その言葉に
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10分後
「…うまそうな匂いだな」
『ん、ほんと?
じゃあ政宗、目瞑って』
「あ?なんでだよ」
『いーから!はいっ』
政宗の口の中に冷ました〝それ〟を入れ込んだ
うわ、なんかどきどきする
『……お…おいしい…?』
「……………ッ!!!」
もくもくと口を動かしていた政宗の目が、カッと見開かれた
「うめぇ…!!!」
『え』
がばりと立ち上がった政宗に思い切り抱き締められた
『うああっ!!?な、政宗?!』
「Very nice!!!」
『そ、んな言わなくても…っていうか離してよ…恥ずかしい』
「Ahn?もう少し良いだろ?」
『い、いいいいくない!!』
「聖夜」
『…は…離れないと食べさせないから…』
「…………」
泣きそうな顔された!!!
えええええちょっと待ってそんなに?!そんなになる程のこと?!
『……』
政宗の頭をゆるゆると撫でると、ふっと笑って離れてくれた
…政宗のスキンシップが激しいような気がするのは私だけかなぁ
「これなんて言うヤツだ?」
『リゾットって言ってね、トマトで味付けして、アスパラとゴボウ入れたの
不安だったんだけど…うまく出来たみたいで良かった』
「向こうでも料理作ってたのか?」
『…ん、まぁ…』
この時、隣にいた政宗が一瞬だけ眉を潜めたことに、私は気付かなかった
お膳に乗せた山盛りリゾット
政宗が意気揚々と持つそれは、有り得ないくらいの量で
『……ほんとに食べるの?』
「Off course!当たり前だろ?聖夜が初めて俺に作ってくれた手料理なんだから」
『………』
一々恥ずかしいなこの人!!!
政宗から目を逸らして前方を見ると、小十郎さんと成実と…名前の知らない男の人が話していた
『あ、小十郎さ、んっ?!』
「静かにしとけ」
隣の政宗に口を塞がれたかと思うと、そのまま左に曲がって早歩きで政宗の自室に連れられた