって」
瀬呂くんはそう言いながら私の腕を掴んだ。
「なんで泣きそうな顔してんの?」
「なんでもないよ」
「嘘。なんでも無くないでしょ」
ほんと敵わないな。瀬呂くんには。
益々好きになっちゃうじゃん。
「あんまり好きな子以外に優しくしない方がいいよ?勘違いするから」
あぁ。私ほんとに嫌な子だな。嫌われちゃうかな。嫌だなぁ。せめて友達のままで居たかったな。
「もしかしてさっきの話聞いてた?」
「うん。聞いちゃった。ごめん」
「なんで謝んの」
「だって私…」
「俺好きな子以外に優しくしたことないよ」
「え、それってどういう…」
言葉の意味が理解できず、頭の中が真っ白になる。
「まだわかんない?俺が好きなのは、ずっとみょうじだけだよ」
すき、隙、好き?
瀬呂くんが私を好き?
告げられる言葉を上手く処理し切れない。
「まだ言うつもりなかったんだけどさ、俺に好きな子いると思って泣きそうになってるみょうじ見て我慢できなかった」
やっと言葉の意味を理解できた途端、カッと顔が熱くなる。
「ま、まって…」
「ふは、赤くなってる。すげーかわいい。」
すり、と少しかさついた指がまるで壊れ物を扱うみたいに、私の頬を撫でる。
私の頭はもうとっくに限界だった。
「で、そっちはどうなの?」
「わたし、は」
「うん」
さっきまであんなに苦しかったのに、今は言いたくて仕方がない。
「瀬呂くんが、すき」
やっと言えた。好き。
「うん。俺も好きだよ」
ぎゅ、と控えめに抱きしめられ、それに応えるように瀬呂くんの背中に手を回すと、より一層力強く抱きしめられた。瀬呂くんの匂いがする。ドキドキするのになぜか安心するのはなんでだろう。
「あのさ、改めて言わせて」
「…うん」
「みょうじが好きです。俺と付き合ってください」
嬉しくて涙が溢れる。
瀬呂くんは今までに見たことがないくらい、耳の付け根まで真っ赤になっていた。
「…はい」
その日から私たちは晴れて恋人同士になった。
みんな寝てしまったかと思っていたけれど、共有スペースには明かりが付いており、誰かの話声が聞こえる。
覗いてみればそこには、峰田くん、瀬呂くん、上鳴くんがいた。
なにを話しているんだろうと耳を済ませているとある話が聞こえてきた。
「やっぱヤオヨロッパイしか勝たん!」
「ほんとおっぱい星人だよな〜おまえ」
「そういうお前はどうなんだよ上鳴!」
「おれぇ?俺はやっぱ胸もいいけど、最近尻もよくね?と思ってんだよな」
「ほほう?」
「なんつーか?あの尻特有のライン?堪んねーよな!な!瀬呂!」
「俺に振るなよ……」
ほんとその手の会話好きだよなぁ…峰田くん。エロに対するその情熱逆に尊敬する。
「お前はどうなんだ瀬呂?」
「俺?」
「こだわりの強い男は女にどんなこだわりがあるんだよ!」
峰田くんが瀬呂くんに話を振る。
あんまり瀬呂くんがこういう話題喋ってるの聞いたことないかも。と思い聞き耳を立てていると。
「そうね。俺は好きな子ならなんでも」
「「つまんねー!」」
「悪かったな。つまんない男ですよ俺は」
話してる内容はともかく、とんでもないことを聞いてしまった。
瀬呂くんって好きな子居たんだ…知らなかった。なんだろ胸が苦しい。うまく息ができなくて頭が真っ白になる。
「みょうじ?」
「あれー?みょうじじゃん!いつから居たん?声かけろよ〜」
瀬呂くんに気づかれてしまった。
この状況じゃ普通に会話出来る自信が無い。
「どうした?どっか具合悪い?」
「な、なんでもないよ!気にしないで!じゃ!」
今にも涙が溢れそうなのを必死に我慢し、平然を装う。今泣いたら変なやつだと思われる。
「ちょ!まって」
瀬呂くんはそう言いながら私の腕を掴んだ。
「なんで泣きそうな顔してんの?」
「なんでもないよ」
「嘘。なんでも無くないでしょ」
ほんと敵わないな。瀬呂くんには。
益々好きになっちゃうじゃん。
「あんまり好きな子以外に優しくしない方がいいよ?勘違いするから」
あぁ。私ほんとに嫌な子だな。嫌われちゃうかな。嫌だなぁ。せめて友達のままで居たかったな。
「もしかしてさっきの話聞いてた?」
「うん。聞いちゃった。ごめん」
「なんで謝んの」
「だって私…」
「俺好きな子以外に優しくしたことないよ」
「え、それってどういう…」
言葉の意味が理解できず、頭の中が真っ白になる。
「まだわかんない?俺が好きなのは、ずっとみょうじだけだよ」
すき、隙、好き?
瀬呂くんが私を好き?
告げられる言葉を上手く処理し切れない。
「まだ言うつもりなかったんだけどさ、俺に好きな子いると思って泣きそうになってるみょうじ見て我慢できなかった」
やっと言葉の意味を理解できた途端、カッと顔が熱くなる。
「ま、まって…」
「ふは、赤くなってる。すげーかわいい。」
すり、と少しかさついた指がまるで壊れ物を扱うみたいに、私の頬を撫でる。
私の頭はもうとっくに限界だった。
「で、そっちはどうなの?」
「わたし、は」
「うん」
さっきまであんなに苦しかったのに、今は言いたくて仕方がない。
「瀬呂くんが、すき」
やっと言えた。好き。
「うん。俺も好きだよ」
ぎゅ、と控えめに抱きしめられ、それに応えるように瀬呂くんの背中に手を回すと、より一層力強く抱きしめられた。瀬呂くんの匂いがする。ドキドキするのになぜか安心するのはなんでだろう。
「あのさ、改めて言わせて」
「…うん」
「みょうじが好きです。俺と付き合ってください」
嬉しくて涙が溢れる。
瀬呂くんは今までに見たことがないくらい、耳の付け根まで真っ赤になっていた。
「…はい」
その日から私たちは晴れて恋人同士になった。