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むずむず
2026/05/22 16:44○寮 ロビー-中 朝
エレベーターの扉が開き、知久が降りてくる。
勇、ロビーで踊っている。
知久、出口の方に向かいながら、
知久「相良さん、おはよう」
勇、ダンスを止める。
勇「おはようございます」
知久、勇の近くで立ち止まる。
知久「朝から元気やな」
勇「はい、元気はこうやって作り出すものですから。桐生さんは出勤ですか?」
知久「今日は休みやで。ちょっと走りに行こうと思ってて」
勇「珍しいですね、お休みなんて」
知久「一応、ちゃんと休んでるから。栄太と一緒にすんなや」
勇「そうだったんですか。てっきり年に一週間くらいしか…」
勇、いきなり黙る。口を半開きにして、ムズムズしたような表情。
知久「相良さん?」
勇、口を閉じて、首を傾げる。
勇「くしゃみが出そうで出ませんでした」
知久「そういうこともあるよな。(苦笑して)というか俺に吹っかけるつもりやった?」
勇、顔の前で左手を左右に振り、
勇「違いますよ! 何となく不発な気はしてたんです」
知久「もしかして猫にアレルギーあったりする? 直前まで猫と遊んでたから…」
勇「ありますけどたぶん大丈夫です、これだけ開けている場所なら」
知久「それやったら良かった。(笑って)さっきフレーメン反応みたいな顔してたで」
勇「僕、そんなにかわいい?」
知久「相良さん、おっさんやからな…」
勇、口を半開きにする。
知久、一歩_後ろに下がって、
知久「またくしゃみ?」
少し間を置いて、
勇「桐生さん、おならしました?」
知久「…バレた? すかしっ屁やったんやけど…」
勇「すかしっ屁の方が臭いことありません?」
知久「ごめん… ところでさっきの顔、何? フレーメン反応? おっさんがやってもかわいないで」
勇「フレーメン反応なわけないでしょ。僕はホモ・サピエンスです。たぶん臭いと思ったのが顔に出てたんでしょう。失礼しました」
知久「こっちこそおならを嗅がせてごめんやで」
勇「それはいいんです。おならを吸い込むのも人生です。誰かが吐いた息を吸い、誰かが出したおならを嗅ぐ、それが他人と生きるということなのです」
少し間を置いて、
知久「一瞬、『深いこと言うな』って思ったけど、よう考えたら別にそんなことなかった」
勇「僕も深いことを言うつもりで言ったんじゃありません。ところで走りに行かないんですか?」
知久「そうやったな、ほな」
知久、出口の方に向かう。
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エレベーターの扉が開き、知久が降りてくる。
勇、ロビーで踊っている。
知久、出口の方に向かいながら、
知久「相良さん、おはよう」
勇、ダンスを止める。
勇「おはようございます」
知久、勇の近くで立ち止まる。
知久「朝から元気やな」
勇「はい、元気はこうやって作り出すものですから。桐生さんは出勤ですか?」
知久「今日は休みやで。ちょっと走りに行こうと思ってて」
勇「珍しいですね、お休みなんて」
知久「一応、ちゃんと休んでるから。栄太と一緒にすんなや」
勇「そうだったんですか。てっきり年に一週間くらいしか…」
勇、いきなり黙る。口を半開きにして、ムズムズしたような表情。
知久「相良さん?」
勇、口を閉じて、首を傾げる。
勇「くしゃみが出そうで出ませんでした」
知久「そういうこともあるよな。(苦笑して)というか俺に吹っかけるつもりやった?」
勇、顔の前で左手を左右に振り、
勇「違いますよ! 何となく不発な気はしてたんです」
知久「もしかして猫にアレルギーあったりする? 直前まで猫と遊んでたから…」
勇「ありますけどたぶん大丈夫です、これだけ開けている場所なら」
知久「それやったら良かった。(笑って)さっきフレーメン反応みたいな顔してたで」
勇「僕、そんなにかわいい?」
知久「相良さん、おっさんやからな…」
勇、口を半開きにする。
知久、一歩_後ろに下がって、
知久「またくしゃみ?」
少し間を置いて、
勇「桐生さん、おならしました?」
知久「…バレた? すかしっ屁やったんやけど…」
勇「すかしっ屁の方が臭いことありません?」
知久「ごめん… ところでさっきの顔、何? フレーメン反応? おっさんがやってもかわいないで」
勇「フレーメン反応なわけないでしょ。僕はホモ・サピエンスです。たぶん臭いと思ったのが顔に出てたんでしょう。失礼しました」
知久「こっちこそおならを嗅がせてごめんやで」
勇「それはいいんです。おならを吸い込むのも人生です。誰かが吐いた息を吸い、誰かが出したおならを嗅ぐ、それが他人と生きるということなのです」
少し間を置いて、
知久「一瞬、『深いこと言うな』って思ったけど、よう考えたら別にそんなことなかった」
勇「僕も深いことを言うつもりで言ったんじゃありません。ところで走りに行かないんですか?」
知久「そうやったな、ほな」
知久、出口の方に向かう。
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