H×H夢/World×Wonder
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黒髪の男の一言で、ビルの中へと引っ張られていくモモ。
中に連れて行ってってもらえるなんか、願ったり叶ったりやんと、モモは嬉しそうな顔をする。
「何喜んでるね。お前はこれから拷問部屋行きよ」
「え?!そうなんですか?」
女の念に引っ張られながら、モモはビルの中へと足を入れる。
先頭に黒髪の男、モモの前に女、そして後ろに金髪の男。一列になり階段を下りていく。
「お前みたいな頑丈なヤツ初めて会たね。拷問のし甲斐があるよ」
「あら~。そんなの困りますよ~」
クックックと笑う黒髪の男にも、モモはのんびり答える。頭のネジ緩いのか、それとも問題ないと思えるほど強いのか、そんなことを考えてしまうほど暢気なシャンに3人は呆れる。
女がシャンを振り返った。
「あんた、ホントに何されるかわかってんのかい?」
「え、拷問されるみたいですね。困りますけど。」
「困るってそんなサラリとした問題かい?もっと怯えるとか、泣くとか普通の商人だったらしてるだろ。」
女は呆れ顔で、さらに溜め息まで付く。
何か弁解しようと声を出そうとしたとき、扉が開き、大きな部屋に出た。見知らぬ奴が入ってきたということで、扉の方へ視線が集まる。
部屋の中にいた眉の無い男が一番に尋ねてきた。
「なんだぁ~?誰だよそれ」
「アジトの前にいた怪しいヤツね」
「はぁ?そんなヤツ連れて来てどうすんだよ」
さらりと答える黒髪の男に、眉のない男は声を荒げる。
「シャルとワタシで攻撃しても気絶しなかたね。これから拷問部屋よ」
その言葉に部屋にいた全員が驚く。そんな様子を見て、そんなに強い人達なのかなぁとモモが考えていると、後ろから声がかかった。
「ほう、それはすごいな」
バッと後ろを向く4人。人物を見て、金髪の男が溜め息をついた。
「はぁ~脅かさないでよ、団長。」
「団長の絶はホントに心臓に悪いよ。」
続いて苦笑しながら女も言う。
「また団長の絶、分からなかたね」
小さく溜め息を付きながら悔しそうに黒髪の男も言う。
「ははっ、まあそう言うな」
後ろから来た人物は笑う。そして、話の人物を見て驚く。モモは口をパクパクしながら目を丸くしていたが、ついに大音量で叫んだ。
「ぎゃああぁぁあ!!!幻影旅団やんんーーーーー!!!」
次の瞬間、今まで自分を束縛していた念を外し、全員を飛び越え扉から出て行こうとする。
その間は一瞬だったが、後ろから来た人物…幻影旅団団長クロロ=ルシルフルによって足を掴まれた。
「げっ、ちょっとやめんかい!あたしは別に蜘蛛相手に仕事する気ぃなんてないねん!」
「まあ、そう言うな。そういえば、仕事は何をしているんだ?」
いややぁあーー!と叫んでいるモモにクロロは笑顔で話す。
「え?昨日話さんかったっけ?
