その言葉に
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そして夕刻
『なんで私が政宗のご飯…夕餉作んなきゃいけないのさ
ていうかそこで見てるなら手伝ってよ』
じとりと隣で壁に凭れながら煙管を加えている政宗を見ると
「俺が手伝ったら意味ねぇじゃねぇか」
『……』
あっさりと正論を返された
で。諦めて材料を並べてみたけど
…これは……………
現代と違って、この時代には食材が無さ過ぎる
いや、政宗がいつも食べているようなご飯は十分、十二分に作れるけど
このワガママ城主は
「せっかくだからお前が居た時代の物が食べたい」
とか言ってきたのだから
もちろん最初は断った
それでも引き下がらないから、最低限、力は尽くすと言って黙らせた
改めて思ったけど、小十郎さんて凄い。いろんな意味で。
『(………んー……ご飯…米と…ネギ……あ、にんにくとかトマトもある…
え?トマトってこの時代あったの?アスパラも…まあ、いいや
ハムはさすがに無いか)』
加工技術とか、ないもんね
『……政宗、味つけって濃い方がいい?薄い方がい?』
「Ah~…まぁ、どっちかっつーと濃い方だな」
『りょーかい』
ということは。
お米にトマトにその他野菜。
もうこの時点で、献立は決まっていた
ただ
『…これ、いけるかなぁ…』
ものすごい、不安がある。