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「はぁ?!なんだありゃ」
レオリオが叫ぶのも無理はなく、問題の傾向がわかるかもと男を先に行かせたのはよかったが、謎かけバアちゃんのクイズは傾向も何も、答えさえ無いような問題であった。
男はアッサリと正面の道をあけられ先へ進んでいった。それを見てキレるレオリオを、クイズの答えに気付いたクラピカは押さえた。そんな中、モモとゴンは難しい顔をして黙っていた。
「息子と娘…」
謎かけバアちゃんは再び問う。先ほどの男となんら変わりないクイズ。カウントダウンが始まる。
(うーん。どういうことなんだろ、この質問…こんなの選びっこないし!でも、それじゃあクイズに正解できないし…うーん)
うーん…と心の中で唸っていると、すごい殺気を感じ瞬時にモモは顔を上げる。
先程から殺気…というか怒気は感じていたのだが、知り合いのものだったし自分に向けられたものではなかったので、放っていた。
だが今は違う。目の前のレオリオは本気の目だ。
ええ?!ちょっと待って…!心の中で驚きの声を上げつつ止める方法をフル回転で考える。
「いうひゃわぁあ!」
その瞬間マヌケな声が上がる。
殺気立ててたレオリオも、それを止めようとしてたクラピカも力が抜け、声の発信源を見る。
「…なんという声を出すのだ、ゴン」
驚きと呆れが混ざったような複雑な顔をするクラピカ。隣のレオリオも言葉は発してないが、クラピカと同じようなことを思っているのだろう。その顔からはすっかり殺気が抜けてしまっている。
「いや!…俺じゃなくてっモモが…!」
顔を赤くして叫ぶゴン。何があった?という顔をする二人。もうーモモー!と言うゴンの視線の先には、あははーゴメンねと苦笑するモモがいた。
「どうしたらいいか考えた時に、力を抜けさせるのが一番って思って…ゴンをくすぐってみたの。ゴメンね。ゴン、ビックリさせて」
苦笑気味に話しながら顔を周りに目を向ける。
「すっかり気ぃ抜けちまったぜ」
「ちょっとビックリしたけどいいよ」
「それにしてもゴン。マヌケな声だったな」
ニヤニヤしながらゴンを小突くレオリオにゴンは素直に笑う。
モモの狙いは、レオリオを止めることと戦意を無くさせること。どちらもあの一瞬で考えたのだ。
そんな四人のやり取りを見て、謎かけバアちゃんは「ぎゃっはっはっはっ」と豪快に笑った。笑い終えると本当の正解の道を開ける。
お礼を言いながら別れを告げるゴン、レオリオと、固まってしまったモモとクラピカがいた。どうやら笑った顔があまりにも恐ろしかったらしい。
モモは後に、あれほど怖い思いはあの時以来してません!と言うほどだったとか。
---
先程のモモとクラピカの反応を揶揄いながら、さらに一本杉を目指し歩いていく。やはり四人はこれからハンター試験に向かうとは思えないほど賑やかだった。
「いやぁ、マジでさっきのモモとクラピカは笑えたぜ」
レオリオの思い出し笑いは何度目だろうか。最初は照れていた二人もあまりのしつこさに呆れる。
「もう…しつ……?!!」
さすがに抗議の声を上げようとした瞬間、悲鳴が聞こえる。瞬時に4人は声のした方へ走っていく。
そこには魔物によって女を拐われそうになっている傷だらけの男が助けてくれと叫んでいた。魔物はニヤリと笑うと女を拐って森へ逃げていく。レオリオが負傷している男に駆け寄ると3人は魔物を追いかけるため走り出す。
見失わないように気配を追いながらゴンは木の枝の間を上手く跳んでいく。それをクラピカは地上から追いかけていた。
(先程からモモの姿が見えないな…どうしたんだ……まさか!…いや、仮にもハンター試験を受けに来ているんだ、簡単に襲われることはないだろう)
クラピカが考えを巡らせていると、ゴンが魔物に追い付き攻撃するのが見えた。拐われた女性が手から離される。
「クラピカ。女の人をお願い!」
「ああ」
ゴンに掛けられた声に迷わず答える。先ほどの追跡能力を見ると魔物の捜索は自分より適任だ。クラピカは急いで女性のもとへ駆け寄る。クラピカの方をチラっと確認するとゴンはまた魔物を追う。
声が近くなってきたと思った次の瞬間、開けた場所へ出たゴンが見たのは魔物と楽しそうに話すモモであった。
ぽかーんとするゴンに気付くモモ。
「あ、ゴン。こっちこっち」
元気に手を振るモモに気が抜ける。近づきながら不思議そうな顔をしているゴンに笑顔で応える。
「この人はキリコっていう魔物さん」
「うん。大丈夫なの?」
ゴンの問いにキョトンという顔をしたモモだったが、次の瞬間、笑顔になる。
「大丈夫だよ~私のお母さんの友達だし」
「へ?」
