四季彩り折々
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「宗次郎。」
「なんですか。」
「宗次郎はおっぱい小さい方が好き?」
「……頭大丈夫ですか。」
「えっ!その返しは『この僕が小さいおっぱいが好きなように見えますか巨乳派ですよ馬鹿者』って意味ですか!?どっちですか!?」
「真っ昼間から何頭を腐敗させてるんですかという意味です。」
「まあ私の頭の螺子が外れてることは置いておいて。」
「自覚あったんですか。」
「で、宗次郎はどっちが好きなの??」
ずいっと宗次郎を覗き込む。
不必要なほど真剣な眼差しで覗き込まれ、宗次郎は思わずたじろいだけれど。
「えー…それを知ったところでどうするんですか…何かの役に立つんですか。」
「…え~と、瀬田様はこんな乳が好きだってよって言い触ら」
「暇なんですか。やめてください。」
斬り捨てられて、名無しは暫し口を噤んだけれども。
「………まぁ興味ほ」
「興味本位はもっとやめてくださいね。」
「……宗次郎も。」
「?」
「…宗次郎も大きくて由美さんみたいな胸が好きなのかなって気になっちゃって…」
「……」
「私あんなに大きくないから…」
はあ、と溜め息をついて片手を自分の胸に軽く乗せた名無し。
「もし大きいのが好きなら…私…」
「…そんなこと、」
不安げに見える表情に、思わず彼女を宥めようとしたけれども。
「──大きくしようかなって思って!」
「???」
場違いなほどの明るい声音に謀らずとも目が点になる宗次郎。
彼の様子に構わず名無しは楽しみを見出したかのように語りまくる。
「牛乳嫌いだけど毎日ちゃんと飲んで、運動して…そう、今までろくに体動かしてなかったのがダメだったんだと思う!そいで揉んでみて血行良くしたら大きくなるかもって!善は急げって言うでしょ!もし宗次郎が大きい胸が好きなら…!」
「落ち着いてください名無しさん。生き急ぎすぎですよ。」
「じゃあ宗次郎は私のこの胸でいいの??貧しいよ?」
「まだ何も言ってないでしょ。」
縋る目で見つめてくる名無しを宥めるように。
「…僕は別に女の人をそういう風に見てないですし…名無しさんのことだって、そういう目というか基準では…」
「……私そんなに魅力ないんだ……恋人なのに……」
「い、言い方が悪かったみたいですね、すみません。」
話題が話題なのと、名無しの反応に少ししどろもどろとなりながらも、宗次郎はまっすぐ名無しに向き合う。
「…名無しさんの人となりが好きなので…その、名無しさんを見た目で善し悪し判断したりはしないんですよ。」
「…でも、おっぱいないよりある方がいいでしょ…?」
「関係ありません。
……名無しさんの体ならそれが好きっていうか……///」
「……///」
「…なぜ黙るんですか。何か返事してくださいよ。」
「宗次郎が…好きならいいけど…でも、この先…宗次郎に揉まれたら、ひょっとして由美さんみたいに大きくなるのかなって、ふと思っちゃって…//」
「ああもう黙ってください///」
思わず宗次郎は声を荒げたけれど。
「…僕、そんなに詳しくないんでよく分からないんですけど…別に名無しさん、そんなに小さくはないんじゃ…」
「えっ…?//」
「!何でもありません!//」
赤面しながら慌てて口を噤む宗次郎でした。
禁断のお話
(等身大の貴女で。)
由「…あの子らこの流れでもイチャイチャしないだなんて。」
鎌「…もうこのまま応援しましょう…」
いいおっぱいの日でした。