って、違うって!ええから足離せやっ」
とぉっ!と反対の足をクロロの頭の上に落とそうとする。それをヒョイと交わすクロロ。しかしながら、掴んでいる足は離さない。
変わった言葉でギャーギャーと賑やかなモモと、楽しそうなクロロに旅団員たちは不思議そうな顔をするのだった。
---
逃げようと散々色んな手を尽くしたが、結局クロロに捕まり、ソファーに座らせられるモモ。
肩をガッチリと旅団員二人に押さえられているので、逃げることは不可能のようだ。
目の前に座りモモをじっと見るクロロ。モモを睨む回りの目。
ホンマに帰りたい~とモモは内心暴れていた。
「さて、これで俺とコイツが会った経緯はわかっただろう」
クロロが静かに昨日の経緯を話し終えるとモモの肩を押さえている一人、ちょんまげ頭のノブナガがモモを上から指差す。
「じゃあ、コイツは団長の絶をつかんだってことだ」
その声は驚きが含まれている。自分がクロロの絶をつかんだことはない。いや、自分以外の団員もクロロの絶をつかめる奴なんていないのではないか。
「まあ、そういうことだな。本気でなかったにしろ俺も驚いた」
「それはすごいね」
クロロに続き、先ほどの金髪の男、シャルナークも素直に関心の声も上げる。先ほどの自分と仲間が攻撃した時も驚いたが、大分と実力者のようだ。
「ふ~ん。まあ、それはわかったよ。けど、ここに来たのはなんでだい?急にアジトの近くて気配が現れたから驚いたよ。」
決して警戒は解かず、話が飛び交う。そんな中、桃色の髪をしたマチはモモに問う。
「えっと、何度も言ってますけど、商売をしに。」
何度目だと思うほどに理由を答える。ここの人たちはそんなに自分が商売をしにきたという理由で納得できないのか。まあ、確かに商人と偽る暗殺者もいるのかもしれないが。
「その割には逃げたじゃないか。」
「幻影旅団のアジトだと分かって逃げない人はいませんよ。」
淡々と答えるモモ。先ほど驚いた時についつい出てしまったセルク語を引っ込め、仕事口調で話す。
「そういえば、商売というのは何だ?」
先ほども訊かれたが答えていなかったことに気付く。
もうええわ、こうなったら蜘蛛から仕事取ってやる。開き直ったら勝ちとは言わないが、モモの開き直りは早くて正確。決めてしまったら、先ほどの逃げようとしたことはすっぱり忘れ、商人魂の気合いを入れる。
「ムーンリット商会の武器商人をやっております。それで、武器を売り歩いています」
「ほう」
クロロは口の端を上げた。数秒前とはまるっきり違った、別人のようなしっかりした態度。商人の目をしたモモを正面から見る。
「ムーンリット商会とは、大きく出たな。あそこは闇業界でも5本の指に入る大商会だ。お前みたいな子どもが入れるのか?」
クロロの黒い目に試されるように見られ、モモは笑う。旅団と取引するのだったら、本当のことを言ってしまった方が良いだろう。
「ええ。なんと言ってもムーンリット商会のトップは私ですから。」
モモとクロロのやり取りを黙って見ていた団員だったが、今の言葉に黙ってはいられなくなる。
「はぁ?どういうことだよ」
「胡散臭いね」
「さらに大きく出たな」
周りから野次が飛ぶ。
しかしモモはクロロを笑顔で真っ直ぐ見ていた。
「ははっ昨日から変なヤツだと思っていたが、ムーンリット商会のトップか。通りで肝が据わっているな」
「それはどうも」
クロロは笑った。モモも笑う。
団員が納得できないという顔をしているのを見て、クロロは言った。
「ムーンリット商会を若い女一人が経営しているという話を聞いたことはないか?」
クロロに言われ、ようやくハッとする団員。確かに聞いたことがある話だ。
「確かに聞いたことはあるけど。ソイツが頭だという証拠がないんじゃない?」
マチに言われ、モモは胸元から闇業界トップ5商会の証であるカードを右手に持ち、マチに向け見せる。
世界で5枚しかないそのカードはもちろん各商会のトップが持っている。
「これで信じていただけました?」
笑顔で問うモモに一瞬驚くが、マチは顔を緩める。
「ホント良い度胸してるよ。そんなに大っ広げに出して盗られるとか思わないのかい?ここがどこか分かってんだろ」
「そうですか?盗られても盗り返しますよ」
さらりとすごいことを言うモモにマチはクスクス笑う。あんた気に入ったよと笑顔を見せた。
「では、モモ=ムーンリット。商談に移ろうか。」
マチとのやり取りを見ていたクロロが声をかける。
自分の名前を知っていることに驚いたモモが、そのまま驚いた表情で話す。
「あら?私、名乗りましたっけ?」
「ムーンリット商会トップの名前くらい覚えている。」
「ああ、なるほど。」
納得したようにポンッと手を付いた。
「それと、いつまでその気持ちの悪い言葉遣いを続ける気だ。先ほどみたいに話せばいい。」
