the boss's new clothes
尚人「ちょっとええ? とりあえず定例会議は置いといて、栄太が裸か裸ちゃうんか話し合わへん?」
昴「話し合ってどうするんですか。話し合ったところで事実は動かないでしょうが」
尚人「そうやけど… ほな、どないしたらええん」
栄太「私は良いアイデアだと思いますよ。事実が何かは別にして、皆さんが納得する答えには辿り着きますよね」
真澄「確かにそうかも」
勇「そうなのかな? 何だか丸め込まれてる気がするんですが…」
栄太「では定例会議を中断して、茂呂栄太が全裸か否か話し合いましょう。これで評価が変わることはありませんから、忌憚なく意見をぶつけてください。ではキョンから」
京介「俺か!?」
栄太「そうです。キョンなら率直な意見を言ってくれそうですから」
京介「…俺は裸だと思う」
栄太「さすがキョン、期待した通り。ですが根拠は何でしょう? キョンは着ていないと思っている、私は着ていると主張している。どうぞ私を論破してみてください」
京介「根拠? そんなの『裸に見えるから』しかないだろう」
栄太「んー、それでは弱いですね。主観的すぎます」
京介「それを言うなら、まずお前が客観的に証明してみろ」
栄太「(笑って)そうしたいんですけどね。それを明かしたら話し合いになりませんので。楽しみは最後に取っておくものですよ」
京介「クソ、ふざけやがって!」
栄太「次、和真。貴方なら論理的な説明ができそうですね」
和真「俺も裸だと思う」
栄太「理由は?」
和真「理由? そうであってほしいからだよ。人は自分が信じたい世界を見るものだからね。栄太に裸であることが許されているなら、俺にも許されるはずだ。俺は自由だ!」
和真、その場に立ち上がり、自身のベルトに手をかける。
成美「おい、和真!」
成美、慌てて立ち上がり、和真の腕を掴む。
成美「お前まで同類になるな!」
尚人も続いて立ち上がる。
尚人「早まったらあかん」
和真、手を止めて、
和真「それもそうだね」
和真、成美、尚人、椅子に座る。
勇、軽く右手を挙げて、
勇「ちょっと提案があるんですが。触ってみるのはどうでしょう?」
栄太「Sounds good ! 相良さんはいつも異なる視点を持ち込んでくれますね」
勇「だって見てもわからないなら触るしかないですよ」
尚人「全く同意するわ」
瑞希「その案には賛成なんやけどさ… もし触ってみてホンマに全裸やったらどうする? 俺は抵抗あんねんな」
透「確かに嫌かもな…」
勇「そのときは堂々としていればいいんですよ。恥ずかしいのは茂呂さんであって僕らではありません」
真澄「私も賛成。丹羽さんが言ってたように、話し合ってもどうにもならないし」
歩「もうそれしかないんじゃないかな」
栄太「いいでしょう。どうぞ触ってください。遠慮なさらず、着ているので」
一同(栄太を除く)、椅子から立ち上がる。
一同(栄太を除く)、代わる代わる栄太の肩や腕に触れる。栄太は触られても動じない。栄太に触れた人はそれぞれ、不思議そうだったり困惑したような表情をしている。
歩「素肌…だよな?」
勇「素肌でしたね。直に体温を感じました」
和真「尚人はどう思う?」
尚人「俺も素肌のような気ぃしたんやけど… もう自分で自分を信じられへん」
成美「こいつ、マジで全裸なのか?」
一同(栄太を除く)、席に戻る。
栄太「相良さん、どうでしたか? 着ていたでしょう?」
勇「茂呂さんがなぜ着ていると言い張るのか、僕には理解できませんが…」
昴「話し合ってどうするんですか。話し合ったところで事実は動かないでしょうが」
尚人「そうやけど… ほな、どないしたらええん」
栄太「私は良いアイデアだと思いますよ。事実が何かは別にして、皆さんが納得する答えには辿り着きますよね」
真澄「確かにそうかも」
勇「そうなのかな? 何だか丸め込まれてる気がするんですが…」
栄太「では定例会議を中断して、茂呂栄太が全裸か否か話し合いましょう。これで評価が変わることはありませんから、忌憚なく意見をぶつけてください。ではキョンから」
京介「俺か!?」
栄太「そうです。キョンなら率直な意見を言ってくれそうですから」
京介「…俺は裸だと思う」
栄太「さすがキョン、期待した通り。ですが根拠は何でしょう? キョンは着ていないと思っている、私は着ていると主張している。どうぞ私を論破してみてください」
京介「根拠? そんなの『裸に見えるから』しかないだろう」
栄太「んー、それでは弱いですね。主観的すぎます」
京介「それを言うなら、まずお前が客観的に証明してみろ」
栄太「(笑って)そうしたいんですけどね。それを明かしたら話し合いになりませんので。楽しみは最後に取っておくものですよ」
京介「クソ、ふざけやがって!」
栄太「次、和真。貴方なら論理的な説明ができそうですね」
和真「俺も裸だと思う」
栄太「理由は?」
和真「理由? そうであってほしいからだよ。人は自分が信じたい世界を見るものだからね。栄太に裸であることが許されているなら、俺にも許されるはずだ。俺は自由だ!」
和真、その場に立ち上がり、自身のベルトに手をかける。
成美「おい、和真!」
成美、慌てて立ち上がり、和真の腕を掴む。
成美「お前まで同類になるな!」
尚人も続いて立ち上がる。
尚人「早まったらあかん」
和真、手を止めて、
和真「それもそうだね」
和真、成美、尚人、椅子に座る。
勇、軽く右手を挙げて、
勇「ちょっと提案があるんですが。触ってみるのはどうでしょう?」
栄太「Sounds good ! 相良さんはいつも異なる視点を持ち込んでくれますね」
勇「だって見てもわからないなら触るしかないですよ」
尚人「全く同意するわ」
瑞希「その案には賛成なんやけどさ… もし触ってみてホンマに全裸やったらどうする? 俺は抵抗あんねんな」
透「確かに嫌かもな…」
勇「そのときは堂々としていればいいんですよ。恥ずかしいのは茂呂さんであって僕らではありません」
真澄「私も賛成。丹羽さんが言ってたように、話し合ってもどうにもならないし」
歩「もうそれしかないんじゃないかな」
栄太「いいでしょう。どうぞ触ってください。遠慮なさらず、着ているので」
一同(栄太を除く)、椅子から立ち上がる。
一同(栄太を除く)、代わる代わる栄太の肩や腕に触れる。栄太は触られても動じない。栄太に触れた人はそれぞれ、不思議そうだったり困惑したような表情をしている。
歩「素肌…だよな?」
勇「素肌でしたね。直に体温を感じました」
和真「尚人はどう思う?」
尚人「俺も素肌のような気ぃしたんやけど… もう自分で自分を信じられへん」
成美「こいつ、マジで全裸なのか?」
一同(栄太を除く)、席に戻る。
栄太「相良さん、どうでしたか? 着ていたでしょう?」
勇「茂呂さんがなぜ着ていると言い張るのか、僕には理解できませんが…」