diary

私のこと

2026/11/01 17:10
私が創作する一番の動機は「自分のための創作物を自分で作ること」

いきなり個人的な話であれなんだけど、子どもの頃の私は「不遇」な日々を過ごしていた
大多数の子どもにとってフィクションは夢や希望になっていたかもしれないが、当時の私にとっては何の慰めにもならなかった
スペシャルな人物がスペシャルな能力によって困難を乗り越える、それはつまり奇跡でも起きなければ困難は乗り越えられないということなのか?
そもそも困難を乗り越える力がないとき、困難を抱えたままどうやって生きればいいのか?
その思いに応えてくれる作品に私は出会えなかったのだ

やがて大人になり自分から創作物を鑑賞するようになって、いくつか共感できる物語にも出会った
特に洋画は私の世界を広げてくれた
まず衝撃を受けたのがキャリー(1976年/アメリカ)
「私のための物語はここにあったんだ」と初めて思えた作品だ
私もかつては家族関係が複雑で、学校では孤立していたからだ
主人公が学校を滅茶苦茶にしてしまう結末にも最高にカタルシスを覚えた
アメリ(2001年/フランス)も好きだ
コミュニケーションが苦手であることをあんなにも肯定してくれる物語が他にあるだろうか
しかしそれでも物語の中に居場所を見つけることは容易ではなかった

自分のための物語がないなら自分で作ろう、そんな思いで始まったのがthe secret garden
人生は時に苦しく、悲しく、憎たらしく、絶望的でままならぬことだらけだが、それでも笑って生きることはできると信じたくて書いている
登場人物にマイノリティーが多いのも、既存の物語から疎外されている人々の話にしたかったからだ

私は自分のために物語を書いている
だけどそこに誰かが少しでも居場所を感じてくれたら、少しでも笑ってくれたら、私にとってそれほど嬉しいことはないだろう

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