「そういう訳にはいきませんでしょう?トップが商談でセルク語で話してどうするんですか…
と言いたいとこやけど、取引相手がええってんねんからええわな。」
仕事口調で話していたモモが、もともとのセルク語へと崩す。手を頭の後ろで組んで、一気に態度も崩したモモをクロロは笑う。
「ああ。やはりセルク人か。」
「うん。」
「変わり身が上手いものだな。」
「誉め言葉と受け取っとくわ。」
「誉めてるんだ。」
「おおきに。んで、今日の品やねんけど……」
そこまで言うとモモは止まる。
武器というからには武器を使う者がいないと意味がない。コレクション的に集めている者でももちろん構わないが、とりあえずどのくらいの人数が必要としているかがわからなければ、商談にならない。
「その前に、この中で武器使う人どんだけおんの?」
モモに問われ、そうだなと団員に手を上げさす。上げたのはクロロ、隣で立ってモモを睨んでいたフェイタン、クロロの後ろで待機していたパクノダ、シャンの肩を押さえているノブナガ。
思ったより少ない。まあ、全員念使いだから仕方ないかと残念に思う。
そして、もう一つ質問をする。
「じゃあ、コレクションとして武器集めてる人は?」
この問いにはほぼ全員が手を挙げる。その結果に笑う。
「さすが美術窃盗団やなぁ~。コレクション、骨董品、唯品とかの需要が大半やな。」
今日、何が入ってたかなぁとポケットを探る。そんな小さいところに何が、と周りが見守る中、机の上に並べられた商品の数は有に30種を超え、思ったよりたくさんの物が出てきて驚く。
だが、全て実体ではなく念で作り出されたものだった。モモを殺気が取り囲む。馬鹿にされてると思ったのか。どうやら天下の幻影旅団にも短気な者がいるようだ。
「あの~あんまり殺気飛ばさんでくれへん?
これは念で作り出したものやけど、実際のもんと質感その他すべて同じ。気に入った商品があれば手に取ってもらってかまわへんで~。後日ちゃんと本物届けに来るから。」
本物いっぱい持ち歩いたらしんどいやろ、と笑う。
そりゃそうだと後ろでノブナガが言った。
ー 気持ち切り替えて商売しますか ー
中に連れて行ってってもらえるなんか、願ったり叶ったりやんと、モモは嬉しそうな顔をする。
「何喜んでるね。お前はこれから拷問部屋行きよ」
「え?!そうなんですか?」
女の念に引っ張られながら、モモはビルの中へと足を入れる。
先頭に黒髪の男、モモの前に女、そして後ろに金髪の男。一列になり階段を下りていく。
「お前みたいな頑丈なヤツ初めて会たね。拷問のし甲斐があるよ」
「あら~。そんなの困りますよ~」
クックックと笑う黒髪の男にも、モモはのんびり答える。頭のネジ緩いのか、それとも問題ないと思えるほど強いのか、そんなことを考えてしまうほど暢気なシャンに3人は呆れる。
女がシャンを振り返った。
「あんた、ホントに何されるかわかってんのかい?」
「え、拷問されるみたいですね。困りますけど。」
「困るってそんなサラリとした問題かい?もっと怯えるとか、泣くとか普通の商人だったらしてるだろ。」
女は呆れ顔で、さらに溜め息まで付く。
何か弁解しようと声を出そうとしたとき、扉が開き、大きな部屋に出た。見知らぬ奴が入ってきたということで、扉の方へ視線が集まる。
部屋の中にいた眉の無い男が一番に尋ねてきた。
「なんだぁ~?誰だよそれ」
「アジトの前にいた怪しいヤツね」
「はぁ?そんなヤツ連れて来てどうすんだよ」
さらりと答える黒髪の男に、眉のない男は声を荒げる。
「シャルとワタシで攻撃しても気絶しなかたね。これから拷問部屋よ」
その言葉に部屋にいた全員が驚く。そんな様子を見て、そんなに強い人達なのかなぁとモモが考えていると、後ろから声がかかった。
「ほう、それはすごいな」
バッと後ろを向く4人。人物を見て、金髪の男が溜め息をついた。
「はぁ~脅かさないでよ、団長。」
「団長の絶はホントに心臓に悪いよ。」
続いて苦笑しながら女も言う。
「また団長の絶、分からなかたね」
小さく溜め息を付きながら悔しそうに黒髪の男も言う。
「ははっ、まあそう言うな」
後ろから来た人物は笑う。そして、話の人物を見て驚く。モモは口をパクパクしながら目を丸くしていたが、ついに大音量で叫んだ。
「ぎゃああぁぁあ!!!幻影旅団やんんーーーーー!!!」
次の瞬間、今まで自分を束縛していた念を外し、全員を飛び越え扉から出て行こうとする。
その間は一瞬だったが、後ろから来た人物…幻影旅団団長クロロ=ルシルフルによって足を掴まれた。
「げっ、ちょっとやめんかい!あたしは別に蜘蛛相手に仕事する気ぃなんてないねん!」
「まあ、そう言うな。そういえば、仕事は何をしているんだ?」
いややぁあーー!と叫んでいるモモにクロロは笑顔で話す。
「え?昨日話さんかったっけ?
