亀裂と決断
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「政宗様ァアアアアッ!!!!!!」
――城内に怒号が響きました
前回からの続き。
結局あの後政宗は政務を放って寝てしまい(あろうことか私の膝の上で爆睡した)
現在
小十郎さんに猛説教され中です
「あれ程政務を怠りなさるなと申し上げた筈ですがまだお解りになさらぬか!!!しかも聖夜の膝の上でなどっ…」
昨日と今日で気づいたけど、小十郎さんは意外と………初らしい
よく顔赤くしてるし
「Ahー……一眠りしたらやるから寝かせろよ…」
「なりませぬ!さあ!今すぐ取り掛かって下さいませ!!!」
「チッ…聖夜と城下行こうと思ってたんだがな…」
『え』
「政務が終わってからにしてくださいませ!」
「…Shit…わぁったよ」
心底嫌そうに小十郎さんを見る政宗
…そんなに嫌なんだね、政務
『……政宗』
気だるいように渋々腰を上げた政宗の隣に行って、見上げた
…うわぁ、背、高いなぁ
「聖夜、悪い…」
『んーん。政務、頑張ってね
だから終わったら、絶対城下連れてってね?』
「…!ああ、Ok!
そうと決まれば小十郎、今すぐ政務だ!!!」
「なっ…はあ…………承知」
『…………小十郎さんはお疲れ様です……』
政宗は…なんというか、良い意味で、単純?
わかりやすいっていうか扱いやすいっていうか…まるで子供がそのまま成長したみたいな…
でも、国主は国主。武将は武将。
たまに政宗は、そんな姿とは打って変わって、別人みたくなる
その政宗がなんか嫌っていうか…無理してるみたいっていうか……うぅん?
『………今の政宗がいいんだけどなぁ…』
ぽつりと呟いた独り言を、
ある人が陰で聞いていた事は
私は知らない
『(あ、後でお茶とか持って行こうかな)』