short

断片-5

2026/08/06 04:46
2026/8/6

 昼。本部の休憩室にて。
 勇、京介、テーブルを挟んで、向かい合って椅子に座っている。
勇「美馬さん、ナントカカラーって知ってますか? 事務さんから教えてもらったんですが、すっかり忘れてしまって」
京介「ナントカではわからんな」
勇「ですよね。肌の色や髪の色から似合う色を導き出すってやつなんですけど…」
京介「パーソナルカラーだったかな。けっこう前から流行ってるらしいな」
勇「それです! 確か診断結果がいくつかあるんですよね。何だったかな… 『ベ』で終わったような… そうだ、ツルベでしたっけ?」
京介「そう、そう、鶴瓶。個性的で和やかなカラーがあるよな、ってアホか」
勇「違いました?」
京介「鶴瓶は芸能人だ、笑福亭鶴瓶」
勇「あっ、そうでした。あはは、間違っちゃった。では何でしたっけ?」
京介「あー、俺も忘れてるな… 季節の名前だったような…」
勇「ナツベとフユベとか? でもそんな名前じゃなかったような気がするんですが」
京介「そうだな、俺もしっくり来ない」
勇「時間の名前は? アサベとかユウベとか…」
京介「それも違うような…」
勇「あっ、もしかしてあさげとゆうげじゃないですかね? 聞いたことある気がします!」
京介「きっとそうだ! しっくり来る」
勇「やっぱりそうですよね。それであさげとゆうげのどっちが良くてどっちが悪いんでしたっけ?」
京介「別に優劣はないんじゃないのか」
勇「その事務さんは残念な方らしくて、きっと僕もそうだって…」
京介「肌の色に優劣があるような考えは好かんな、俺は」
勇「…そうですよね。すみません」
京介「相良さんに対して言ったんじゃないんだ。ただ俺の記憶にある限りでは、パーソナルカラーは優劣をつけるようなものではなかったはずだぞ」
勇「そうなんですか?」
京介「ああ。自分に似合う色を探す趣旨だろ? その色が自分にとっては魅力的ってことじゃないのか?」
勇「それもそうですよね。そういえば美馬さんはどちらのタイプか知っているんですか?」
京介「俺か? 真澄にこっちじゃないかと言われた色があったな… たぶんゆうげだったな、夜型だからな」
勇「つまり僕はあさげか。朝型ですからね。これで事務さんとまた同じ話題になっても、ナントカカラーの話が完璧にできますね」
京介「パーソナルカラーな。もっとも俺はあさげだろうがゆうげだろうが好きな色を着るまでだけどな」
勇「それは僕も同じです」