驚くゴンをよそに魔物は頷いている。その魔物が人語が話せると言っても友達というのは驚く。ゴンは目を丸くしてもう一度聞く。
「モモのお母さんの友達……なの?」
「うん。…ほら!私イルカ島出身だし」
あ、そっか。と曖昧ながらも納得するゴン。しかし、すぐ渋い顔に戻る。
「モモとそいつが友達なのはわかったけど、さっきの奴はどこいったの?」
「「…?!」」
「お前見分けがつくのかい?!」
「ゴンって本当にすごーい!」
ゴンの発言にモモも魔物も驚いた声をあげる。モモに至っては船のカモメのこともあってか、その声色には大きな感動が含まれている。
二人の驚く声にゴンも驚く。だから、そんなにのんびりしてていいの…?て言いたいんだけど、とゴンが顔をしかめた瞬間、森中に広がる声で魔物が言った。
「家族大集合ー!!」
---
「おお!久しぶりだなぁ、モモちゃん」
「うん。久しぶり~」
「全然遊びに来なくなったから寂しく思っていたんだよ」
「そうなんだ。ごめんね」
魔物とにこやかに挨拶を交わすモモにクラピカとレオリオは開いた口が塞がらない。それを横目に見ながらゴンは苦笑した。
「試されていたというのはわかったが、なんでモモはあんなに…?」
訳がわからないという顔でクラピカは言葉を発する。横で頷くレオリオ。
「なんかね。モモのお母さんとキリコが友達なんだって」
「「友達?!」」
ゴンの答えに二人の声が揃う。納得しずらそうな二人の顔があったが、それでもモモは嬉しそうに、久しぶりに会う友達と話していた。
そして、夜は明ける。
---
「送ってくれて有難う」
「助かったよ」
各々お礼を言い別れを告げる。
ここはザバン市、今回のハンター試験会場があるところだ。目の前の定食屋で言う合言葉を教わる。
モモは周りをキョロキョロと忙しい。こんな大きなトコロあるんだなぁ。建ち並ぶビルを眺めながら感嘆の声が出る。
そして、その中の定食屋という存在。先ほどから良い匂いが漂って来ている。モモの胸は期待でいっぱいだった。
「モモ。行くよー」
定食屋へ向かおうとしていたが、動かないモモに声を掛けるゴン。ハッとして振り向くと笑顔で定食屋へ駆けて行った。
目の前にあるのは定食屋
そこは御伽の世界の入り口か
はたまた地獄への招待状か
出会い、全てが始まる
今は目の前にそびえる定食屋の
壁の黄土色。
ー ランプブラック ー
レオリオが叫ぶのも無理はなく、問題の傾向がわかるかもと男を先に行かせたのはよかったが、謎かけバアちゃんのクイズは傾向も何も、答えさえ無いような問題であった。
男はアッサリと正面の道をあけられ先へ進んでいった。それを見てキレるレオリオを、クイズの答えに気付いたクラピカは押さえた。そんな中、モモとゴンは難しい顔をして黙っていた。
「息子と娘…」
謎かけバアちゃんは再び問う。先ほどの男となんら変わりないクイズ。カウントダウンが始まる。
(うーん。どういうことなんだろ、この質問…こんなの選びっこないし!でも、それじゃあクイズに正解できないし…うーん)
うーん…と心の中で唸っていると、すごい殺気を感じ瞬時にモモは顔を上げる。
先程から殺気…というか怒気は感じていたのだが、知り合いのものだったし自分に向けられたものではなかったので、放っていた。
だが今は違う。目の前のレオリオは本気の目だ。
ええ?!ちょっと待って…!心の中で驚きの声を上げつつ止める方法をフル回転で考える。
「いうひゃわぁあ!」
その瞬間マヌケな声が上がる。
殺気立ててたレオリオも、それを止めようとしてたクラピカも力が抜け、声の発信源を見る。
「…なんという声を出すのだ、ゴン」
驚きと呆れが混ざったような複雑な顔をするクラピカ。隣のレオリオも言葉は発してないが、クラピカと同じようなことを思っているのだろう。その顔からはすっかり殺気が抜けてしまっている。
「いや!…俺じゃなくてっモモが…!」
顔を赤くして叫ぶゴン。何があった?という顔をする二人。もうーモモー!と言うゴンの視線の先には、あははーゴメンねと苦笑するモモがいた。
「どうしたらいいか考えた時に、力を抜けさせるのが一番って思って…ゴンをくすぐってみたの。ゴメンね。ゴン、ビックリさせて」
苦笑気味に話しながら顔を周りに目を向ける。
「すっかり気ぃ抜けちまったぜ」
「ちょっとビックリしたけどいいよ」
「それにしてもゴン。マヌケな声だったな」
ニヤニヤしながらゴンを小突くレオリオにゴンは素直に笑う。
モモの狙いは、レオリオを止めることと戦意を無くさせること。どちらもあの一瞬で考えたのだ。
そんな四人のやり取りを見て、謎かけバアちゃんは「ぎゃっはっはっはっ」と豪快に笑った。笑い終えると本当の正解の道を開ける。
お礼を言いながら別れを告げるゴン、レオリオと、固まってしまったモモとクラピカがいた。どうやら笑った顔があまりにも恐ろしかったらしい。
