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「船をあの島に着けろ!ハンタ-試験参加者が一人乗ってくるぞ」
「「「「へい!!!」」」」
空は快晴。
波はおだやか。
そんな中、ハンター試験参加者達を乗せた一隻の船がくじら島に向かっていた。
「へぇ。あれがウワサのくじら島かぁ……確かにイルカ島に似てるなぁ」
くじらの形をしているからくじら島。この島は自然に覆われていて緑豊かな島である。そして、この島のちょうど真反対に同じく素晴らしい自然に覆われたイルカ島という島があった。
しかし、イルカ島はくじら島とは違い、人はほとんど住んでおらず、殆どの生き物は動物や魔物であった。そんなイルカ島から来たのが、今甲板に出てくじら島を眺めている少女である。
「一人乗って来るって船長さん言ってたけど、どんな人なのかな?……楽しみ!」
少女はくじら島からこの船に乗って来る人物を思い浮かべる。自分たちの島…イルカ島と同じく、のどかで良い所だと聞いている島から乗って来る人なのだから、きっと良い人なんだろうと期待しながら。
そんなことを考えていている少女の横に男が現れた。
「ふん…あんな島によってどうなるんだってんだよ。一人くらい放っておいたってかまいやしねぇっての。どうせあんな島に住んでるやつなんさ、ハンターになれやしねぇよ。なぁ、嬢ちゃん?
……ははは!お前もイルカ島から来たんだったっけな?同類が乗って来るんだ、嬉しいだろ?」
男は少女を見て笑いながら吐き捨てるように言う。
少女はそんな風に言う男を睨む。
「おっと、怖い怖い。じゃあ、お仲間さんと仲良くな」
ははは。と男は馬鹿にしたように笑いながら船室に戻っていく。少女は何も言わずただ怒りを押さえていた。というか、あまりの怒り具合に声が出なかっただけだが。
「本当に!この船に乗ってる人皆つまんないんだもん!話しかけても『ガキ』だの『うるさい』だの『……(無視)』だの。無視した人なんて殴ろうかと思ったし……。
しかも……さっきのおじさん本気で腹立ったぁ!!私が馬鹿にされるのは……イヤだけど。イルカ島とかくじら島が馬鹿にされるのはもっと腹立つ!
………次乗って来る人は良い人でちゃんと話してくれる人がいいなぁ」
少女は大声で叫んだ後、溜め息をつきながらくじら島を見る。もちろん甲板には人がいたがそんなことお構いなしである。
そんな中、船内の乗組員達はあわただしく港に定着する準備をしていた。
ボオオオオォォォォォ
大きく汽笛を鳴らし、船はくじら島に到着した。少女は見送られている人物を発見した。どうやら同い年くらいの少年らしい。少女はワクワクしながら船に乗り込もうとしている少年を見ていた。
その時、突如少年が声を上げた、『立派なハンターになる!』と。
見送ってくれている女の人にそう言って少年は船に乗り込んで来た。その目は強い意志で溢れていた。
そんな少年に、様子を見ていた男たちが野次をとばす。少年はちょっとムッとしたような顔をしながら黙って船室に入ろうとした。そんな様子を見ている少女。期待通り良い人なのかそれとも……そんな思いがワクワクと共に少女の中を駆け巡る。
(見てる限りでは良い人っぽいかな?意志強そうだし)
どうやら今のところ合格のようだ。少女は嬉しそうな顔をしてさらに少年を見る。
自分を見ている視線に気付いたのか少年はふいに立ち止まった。そして、自分と同じくらいの少女に目が止まる。少年は嬉しそうな顔をして少女に近づいて来た。
「君もハンター試験受けるの?」
少年は迷わず聞く。
「うん!そうだよ」
「そうなんだ!!って、そうだよね!この船はハンター試験参加者を乗せている船だもんね!!」
少年は、はにかんだ顔で笑った。少女もつられて笑う。心の中では自分の考えが当たっててよかったと思っているのだろう。本当に嬉しそうだ。