❤️

2026/7/11

 昼。本部の休憩室にて。
 京介、勇、テーブルを挟んで向かい合って座っている。
 京介、腕の虫刺されを掻きながら、
京介「蚊にかまれたな」
勇「僕の執務室に虫刺されの薬ありますよ。持ってきましょうか?」
京介「そうだな… この瞬間が耐えられないというほどではないから、後で執務室まで行っても構わんか?」
勇「わかりました、いいですよ」
京介「ありがとう」
勇「ところで美馬さん、さっき蚊に『かまれた』って言いました?」
京介「言ったが」
勇「やっぱり関西の人は『かむ』って言うんですね。蚊はかまないのに」
京介「そういう方言なんだろう」
勇「でも蚊は『刺す』んですよ」
京介「知らなかったのか? 関西の蚊はかむんだぞ」
勇「そうなんですか?」
京介「『カンサイノコギリカ』という蚊が生息していてな。かまれるとけっこう痛いんだ。血も少し出る」
勇「僕、そんな蚊に遭遇したことありませんが…」
京介「カンサイノコギリカは本来はシカやイノシシを吸血していて、ほとんどヒトをかまないんだ。しかしたまに間違えてヒトをかんでしまうことがあるらしくてな。こっちでも蚊は刺すのが一般的だぞ」
勇「なるほど」
京介「だがカンサイノコギリカにかまれたら痛いから、それだけ印象に残りやすかったんだろう。それで関西地方では蚊に『かまれる』と言うようになったそうだ」
勇「痛いのは嫌だな。できれば遭遇したくないですね」
京介「遭遇しないことを祈っている。そういえば福島では何と言うんだ、蚊にかまれること」
勇「『くわれる』が一般的かな」
京介「それこそ蚊に『くわれる』ことなんてないだろ」
 勇、いきなり真顔になり、京介の目をまっすぐ見る。
勇「福島の蚊は『食う』んですよ」
京介「そうなのか!?」
勇「『トウホクニクショクカ』という名前の蚊でして、その名の通り哺乳類の肉を齧るんですね」
京介「それは怖いな…」
勇「でも所詮は蚊なのでお口が小さいですから、ちょっと血が滲む程度なんですけどね。ただ齧られるとやっぱり痛いですね」
京介「それ、本当なのか?」
勇「本当ですよ。こちらも基本的には山や森林に生息していて、クマやシカのお肉を齧りながら生きているんです。最近はクマが連れてくるので、ヒトが被害に遭うことも増えていると聞きますが」
京介「そうか… 東北地方に行くときは気を付けよう」
勇「本当に気を付けてくださいね。トウホクニクショクカは一匹なら少し痛いだけで済みますが、ただし…」
京介「…何だ?」
 少し間を置いて、
勇「たまに数万匹の群れで襲ってくることがあって、そのときはシカさえ食い尽くされるとか…」
京介「ま、まさかな…」
勇「でも数万匹の塊なんてすぐに気付きますよ。それを避ければ問題ありません。ただ恐ろしい生態なのは確かなので、東北地方では昔から蚊が恐れられていましてね。だから蚊に『くわれる』と言うようになったみたいです」
京介「そういうことだったのか…」
勇「…もしかして信じました?」
京介「そうだが… まさか嘘だったのか!?」
勇「どう考えてもデタラメでしょ。何で信じるんですか」
京介「何で嘘をつくんだ」
勇「だって美馬さんが先にデタラメを言ったから、今はそういうノリなのかなって思うじゃないですか」
京介「確かにそれもそうだな…」
勇「危ない、危ない。僕、冗談を言うのは好きでも、人を騙すのは好きじゃないですよ。もう『トウホクニクショクカ』のことはさっぱり忘れちゃってくださいね」
京介「わかった、そうする」

❤️

2026/7/11

※スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグーが公開されてから1、2週間くらいの頃のことです。
※透は身体障害手帳(S-ICDを植え込んでいるため)を持っています。

