ハリーポッター
お名前は?
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
目が覚めた時、幸せな気分で口元が緩んでいるのを感じた。あまり良い夢を見たことがなかったから、これは貴重な朝だ。ルーピンは体を起こして、しばらく夢の余韻を楽しんだ。どんな夢かはっきりと覚えていないけれど、ノノがそばにいて、
「窓際で、笑っていた」
今日は学校はお休み。生徒たちには課題を出したばかりでまだ採点するテストもないルーピンは、本当にくつろぐ休日を過ごせるとホッとした。レコードを選びカーテンを開けると、窓際に咲く花が満開の姿で太陽に向いていた。やっぱり良い朝。ルーピンは夢で見たノノに会いたいと思った。今日彼女は何をしてるだろう。
着替えて、窓際に体を傾ける。珈琲を片手に外を覗くとノノが後輩たちに囲まれて杖を振っているのが見えた。教職員として危ないことに手を出してはいないかとつい心配になり窓を開け、様子を伺った。
『レパロ!』
ノノが強く呪文を発するとノノの手に乗っていた何かが軽快に空を舞っていき、それはルーピンの開けた窓までやってきた。(鳥?)ルーピンが片手を差し出すと、それがパタパタと動きやがて止まった。青い鳥の形をした魔法のおもちゃだった。
「あ、それ、逃げないように捕まえててくださーい!」
ルーピンは鳥を撫でて懐かせて、ノノが来るのを待った。ノノは部屋までくると窓際で鳥を受け取った。後輩が持ってきた祖母の形見を治したということらしい。ノノは満足げに、下にいる後輩に手を振り無事を伝えた。夢に見た、あの笑顔で。
「ルーピン先生、お騒がせしてすみません」
「いいんだよ。すごく気分が良くなったからね」
青い鳥は、ほんとうに幸福を運ぶ鳥。
...end
*気に入っていただけましたら ☆ ★ をポチっとお願いします。