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幸福論
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「「おつかれーっしたぁーーーー!!」」
期末テストが近い事もあり、武田先生の都合で今日の練習は半日。
全日練習とあまり変わらない量を詰め込んでこなしたから、どっと疲れが押し寄せてくる。
この後マイとデートだし、早く帰らないと…
「月島ァ!何急いでんだァ?!」
「マイちゃんとデートだろ!そうだろ!」
「そうだと思うなら構うなよ…」
田中さんと西谷さんに捕まりそうになった所を、縁下さんが助けてくれる。
ホント、この2人に捕まったら最後だ。
さっさと着替えをして、部室を一番最初に出る。
「お先に失礼シマース」
「おう、お疲れ!」
「今日えらく急いでんなぁ?デートだろ月島!」
主将に軽く会釈をして出ようとしたところで、次は菅原さんに捕まる。
ああ、もうなんでこうなるんだよ。
「…急いでるんで、ほっといて下さい」
「なんだよ連れねぇなぁ」
「まぁまぁスガ、詳しい話は明日聞こう」
「それじゃ、お先です」
「おう!また明日な!」
僕につきまとおうとする菅原さんを、次は東峰さんが引き剥がしてくれた。
常識人の助けを借りて動物園をさっさと抜け出す。
着替えも持ってきてないから一旦家に戻らないと行けないし、思ったより時間がない。
それよりマイ、全くメールとかしてこないけど起きてんのかな。
まさか忘れてないよね?昨日も言ったし。
いろいろ不安はあるけど、僕はとりあえず家に急ぐことにした。
+++
速攻で帰って最寄りのバス停に急ぐ。
マイの家は僕の家から結構遠くて、歩きや自転車では行けない。
2回行っただけで道順を覚えてしまう僕もなかなか気持ち悪い。
北側第一の校区方面に向かうバスを待ってると、マイから連絡が来た。
[ 今、外出てるんだけどどこ集合?直接行く ]
…家に居ないの?
僕の約束の前に何か用事でもあったのか。
少し悶々としつつも、これで遊ぶ時間が増えたと思うことにして集合場所を指定する。
[ わかった。すぐ近くだから、その辺の喫茶店で待ってる ]
慣れたような反応。
ホント、この人はスレてんのかスレてないのか分からない。
常識はずれな子供みたいな反応をしたと思えば、ずっと大人っぽい時だってある。
まあ、その意味のわからなさがマイの魅力なんだけど。
マイが待っている方面へのバスは、本来乗る予定だったもののすぐ後にやってきた。
服、変じゃないかな。浮かれてるように見えないかな。
普段なら考えないような至極どうでもいいことを考えながら、僕はバスに乗った。
「「おつかれーっしたぁーーーー!!」」
期末テストが近い事もあり、武田先生の都合で今日の練習は半日。
全日練習とあまり変わらない量を詰め込んでこなしたから、どっと疲れが押し寄せてくる。
この後マイとデートだし、早く帰らないと…
「月島ァ!何急いでんだァ?!」
「マイちゃんとデートだろ!そうだろ!」
「そうだと思うなら構うなよ…」
田中さんと西谷さんに捕まりそうになった所を、縁下さんが助けてくれる。
ホント、この2人に捕まったら最後だ。
さっさと着替えをして、部室を一番最初に出る。
「お先に失礼シマース」
「おう、お疲れ!」
「今日えらく急いでんなぁ?デートだろ月島!」
主将に軽く会釈をして出ようとしたところで、次は菅原さんに捕まる。
ああ、もうなんでこうなるんだよ。
「…急いでるんで、ほっといて下さい」
「なんだよ連れねぇなぁ」
「まぁまぁスガ、詳しい話は明日聞こう」
「それじゃ、お先です」
「おう!また明日な!」
僕につきまとおうとする菅原さんを、次は東峰さんが引き剥がしてくれた。
常識人の助けを借りて動物園をさっさと抜け出す。
着替えも持ってきてないから一旦家に戻らないと行けないし、思ったより時間がない。
それよりマイ、全くメールとかしてこないけど起きてんのかな。
まさか忘れてないよね?昨日も言ったし。
いろいろ不安はあるけど、僕はとりあえず家に急ぐことにした。
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速攻で帰って最寄りのバス停に急ぐ。
マイの家は僕の家から結構遠くて、歩きや自転車では行けない。
2回行っただけで道順を覚えてしまう僕もなかなか気持ち悪い。
北側第一の校区方面に向かうバスを待ってると、マイから連絡が来た。
[ 今、外出てるんだけどどこ集合?直接行く ]
…家に居ないの?
僕の約束の前に何か用事でもあったのか。
少し悶々としつつも、これで遊ぶ時間が増えたと思うことにして集合場所を指定する。
[ わかった。すぐ近くだから、その辺の喫茶店で待ってる ]
慣れたような反応。
ホント、この人はスレてんのかスレてないのか分からない。
常識はずれな子供みたいな反応をしたと思えば、ずっと大人っぽい時だってある。
まあ、その意味のわからなさがマイの魅力なんだけど。
マイが待っている方面へのバスは、本来乗る予定だったもののすぐ後にやってきた。
服、変じゃないかな。浮かれてるように見えないかな。
普段なら考えないような至極どうでもいいことを考えながら、僕はバスに乗った。
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