積み木遊び
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「は〜〜い皆さんよく聞いてぇ〜〜」
お昼休み。
5人仲良く皆んなでお弁当を広げる3年6組あたしのクラス。ついでに及川のクラス。
「何ー?」
「どうした月咲」
「そのポーズいる?」
「今日は一段と及川みたいだな」
両手を広げてドヤ顔したら、我がキャプテンに例えられてしまった。
狙ったけども…狙ったけども言われると腹立つ…
「今日はですねぇ〜〜、体育館使えないんでランニングして渡り廊下で筋トレしてから解散だそうですよ〜〜」
「それ朝聞いたよ」
「改めて言ったんだよ察しろよ及川バァァカ!」
「マイちゃん口悪いよ!」
「で、何?改めて言うんだから続きがあるんデショ?」
「察しがいいな松川氏よ…」
ふたたび着席して、自分作の卵焼きを一口かじる。
今日は塩が効きすぎてる。くそ。
みんな興味なさげに自分のご飯を食べてるから、なんかむかついた。
パッと笑顔に切り替えて、一言。
「終わったらみんなでスイーツビュッフェ行こー!!」
「あっ俺行きたい!!」
「俺もさんせーい」
「俺は行きたくねぇ」
「岩泉に同じ」
「は?」
何だと!?
あたし・及川・花巻と、岩泉・松川で意見が割れてしまった。
「多数決ですぅー、3:2だから行くんですぅー」
「お前そういうのは女子と行けよ。何が楽しくてデケェ男4人とそんなとこ行かなきゃなんねえんだよ」
「岩泉安心しろ、月咲は一応女子だ」
「ハイ花巻さんペナルティー1!!」
「あっ月咲お前今自分で自分の首絞めたからな!」
「しまった!!」
「花巻がペナルティで離脱〜。これで2:2ね」
松川がしたり顔でニヤニヤし始める。
くそっ、戦力を削いでしまった…!
「まぁ俺は行くの賛成だけど、確かにデカイ男4人引き連れてって絵面は悪いよね」
「そういえば女子の友達とかいねーの?一緒に居るとこ見たことねえけど」
4人の視線が一挙に集まる。
花巻、お前は本当余計なことばっかり…!
「いないからお前らに頼んでんだよ!!!友達いなくて悪いか!!!」
教室に響くあたしの声。
友達とスイーツビュッフェに行きたくて、月咲マイ17歳、プライドを捨てた。