 昼。本部の休憩室にて。
 透、栄太、テーブルを挟んで向かい合って座っている。
栄太「そういえばStar Warsの新作が公開されたみたいですね」
透「トミーがそんなこと言ってたな」
栄太「透くんもトミーから聞かされてるんですか、Star Warsの話」
透「観たかどうか確認される程度だな」
栄太「そうなんですか?」
透「ここのところトミーとはすれ違うくらいで、しっかり雑談する機会がなかったんだよ」
栄太「そういうことね。私はうんざりするくらい聞かされていますよ。トミー、会えば話すことが仕事かStar Warsかなんですよ」
透「トミーだからな。Star Warsが映画になるのも久々だから、トミーも嬉しくて仕方ないんだろ。許してやれ」
栄太「そうですね、仕方ないかもしれませんね」
透「栄太は観たのか、映画」
栄太「いいえ、まだ時間が取れていなくて。トミーから圧をかけられているので、これは観ないといけないなとは思っているんですが」
透「俺もそんな感じだな。圧はかけられてる」
栄太「そこは透くんもなんですね。トミー、語り合いたいんでしょうね」
透「そうなんだろな」
栄太「でもスケジュールが詰まってんねんな… ネットの感想をそれっぽくまとめて観たことにしましょうかね?」
透「それはバレるだろ。ストーリーは何とか誤魔化せても、演出は観ないとわからないだろ」
栄太「確かにそうですよね」
透「俺も近々␣観に行くつもりだけど、栄太も一緒に行くか?」
栄太「いいんですか、こちらに都合を合わせてもらうことになりますが」
透「いずれにせよレイトショーになるだろ? レイトショーならいつでも行けるよ」
栄太「では後でスケジュールを確認しますね。透くんも圧に負けたということですか?」
透「そうなるな」
栄太「珍しいですね、透くんが他人の趣味に付き合うなんて。Star Warsにはそんなに興味ないでしょ?」
透「そうだけど。たまたま気が向いただけだよ。せっかく映画が1000円で観られるようになったからな」
栄太「透くんはそうか。使えるものは使っておかないと、ね」
透「そうしないと死にかけた意味がなくなるからな。栄太も1000円で観れるよ」
栄太「そうでした、同行者も対象でしたね。ではお言葉に甘えます。…透くん」
透「何?」
栄太「映画を観ているときに心細くなったら、手を握ってもいいですか?」
透「どうぞ。最近、調子が悪いの?」
栄太「それは大丈夫ですが… でもやっぱり不安なんですよね、映画館。逃げ場がないので」
透「そうか… しんどくなったときは出よう。どうしても抜けたところが気になったらまた観に行けばいいだけだよ」
栄太「(微笑んで)ありがとうございます。そう言っていただけるだけでだいぶ気楽になります。透くん、優しいですね」
透「(軽く笑って)何なんだよ、いきなり。お世辞は嫌いだよ」
栄太「事実を申し上げたまでですよ。こんな優しい人が一緒にいてくれるなんて、私は本当に幸せですね」
 透、椅子から立ち上がる。
透「俺はそろそろ仕事に戻る」
栄太「あら、照れてしまいましたか?」
透「そういうわけじゃない」
栄太「(笑って)お仕事、頑張ってください。また後で連絡します」
透「またな」
 透、その場から立ち去る。

❤️

2026/6/13

※昴は189cm、透は187cmあります。

 夜。勇の部屋にて。
 勇、歩、ソファーに隣り合って座っている。
勇「リカルド、40歳のおじさんでも頑張れば背が伸びるかな?」
歩「それは無理じゃないかな。むしろこれから縮むと思うけど…」
勇「そうだよね… 骨を切って背を伸ばす手術しかないか…」
歩「待って、待って。そんなことしたら登山できなくなっちゃうよ。何で? 何でそこまで大きくなりたいの?」
勇「丹羽さんと呉本さんより大きくなりたくて」
歩「マルセロより!? それって190cmだよ。すでに184cmあるんだから十分じゃん」
勇「184cmだからこそだよ。今まで大抵の場所で僕が一番だったのに、ここでは三番なんだよ。たった12人しかいないのに。長身のプライドというものがあるんだよ」
歩「贅沢な悩みだな… 俺にはよくわからないよ、169cmしかないからね」
勇「リカルドはそのままでいいんだよ。そのままのリカルドを愛してるから」
歩「ムカつくのは何でだろう… でも勇だってそのままがいいよ。俺は勇の身長を愛してるんじゃなくて、勇という存在を愛しているんだから」
勇「うふふ、ありがとう」
歩「それに勇が今より大きくなったら、立って並んだときに顔が見えなくなっちゃうよ。ずっと勇の顔を見つめていたいのに」
勇「そうだね。僕もリカルドから見つめられたいし、リカルドのことを見つめたいよ」
歩「だろ?」
勇「だけどやっぱり丹羽さんと呉本さんには勝ちたい。特に呉本さん! あの人、態度も大きいのに、物理的にも見下してくるのが許せないんだ!」
歩「透は感情表現がヘタなだけで、悪気があるわけじゃないから…」
勇「それは知ってるけど… ムカつくものはムカつくんだもん」