モモは後に、あれほど怖い思いはあの時以来してません!と言うほどだったとか。
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先程のモモとクラピカの反応を揶揄いながら、さらに一本杉を目指し歩いていく。やはり四人はこれからハンター試験に向かうとは思えないほど賑やかだった。
「いやぁ、マジでさっきのモモとクラピカは笑えたぜ」
レオリオの思い出し笑いは何度目だろうか。最初は照れていた二人もあまりのしつこさに呆れる。
「もう…しつ……?!!」
さすがに抗議の声を上げようとした瞬間、悲鳴が聞こえる。瞬時に4人は声のした方へ走っていく。
そこには魔物によって女を拐われそうになっている傷だらけの男が助けてくれと叫んでいた。魔物はニヤリと笑うと女を拐って森へ逃げていく。レオリオが負傷している男に駆け寄ると3人は魔物を追いかけるため走り出す。
見失わないように気配を追いながらゴンは木の枝の間を上手く跳んでいく。それをクラピカは地上から追いかけていた。
(先程からモモの姿が見えないな…どうしたんだ……まさか!…いや、仮にもハンター試験を受けに来ているんだ、簡単に襲われることはないだろう)
クラピカが考えを巡らせていると、ゴンが魔物に追い付き攻撃するのが見えた。拐われた女性が手から離される。
「クラピカ。女の人をお願い!」
「ああ」
ゴンに掛けられた声に迷わず答える。先ほどの追跡能力を見ると魔物の捜索は自分より適任だ。クラピカは急いで女性のもとへ駆け寄る。クラピカの方をチラっと確認するとゴンはまた魔物を追う。
声が近くなってきたと思った次の瞬間、開けた場所へ出たゴンが見たのは魔物と楽しそうに話すモモであった。
ぽかーんとするゴンに気付くモモ。
「あ、ゴン。こっちこっち」
元気に手を振るモモに気が抜ける。近づきながら不思議そうな顔をしているゴンに笑顔で応える。
「この人はキリコっていう魔物さん」
「うん。大丈夫なの?」
ゴンの問いにキョトンという顔をしたモモだったが、次の瞬間、笑顔になる。
「大丈夫だよ~私のお母さんの友達だし」
「へ?」
驚くゴンをよそに魔物は頷いている。その魔物が人語が話せると言っても友達というのは驚く。ゴンは目を丸くしてもう一度聞く。
「モモのお母さんの友達……なの?」
「うん。…ほら!私イルカ島出身だし」
あ、そっか。と曖昧ながらも納得するゴン。しかし、すぐ渋い顔に戻る。
「モモとそいつが友達なのはわかったけど、さっきの奴はどこいったの?」
「「…?!」」
「お前見分けがつくのかい?!」
「ゴンって本当にすごーい!」
ゴンの発言にモモも魔物も驚いた声をあげる。モモに至っては船のカモメのこともあってか、その声色には大きな感動が含まれている。
二人の驚く声にゴンも驚く。だから、そんなにのんびりしてていいの…?て言いたいんだけど、とゴンが顔をしかめた瞬間、森中に広がる声で魔物が言った。
「家族大集合ー!!」
---
「おお!久しぶりだなぁ、モモちゃん」
「うん。久しぶり~」
「全然遊びに来なくなったから寂しく思っていたんだよ」
「そうなんだ。ごめんね」
魔物とにこやかに挨拶を交わすモモにクラピカとレオリオは開いた口が塞がらない。それを横目に見ながらゴンは苦笑した。
「試されていたというのはわかったが、なんでモモはあんなに…?」
訳がわからないという顔でクラピカは言葉を発する。横で頷くレオリオ。
「なんかね。モモのお母さんとキリコが友達なんだって」
「「友達?!」」
ゴンの答えに二人の声が揃う。納得しずらそうな二人の顔があったが、それでもモモは嬉しそうに、久しぶりに会う友達と話していた。
そして、夜は明ける。
---
「送ってくれて有難う」
「助かったよ」
各々お礼を言い別れを告げる。
ここはザバン市、今回のハンター試験会場があるところだ。目の前の定食屋で言う合言葉を教わる。
モモは周りをキョロキョロと忙しい。こんな大きなトコロあるんだなぁ。建ち並ぶビルを眺めながら感嘆の声が出る。
そして、その中の定食屋という存在。先ほどから良い匂いが漂って来ている。モモの胸は期待でいっぱいだった。
「モモ。行くよー」
定食屋へ向かおうとしていたが、動かないモモに声を掛けるゴン。ハッとして振り向くと笑顔で定食屋へ駆けて行った。
目の前にあるのは定食屋
そこは御伽の世界の入り口か
はたまた地獄への招待状か
出会い、全てが始まる
今は目の前にそびえる定食屋の
壁の黄土色。
ー ランプブラック ー
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