進撃の巨人
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壁外調査後、エルヴィンは足早に報告を済ませてノノの家を訪れた。ノノは扉を開け「団長さん、おかえりなさい」と微笑み迎える。それを見て、衝動的にノノを抱きしめた。そのまま強引に部屋の奥まで進み、扉が閉まる音を確認するとベッドに倒れこんだ。
命がけの調査から戻り、今まで一瞬たりとも解かないでいた緊張を緩められるのはいつもノノを抱きしめるこの瞬間。
「んぅ…ふっ」
二人は息もできない程のキスを交わす。ノノの頭を優しく撫で、首筋、胸、腰とに触れ、人肌の温もりを確かめる。先ほどまで冷たくなった仲間の死体に触れていた手。この手に再び熱を与えられるのは愛しいノノだけだった。
「すまない、乱暴だったな」
「ううん。嬉しい…生きて帰ってきた」
「今回は…正直少しこたえたよ」
ノノはエルヴィンの両頬を優しく包み込んでまっすぐ見つめた。親指で頬をさすりながら、愛おしい目線を送る。エルヴィンの瞳の奥は揺らいでいた。今、命があることが不思議なくらいだと語ってるかのように。
(今だけは、すべての苦しみから解放されて、ただただ安心してほしい。それだけを喜ぶ時間にしようよ…エルヴィン)
二人はもう一度長いキスをして、目を閉じた。
...end
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