第1章
夢小説設定
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何人ものいかつい奴らが向かってくる。
拳で、蹴りでそれを華麗に対処していく
打ち続ける拳は真っ赤に染まっていく…
が、俺の血ではない。
相手からもらう、汚い薄汚れた血。
そして、それは俺が着ているスーツにも同様だった。
また、怒られるかなこれ
と思っていると案の定
「それ…車乗るとき全部脱いでよ…」
と思い描いていた声が後ろから聞こえた。
「ふふ、キレイな緋色でしょ」
少しだけ、自分の片割れに目を配ってから
まだ向かってくる敵を倒していく
…ああ、また汚ない花火が上がる
けれども、決して嫌な顔をしない。
あいつが遠距離なら、汚くても近距離を選ぶ。そう決めたのは紛れもない自分だ。
「うわっ!」
背後から驚愕音と共に汚い花火が上がる。
どうやら俺が倒した敵がキレイなスーツを汚したらしい。
その後、ブチギレたあいつがすばやく敵を片付け、この場は収まったのだけど…
機嫌が悪くなったあいつが、指示を出してもらって次のところに駆けていったところで
俺は、あいつの機嫌が悪くなる原因だった『もの』を踏みつける
グリグリと…もう人としての機能を果たしていないそいつを何度も、何度も。
「ねえ、あいつに何したの?」
帰ってくるはずもない質問を投げかける
俺だってね、相当機嫌が悪いんだ。
「…ふうん。答えないんだ」
冷酷な眼差しをそいつに向けて、言葉を言い放つ
そして、ニヤリと口角を上げて
「俺に逆らったものは…罰を受けないとね?」
グチャリと鈍い音がする
顔であったところを踏んづけたのだ
言葉にできないほどに醜くなった姿に一瞥し
スッと立ち上がる
血で真っ赤に染まり上がった床が赤い絨毯のように思える
そしてそこに佇む姿は優雅で美しい。
まるで、君臨する王様のよう……
「国王!終わったでやんすか!」
「さすがvent やな〜美しい!」
_セクシー、ロイヤル、美しく…それが俺のモットー。
〈vent 〉RYOTA MIYADATE
イタリア語で風
「NEVE 」の戦闘隊員。拳と蹴りで戦うが銃もナイフも使えるオールラウンダー。pioggia とは異母兄弟。温厚で優しく周りを見守る。好きな言葉は「party time」
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何人ものいかつい奴らが向かってくる。
拳で、蹴りでそれを華麗に対処していく
打ち続ける拳は真っ赤に染まっていく…
が、俺の血ではない。
相手からもらう、汚い薄汚れた血。
そして、それは俺が着ているスーツにも同様だった。
また、怒られるかなこれ
と思っていると案の定
「それ…車乗るとき全部脱いでよ…」
と思い描いていた声が後ろから聞こえた。
「ふふ、キレイな緋色でしょ」
少しだけ、自分の片割れに目を配ってから
まだ向かってくる敵を倒していく
…ああ、また汚ない花火が上がる
けれども、決して嫌な顔をしない。
あいつが遠距離なら、汚くても近距離を選ぶ。そう決めたのは紛れもない自分だ。
「うわっ!」
背後から驚愕音と共に汚い花火が上がる。
どうやら俺が倒した敵がキレイなスーツを汚したらしい。
その後、ブチギレたあいつがすばやく敵を片付け、この場は収まったのだけど…
機嫌が悪くなったあいつが、指示を出してもらって次のところに駆けていったところで
俺は、あいつの機嫌が悪くなる原因だった『もの』を踏みつける
グリグリと…もう人としての機能を果たしていないそいつを何度も、何度も。
「ねえ、あいつに何したの?」
帰ってくるはずもない質問を投げかける
俺だってね、相当機嫌が悪いんだ。
「…ふうん。答えないんだ」
冷酷な眼差しをそいつに向けて、言葉を言い放つ
そして、ニヤリと口角を上げて
「俺に逆らったものは…罰を受けないとね?」
グチャリと鈍い音がする
顔であったところを踏んづけたのだ
言葉にできないほどに醜くなった姿に一瞥し
スッと立ち上がる
血で真っ赤に染まり上がった床が赤い絨毯のように思える
そしてそこに佇む姿は優雅で美しい。
まるで、君臨する王様のよう……
「国王!終わったでやんすか!」
「さすが
_セクシー、ロイヤル、美しく…それが俺のモットー。
〈
イタリア語で風
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