また今日も
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「はい!聖夜の好きなチョコ!」
差し出されたのは、小さな箱。
『わ、ありがとー!これ新発売の苺味!…むぐっ』
口に放り込まれた四角形のチョコは、舌ですぐ溶けた。
「美味しいしょ?」
『んー!大好き!』
「じゃ、あたしの好きな抹茶チョコ、新発売よろしく!」
『うんっ!』
楽しげな表情の裏で、彼女は
…なぁんて。
―――――彼女は、思う。
こんな、こんな
――――冷えきった心で。
日々が、世界中にあって―……
<――君は―…其処では生きられないんだね――…>
『―――…………?』
ふと、頭に響いた声が
彼女の中を、駆け巡る
「?どしたの、聖夜?」
『……んーん、なんでも無い!』
「あ、先生来た。じゃ、また後で!」
『――――うん…』
「はい、静かにしてー。HR始めますよ。」
「「「はーい。」」」
『………――――――』
そしてまた、窓の外を眺め続ける。
『(ああ、
退屈、だなぁ。)』
退屈を持て余して嘆く
(少女の思考は、きっといつも、窓の外。)