「オレはゴン!ゴン=フリークスって言うんだ!君は?」
「私はモモ!モモ=ムーンリットだよ!よろしく!」
「よろしく!!」
ひと通りあいさつを済ませると二人はどんどん話し込んで言った。年齢を聞くとやっぱり同い年だったらしくモモとゴンはすぐに仲良くなった。
「私、イルカ島から来たんだよ」
「そうなんだ!……て、えぇ!?あのイルカ島から?」
「うん!」
モモの発言にゴンは驚く。
それもそうだろう。イルカ島は人がいないことで有名だ。しかも魔獣や野生動物が多く危険だと言われている。そんなところから来たというのだから。しかも、自分と同い年のモモが。
「すごいね!じゃあ、おもしろい動物とかいた?」
ゴンは前からイルカ島に興味を持っていたらしくモモの話しに夢中になっている。
「うん!なんといっても人間よりも魔獣や動物たちの方が多かったもん!」
「いいなぁ。行ってみたい!」
ゴンは羨ましそうな顔でモモを見る。モモはそんな顔を見て嬉しそうな顔になった。やはり自分が育った島のことを羨ましいと言ってもらえると嬉しいらしい。
「……今度案内しようか?」
モモはドキドキしながら聞く。
「ホント?!じゃあ、オレもくじら島案内するね」
「うん!ありがとう!本当に嬉しい!!」
「喜んでくれてこっちも嬉しいよ」
お互い笑顔を向けながら話す。
(ゴンが喜んでくれて嬉しいし、誘ってくれてすっごく嬉しい)
モモは心の中でそう思っていた。モモにとっての初めての人間の友達。喜ばずにはいられなかったのだ。
そして、しばらくはまたゴンと他愛も無い話をした。
青い海と広い世界の中で
ハンター試験という切っ掛けにより二人は巡り会った。
これから
何が起こるかなんてわからない。
大海の中で船に揺られる
そんな今日は
海のような青い色。
ー アクアマリン ー
「「「「へい!!!」」」」
空は快晴。
波はおだやか。
そんな中、ハンター試験参加者達を乗せた一隻の船がくじら島に向かっていた。
「へぇ。あれがウワサのくじら島かぁ……確かにイルカ島に似てるなぁ」
くじらの形をしているからくじら島。この島は自然に覆われていて緑豊かな島である。そして、この島のちょうど真反対に同じく素晴らしい自然に覆われたイルカ島という島があった。
しかし、イルカ島はくじら島とは違い、人はほとんど住んでおらず、殆どの生き物は動物や魔物であった。そんなイルカ島から来たのが、今甲板に出てくじら島を眺めている少女である。
「一人乗って来るって船長さん言ってたけど、どんな人なのかな?……楽しみ!」
少女はくじら島からこの船に乗って来る人物を思い浮かべる。自分たちの島…イルカ島と同じく、のどかで良い所だと聞いている島から乗って来る人なのだから、きっと良い人なんだろうと期待しながら。
そんなことを考えていている少女の横に男が現れた。
「ふん…あんな島によってどうなるんだってんだよ。一人くらい放っておいたってかまいやしねぇっての。どうせあんな島に住んでるやつなんさ、ハンターになれやしねぇよ。なぁ、嬢ちゃん?
……ははは!お前もイルカ島から来たんだったっけな?同類が乗って来るんだ、嬉しいだろ?」
男は少女を見て笑いながら吐き捨てるように言う。
少女はそんな風に言う男を睨む。
「おっと、怖い怖い。じゃあ、お仲間さんと仲良くな」
ははは。と男は馬鹿にしたように笑いながら船室に戻っていく。少女は何も言わずただ怒りを押さえていた。というか、あまりの怒り具合に声が出なかっただけだが。
「本当に!この船に乗ってる人皆つまんないんだもん!話しかけても『ガキ』だの『うるさい』だの『……(無視)』だの。無視した人なんて殴ろうかと思ったし……。
しかも……さっきのおじさん本気で腹立ったぁ!!私が馬鹿にされるのは……イヤだけど。イルカ島とかくじら島が馬鹿にされるのはもっと腹立つ!