って、違うって!ええから足離せやっ」
とぉっ!と反対の足をクロロの頭の上に落とそうとする。それをヒョイと交わすクロロ。しかしながら、掴んでいる足は離さない。
変わった言葉でギャーギャーと賑やかなモモと、楽しそうなクロロに旅団員たちは不思議そうな顔をするのだった。
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逃げようと散々色んな手を尽くしたが、結局クロロに捕まり、ソファーに座らせられるモモ。
肩をガッチリと旅団員二人に押さえられているので、逃げることは不可能のようだ。
目の前に座りモモをじっと見るクロロ。モモを睨む回りの目。
ホンマに帰りたい~とモモは内心暴れていた。
「さて、これで俺とコイツが会った経緯はわかっただろう」
クロロが静かに昨日の経緯を話し終えるとモモの肩を押さえている一人、ちょんまげ頭のノブナガがモモを上から指差す。
「じゃあ、コイツは団長の絶をつかんだってことだ」
その声は驚きが含まれている。自分がクロロの絶をつかんだことはない。いや、自分以外の団員もクロロの絶をつかめる奴なんていないのではないか。
「まあ、そういうことだな。本気でなかったにしろ俺も驚いた」
「それはすごいね」
クロロに続き、先ほどの金髪の男、シャルナークも素直に関心の声も上げる。先ほどの自分と仲間が攻撃した時も驚いたが、大分と実力者のようだ。
「ふ~ん。まあ、それはわかったよ。けど、ここに来たのはなんでだい?急にアジトの近くて気配が現れたから驚いたよ。」
決して警戒は解かず、話が飛び交う。そんな中、桃色の髪をしたマチはモモに問う。
「えっと、何度も言ってますけど、商売をしに。」
何度目だと思うほどに理由を答える。ここの人たちはそんなに自分が商売をしにきたという理由で納得できないのか。まあ、確かに商人と偽る暗殺者もいるのかもしれないが。
「その割には逃げたじゃないか。」
「幻影旅団のアジトだと分かって逃げない人はいませんよ。」
淡々と答えるモモ。先ほど驚いた時についつい出てしまったセルク語を引っ込め、仕事口調で話す。
「そういえば、商売というのは何だ?」
先ほども訊かれたが答えていなかったことに気付く。
もうええわ、こうなったら蜘蛛から仕事取ってやる。開き直ったら勝ちとは言わないが、モモの開き直りは早くて正確。決めてしまったら、先ほどの逃げようとしたことはすっぱり忘れ、商人魂の気合いを入れる。
「ムーンリット商会の武器商人をやっております。それで、武器を売り歩いています」
「ほう」
クロロは口の端を上げた。数秒前とはまるっきり違った、別人のようなしっかりした態度。商人の目をしたモモを正面から見る。
「ムーンリット商会とは、大きく出たな。あそこは闇業界でも5本の指に入る大商会だ。お前みたいな子どもが入れるのか?」
クロロの黒い目に試されるように見られ、モモは笑う。旅団と取引するのだったら、本当のことを言ってしまった方が良いだろう。
「ええ。なんと言ってもムーンリット商会のトップは私ですから。」
モモとクロロのやり取りを黙って見ていた団員だったが、今の言葉に黙ってはいられなくなる。
「はぁ?どういうことだよ」
「胡散臭いね」
「さらに大きく出たな」
周りから野次が飛ぶ。
しかしモモはクロロを笑顔で真っ直ぐ見ていた。
「ははっ昨日から変なヤツだと思っていたが、ムーンリット商会のトップか。通りで肝が据わっているな」
「それはどうも」
クロロは笑った。モモも笑う。