❤️

2026/5/21

 昼。栄太の執務室にて。
 栄太は椅子に座っている。和真は栄太のデスクの前に立っている。
和真「寮の規則について相談があるんだけど…」
栄太「何でしょう?」
和真「ここのところ暑すぎるよね。だから寮の中では全裸で過ごすことを許可してほしいんだ」
栄太「却下します」
和真「即答!? いつもだったら『検討します』とか言うのに」
栄太「検討するまでもありません」
和真「みんなには聞かないの? 寮は全員で運営することになってるんじゃないの?」
栄太「わざわざ聞かなくても答えはわかりきっています。NOです」
和真「話し合ってみたら違うかもしれないでしょ。この暑さはみんなにとっても耐えがたいはずだよ」
栄太「確かに耐えられない暑さですが、みんなには理性と羞恥心があるんです、和真とは違って」
和真「それならパンイチで過ごすのもダメ?」
栄太「…わかりました。会議くらいはしてもいいでしょう。ただし署名を集めてくださいね」
和真「必要な署名の数は?」
栄太「和真と私を除いて10です」
和真「全員じゃん!」
栄太「もちろん。話し合いすら拒む人がいながら、どうやって相手を説得するつもりなんですか。それに『共有部分では服を着なければならない』なんてトンチキなルールができたのは誰のせいでしたっけ?」
和真「そうだね、俺のせいだったね…」
栄太「そうですよね? 和真が裸でうろちょろするから、みんなから苦情が殺到したんですよね?」
和真「わかったよ… でもパンイチになることに同意してもらえなくても、とりあえず話し合うことに同意してもらえたらいいんだよね? 何とかなるかもしれない。やってみるよ」
栄太「(微笑んで)せいぜい頑張ってください」

❤️

2026/5/14

※勇は福島県の出身です。

 昼。歩の部屋のリビング。
 歩、勇、ソファーで隣り合って座っている。
勇「リカルド、『ナッパタイタン』って知ってる?」
歩「何だって?」
勇「ナッパタイタンだよ。どうやら食べ物らしくて」
歩「それは日本の食べ物?」
勇「おそらく… 寺田さんに作り置きを持って行ってあげようと思って、何が食べたいか聞いてみたら、ナッパタイタンが食べたいって… 寺田さん、急に尿意に襲われたみたいで、意味を尋ねる前にいなくなっちゃったんだ」
歩「そうなんだ… それは瑞希に聞くしかないんじゃないかな。俺に聞かれても困るよ、ブラジル人だもん」
勇「でもトイレを邪魔するのは良くないし…」
歩「いつの話か知らないけど、さすがにとっくに出てるよ。…たぶんネットで調べた方が早いか」
 歩、テーブルの方に手を伸ばし、スマホを掴む。
歩「もう一度」
勇「ナッパタイタン」
 歩、スマホで「なっぱたいたん」を検索。
歩「たぶんこれだ」
 歩、勇にスマホの画面を見せる。
 勇、スマホを覗き込みながら、
勇「なるほど。『菜っ葉を炊いたもの』のことだったのか。味付けはやっぱり関西風かな?」
歩「ところで勇、そんなことまでしてあげてたの? 負担になるようなら断りなよ」
勇「違う、違う。別に負担とか強制されてるとかじゃないよ。僕の一方的なお節介みたいなものだから。寺田さん、料理は得意じゃないみたいだし」
歩「そうならいいけど…」
勇「大丈夫。僕だって気が向いたときにしかやらないよ。これは本当に自己満足なんだ。僕、人から喜ばれることで自分を満たしてるところがあるのかもしれない」
歩「勇はそういうところあるよな。でも自分のことも大事にな」
 歩、勇を抱き締める。
勇「うん。そこはリカルドが面倒を見てくれてもいいんだよ?」
歩「(笑って)そうするよ」