………次乗って来る人は良い人でちゃんと話してくれる人がいいなぁ」
少女は大声で叫んだ後、溜め息をつきながらくじら島を見る。もちろん甲板には人がいたがそんなことお構いなしである。
そんな中、船内の乗組員達はあわただしく港に定着する準備をしていた。
ボオオオオォォォォォ
大きく汽笛を鳴らし、船はくじら島に到着した。少女は見送られている人物を発見した。どうやら同い年くらいの少年らしい。少女はワクワクしながら船に乗り込もうとしている少年を見ていた。
その時、突如少年が声を上げた、『立派なハンターになる!』と。
見送ってくれている女の人にそう言って少年は船に乗り込んで来た。その目は強い意志で溢れていた。
そんな少年に、様子を見ていた男たちが野次をとばす。少年はちょっとムッとしたような顔をしながら黙って船室に入ろうとした。そんな様子を見ている少女。期待通り良い人なのかそれとも……そんな思いがワクワクと共に少女の中を駆け巡る。
(見てる限りでは良い人っぽいかな?意志強そうだし)
どうやら今のところ合格のようだ。少女は嬉しそうな顔をしてさらに少年を見る。
自分を見ている視線に気付いたのか少年はふいに立ち止まった。そして、自分と同じくらいの少女に目が止まる。少年は嬉しそうな顔をして少女に近づいて来た。
「君もハンター試験受けるの?」
少年は迷わず聞く。
「うん!そうだよ」
「そうなんだ!!って、そうだよね!この船はハンター試験参加者を乗せている船だもんね!!」
少年は、はにかんだ顔で笑った。少女もつられて笑う。心の中では自分の考えが当たっててよかったと思っているのだろう。本当に嬉しそうだ。
「オレはゴン!ゴン=フリークスって言うんだ!君は?」
「私はモモ!モモ=ムーンリットだよ!よろしく!」
「よろしく!!」
ひと通りあいさつを済ませると二人はどんどん話し込んで言った。年齢を聞くとやっぱり同い年だったらしくモモとゴンはすぐに仲良くなった。
「私、イルカ島から来たんだよ」
「そうなんだ!……て、えぇ!?あのイルカ島から?」
「うん!」
モモの発言にゴンは驚く。
それもそうだろう。イルカ島は人がいないことで有名だ。しかも魔獣や野生動物が多く危険だと言われている。そんなところから来たというのだから。しかも、自分と同い年のモモが。
「すごいね!じゃあ、おもしろい動物とかいた?」
ゴンは前からイルカ島に興味を持っていたらしくモモの話しに夢中になっている。
「うん!なんといっても人間よりも魔獣や動物たちの方が多かったもん!」
「いいなぁ。行ってみたい!」
ゴンは羨ましそうな顔でモモを見る。モモはそんな顔を見て嬉しそうな顔になった。やはり自分が育った島のことを羨ましいと言ってもらえると嬉しいらしい。
「……今度案内しようか?」
モモはドキドキしながら聞く。
「ホント?!じゃあ、オレもくじら島案内するね」
「うん!ありがとう!本当に嬉しい!!」
「喜んでくれてこっちも嬉しいよ」
お互い笑顔を向けながら話す。
(ゴンが喜んでくれて嬉しいし、誘ってくれてすっごく嬉しい)
モモは心の中でそう思っていた。モモにとっての初めての人間の友達。喜ばずにはいられなかったのだ。
そして、しばらくはまたゴンと他愛も無い話をした。
青い海と広い世界の中で
ハンター試験という切っ掛けにより二人は巡り会った。
これから
何が起こるかなんてわからない。
大海の中で船に揺られる
そんな今日は
海のような青い色。
ー アクアマリン ー