第1章
夢小説設定
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パンパンッ
軽快な破裂音とともに辺りが真っ赤に染まってゆく
その手拍子のようになる音の正体は2丁のリボルバーである
そしてそれを操るのは
スーツを身にまとい青いチーフを胸に入れた、塩顔の男であった。
彼は2丁のリボルバーを左右に持ち
器用に敵の頭をぶち抜いていく
目の前で人が死んでいくというのに
彼は無情にも真顔である
『あ〜pioggia そこ終わったらさ、vent の方行ってくんない?』
「えぇ〜…」
耳からの指示を受けて明らかに眉間にシワがよった
いや、元から真顔だと思えた塩顔は
銃弾を発砲するたびに眉間にシワがよっていたのだ。
彼はそこら一帯を片付けると奥の部屋にいる仲間のところにいく
そしてその現場を目の当たりにすると
苦虫を噛み潰したように顔を歪めた
「それ…車乗るとき全部脱いでよ…」
男の予想通り、
その現場には何人もの敵をなぎ倒した返り血であろう赤色に染まりつつあるスーツを着た仲間が
敵に向かって回し蹴りをくらわせていたのである
バタッと敵が倒れていく
こっちに気づいた仲間が
優雅にこちらを一瞥し
「ふふ、キレイな緋色でしょ」
と言いながら優雅に戦闘に戻る
「はあ…」
彼はため息をつくしかなかった
その時、彼の足元にいた、
すでに仲間によって倒されている敵が彼の足を掴んだ
もっとも、とてつもなく血に染まった汚い、それはそれは汚い、手で、だ。
「うわっ!」
パンッ
反射的に敵の頭に銃弾をぶち込む
ブシュッと嫌な音をたてて彼の足元に真っ赤な花火が上がった
そのおかげで見事に彼のスーツは緋色に染まってしまったのだ
「うっわ…マジで最悪…」
彼は眉間のシワをさらに濃くし
怒りを沸々と湧き上がらせ
「…vent、ちょっと退いて」
未だ多くの敵を仕留めている仲間にそう告げると
パンパンパンパンッッッ
両手のリボルバーを怒りのままに乱れ打ちをしはじめた
そして30秒後にはこの辺り一帯に立っている人がスーツ2人、つまり彼と仲間しかいなくなっていたのである
『うおっまたpioggiaが暴れてんの?笑』
『ちょ、その潔癖症ほんとにどうにかなんない?』
イヤモニから聞こえるのはそういった声
そう、この男がずっと眉間にシワが寄っていたのは「潔癖症」が原因だったのである
「あ〜もう!cielo 次のやつらどこ!?」
彼の眉間のシワはまた深くなったのであった
__生憎片付けるのは得意なんでね
〈pioggia 〉SHOTA WATANABE
イタリア語で雨
「NEVE 」の戦闘隊員であり、両手で銃を扱い遠距離攻撃を好む。近距離も得意だが重度の潔癖症のため汚れるのを嫌う。女関係で問題起こしがち。たまにバブい5歳児。
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パンパンッ
軽快な破裂音とともに辺りが真っ赤に染まってゆく
その手拍子のようになる音の正体は2丁のリボルバーである
そしてそれを操るのは
スーツを身にまとい青いチーフを胸に入れた、塩顔の男であった。
彼は2丁のリボルバーを左右に持ち
器用に敵の頭をぶち抜いていく
目の前で人が死んでいくというのに
彼は無情にも真顔である
『あ〜
「えぇ〜…」
耳からの指示を受けて明らかに眉間にシワがよった
いや、元から真顔だと思えた塩顔は
銃弾を発砲するたびに眉間にシワがよっていたのだ。
彼はそこら一帯を片付けると奥の部屋にいる仲間のところにいく
そしてその現場を目の当たりにすると
苦虫を噛み潰したように顔を歪めた
「それ…車乗るとき全部脱いでよ…」
男の予想通り、
その現場には何人もの敵をなぎ倒した返り血であろう赤色に染まりつつあるスーツを着た仲間が
敵に向かって回し蹴りをくらわせていたのである
バタッと敵が倒れていく
こっちに気づいた仲間が
優雅にこちらを一瞥し
「ふふ、キレイな緋色でしょ」
と言いながら優雅に戦闘に戻る
「はあ…」
彼はため息をつくしかなかった
その時、彼の足元にいた、
すでに仲間によって倒されている敵が彼の足を掴んだ
もっとも、とてつもなく血に染まった汚い、それはそれは汚い、手で、だ。
「うわっ!」
パンッ
反射的に敵の頭に銃弾をぶち込む
ブシュッと嫌な音をたてて彼の足元に真っ赤な花火が上がった
そのおかげで見事に彼のスーツは緋色に染まってしまったのだ
「うっわ…マジで最悪…」
彼は眉間のシワをさらに濃くし
怒りを沸々と湧き上がらせ
「…vent、ちょっと退いて」
未だ多くの敵を仕留めている仲間にそう告げると
パンパンパンパンッッッ
両手のリボルバーを怒りのままに乱れ打ちをしはじめた
そして30秒後にはこの辺り一帯に立っている人がスーツ2人、つまり彼と仲間しかいなくなっていたのである
『うおっまたpioggiaが暴れてんの?笑』
『ちょ、その潔癖症ほんとにどうにかなんない?』
イヤモニから聞こえるのはそういった声
そう、この男がずっと眉間にシワが寄っていたのは「潔癖症」が原因だったのである
「あ〜もう!
彼の眉間のシワはまた深くなったのであった
__生憎片付けるのは得意なんでね
〈
イタリア語で雨
「
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