❤️

2026/5/3

※犯罪行為についての軽い言及があります。そのような行為を推奨する意図はありません。
※マリカとは尚人が飼っている猫のことです。

 4月の中旬。夜。瑞希の部屋にて。
 瑞希、成美、和真、テーブルを囲んで床に座っている。テーブルの上には酒やつまみが置かれている。
瑞希「そろそろ尚人の誕生日やん。一応はパートナーやから何か買うたろうと考えてんねんけど、何がええか迷ってんねん」
成美「そういえばそうだったな。去年はどうしてたよ?」
瑞希「特に… この4人で一緒に祝ったからそれでええかなって。でも今年はパートナーとして何かしたろうと思うて」
和真「プレゼントを選ぶのって難しいよね… 候補は?」
瑞希「Francfrancとか?」
成美「尚人、好きだもんな」
和真「でも相手の好きなものを贈るのってけっこう悪手じゃない? 欲しいものは自分で買ってるでしょ」
成美「確かに。猫のグッズはどうよ?」
瑞希「たぶんマリカのことは尚人が一番(いっちゃん)_わかってるからな。やっぱり無難にアクセサリーかな…」
成美「アクセサリーはムズいだろ。俺、アクセサリーを貰って嬉しかったことねぇわ」
和真「瑞希、尚人にはジャスティンデイビスは似合わないよ」
瑞希「何で俺の考えてることわかったんや!?」
成美「瑞希、お前にはプレゼントを選ぶセンスはねぇよ」
瑞希「それくらい承知してるわ。…いっそのこと『極上野菜』にしようかな。知人に用意してくれそうな奴いてるし」
和真「何て?」
成美「『ヤサイ』だよ」
瑞希「合法か違法かで言うたら違法やな」
和真「そっちね。喜ぶだろうね、尚人は」
成美「ポリには黙っててやるよ。せいぜい見つからないようにしろよ」
和真「無難に消え物にしたら? 花とかスイーツとか。やっぱりプレゼントは消え物が最強だよ」
瑞希「それやったら無難すぎへん?」
和真「さすがに誕生日に逮捕されたらかわいそうだからね。リスクは避けよう」
成美「プレゼントなんて気持ちだよ、気持ち。自分のために選んでくれたってことが大切なんだよ」
瑞希「そういうもんけ?」
和真「そういうものでしょ」
成美「買い物には付き合ってやるよ。ところで俺の誕生日が6月9日だって知ってた?」
瑞希「知ってるけど…」
和真「俺の誕生日は9月14日ね」
瑞希「それも知ってるけど。いきなり何?」
成美「期待して待ってんから」
和真「よろしく」
瑞希「ええけど… 俺の誕生日が8月22日やってことも忘れんといてや」

❤️

2026/4/5

※性行為についての言及があります。NSFWです。

 夜。和真の部屋のリビング。
 和真、成美、テーブルを挟んで、向かい合って床に座っている。テーブルの上には酒や軽食。
和真「何で青姦って禁止されてるんだろ。解禁されないかな」
成美「お前、いきなり何てこと言うんだよ」
和真「そんなにマズいこと言った? 成人がプライベートの空間で話してるんだから問題ないでしょ」
成美「そういう問題じゃねぇよ。青姦はダメに決まってんだろ」
和真「どうして? 性行為なんて特別でも何でもないよね。人前でハグやキスするのはいいのに、何でセックスはダメなの? セックスをそこまで特別視する必要ある?」
成美「どうしてって… 目のやり場に困るだろ。青姦してる奴がいたら、その道を通れなくなるじゃねぇか」
和真「セックスが特別なことじゃなくなったら、セックスしてるところを見たとしても恥ずかしいと感じなくなるんじゃないかな。当たり前のことにしようよ、セックス」
成美「そこは排泄と一緒じゃね? うんこするのだって当たり前のことだけど、他人に見せるのは恥ずかしいだろ。トイレなんてなくてもいいってことにはならねぇじゃん」
和真「公衆衛生を保つためにもトイレは必要なんだけど、便器があればドアはいらないよね。うんこするときって暇だから、隣りの人と話せたらいいよね」
成美「お前の考えにはついて行けねぇ… それならうんこしてるときにドアを開けてもいいんだな?」
和真「それは嫌。まだ人前でうんこすることは当たり前じゃないから、俺にも恥の意識がある。セックスなら覗いてくれても構わないよ」
成美「でも他人に無防備なところを見られると、危害を加えられる可能性ないか? 俺はそういうのを考えちまうな」
和真「確かにそうだね… 理想を実現するためには、あらゆるジェンダーとセクシュアリティーが平等であることが必須だよね。そして性教育の徹底ね。お互いがバウンダリーを尊重できるようにならないと」
成美「それは同意なんだけど… 和真、イカれてるのか倫理的なのかわからねぇ…」

❤️

コメント

コメントを受け付けていません。