団員が納得できないという顔をしているのを見て、クロロは言った。
「ムーンリット商会を若い女一人が経営しているという話を聞いたことはないか?」
クロロに言われ、ようやくハッとする団員。確かに聞いたことがある話だ。
「確かに聞いたことはあるけど。ソイツが頭だという証拠がないんじゃない?」
マチに言われ、モモは胸元から闇業界トップ5商会の証であるカードを右手に持ち、マチに向け見せる。
世界で5枚しかないそのカードはもちろん各商会のトップが持っている。
「これで信じていただけました?」
笑顔で問うモモに一瞬驚くが、マチは顔を緩める。
「ホント良い度胸してるよ。そんなに大っ広げに出して盗られるとか思わないのかい?ここがどこか分かってんだろ」
「そうですか?盗られても盗り返しますよ」
さらりとすごいことを言うモモにマチはクスクス笑う。あんた気に入ったよと笑顔を見せた。
「では、モモ=ムーンリット。商談に移ろうか。」
マチとのやり取りを見ていたクロロが声をかける。
自分の名前を知っていることに驚いたモモが、そのまま驚いた表情で話す。
「あら?私、名乗りましたっけ?」
「ムーンリット商会トップの名前くらい覚えている。」
「ああ、なるほど。」
納得したようにポンッと手を付いた。
「それと、いつまでその気持ちの悪い言葉遣いを続ける気だ。先ほどみたいに話せばいい。」
「そういう訳にはいきませんでしょう?トップが商談でセルク語で話してどうするんですか…
と言いたいとこやけど、取引相手がええってんねんからええわな。」
仕事口調で話していたモモが、もともとのセルク語へと崩す。手を頭の後ろで組んで、一気に態度も崩したモモをクロロは笑う。
「ああ。やはりセルク人か。」
「うん。」
「変わり身が上手いものだな。」
「誉め言葉と受け取っとくわ。」
「誉めてるんだ。」
「おおきに。んで、今日の品やねんけど……」
そこまで言うとモモは止まる。
武器というからには武器を使う者がいないと意味がない。コレクション的に集めている者でももちろん構わないが、とりあえずどのくらいの人数が必要としているかがわからなければ、商談にならない。
「その前に、この中で武器使う人どんだけおんの?」
モモに問われ、そうだなと団員に手を上げさす。上げたのはクロロ、隣で立ってモモを睨んでいたフェイタン、クロロの後ろで待機していたパクノダ、シャンの肩を押さえているノブナガ。
思ったより少ない。まあ、全員念使いだから仕方ないかと残念に思う。
そして、もう一つ質問をする。
「じゃあ、コレクションとして武器集めてる人は?」
この問いにはほぼ全員が手を挙げる。その結果に笑う。
「さすが美術窃盗団やなぁ~。コレクション、骨董品、唯品とかの需要が大半やな。」
今日、何が入ってたかなぁとポケットを探る。そんな小さいところに何が、と周りが見守る中、机の上に並べられた商品の数は有に30種を超え、思ったよりたくさんの物が出てきて驚く。
だが、全て実体ではなく念で作り出されたものだった。モモを殺気が取り囲む。馬鹿にされてると思ったのか。どうやら天下の幻影旅団にも短気な者がいるようだ。
「あの~あんまり殺気飛ばさんでくれへん?
これは念で作り出したものやけど、実際のもんと質感その他すべて同じ。気に入った商品があれば手に取ってもらってかまわへんで~。後日ちゃんと本物届けに来るから。」
本物いっぱい持ち歩いたらしんどいやろ、と笑う。
そりゃそうだと後ろでノブナガが言った。
ー 気持ち切り替えて商売しますか ー