青い三日月
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気持ち悪い違和感が酷く鮮明になってきたところで、気が付いた
『…っん…ぅ………?
…ひっ…
ひぃぃぃぃ!ななななんか揺れてるなにこれ気持ち悪っ!…ぅ…』
いきなり目を覚ましたからか気持ち悪さが半端なくて
しかも叫んだから更に倍増して、私と向かい合わせになっている人に凭れ掛かった
「…馬鹿なのか、お前」
『見ず知らずの人に馬鹿にされたどうしよう』
「AH,なんだ、元気そうだな」
その声に横を見ると、
気絶する前に見た、私を助けてくれた眼帯さんが馬を走らせ…
……手放し運転…!!!
『手ぇぇえええ!たたたたづ、手綱ぁああああ!』
余裕そうに腕組しながらこっちを見てる眼帯さん
見てるこっちが怖くて思わず前の人に抱きついたら
「!…お…おい…!!」
『へ、あ、すみませっ!』
頭上で怒られた
今じっくり見たけどなんか恐かったオールバックだった
え、なにこれ私どうすれば良いの
「………おい、いつまでひっついてんだ」
横から眼帯さんの声がしたけど、見れなかった
『や…すみません……
離れられなくなったというか…』
そもそもこんな騎乗位なのが悪いと思うんだ、私
うん、私悪くないよね
「……」
「……政宗様、落ち着かれなさいますよう」
「何言ってんだ小十郎俺はいつでもCOOLだろうが」
「言葉に刺があるような気がするのは気の所為でしょうか」
「That`s right.」
「…………」
…政宗?
…小十郎?
どっかで聞いた事があるような、無いような……
「そういえば、お前の名前聞いてなかったな
俺は奥州筆頭、
伊達政宗だ」
『……だて……まさむね…?』
あの
仙台の、武将“だった”?
『…………え…?』
硬直したままでいると、頭上で
「…片倉小十郎だ」
と聞こえた
『…………ぇ…と』
伊達政宗?テレビで見たことある伊達政宗?仙台の?
嘘、だって伊達政宗は仙台の武将だったはずで、武将なんて、現代に居るはず無くて、
じゃあこの服装と移動は何?
なんでこんな、兜被って、なんでこんな山道を馬で走ってるの?
映画の撮影なんかじゃない
本当に、これを自然に当たり前にやってるんだ
じゃあ、まさか
まさか、が本当にあるのなら
『……タイム……スリップ…』
体が、震えた