その言葉に
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『んんー……や。』
反対に、俺にきつく抱きついてきた
「「「「ぅおおおおおおおォオオオオッッ!!!!!!」」」」」
「筆頭羨ましい…!!」
「いい…かわいい……!!」
「くそっ!こんな顔じゃなけりゃあ俺だって!!」
「オメェらうるせぇぞ!!おい!聖夜!!!」
ぐいぐいと小十郎が聖夜を引っ張るが、依然として聖夜は俺の首に腕を回して張りついたままだ
…なかなか悪くねぇな。これ。
「ま、政宗様…!!!何を満足げにされておられるのですか!」
「Ah?まぁ、無理に離す理由もねぇしなぁ」
「多いにあります!!」
『…こじゅーろーのけちぃ…』
「お前は早く政宗様から離れろ!そして寝やがれ!」
『やー、ねむくなぃぃ…』
「そんだけ潰れておきながら何を今更っ…!!!
いいから離れろ!!嫁入り前の女がすることじゃねぇ!」
『う~…じゃ……
…まさむねとねる…』
「「「「ぅおおおおおおおォオオオオォオオオオ筆頭になりてぇえええええええええ!!!!!!」」」」
「HA!そりゃあ無理な話だな」
「梵……めちゃくちゃ楽しそうなんだけど………」
「聖夜…!!」
小十郎のこんな焦った顔初めて見たな…
『んむぅぅぅ…ひっく…う………………おひゃ…け…』
俺に抱きついたまま、酒を探しているのか辺りを見渡し、目に入った徳利に手を伸ばす聖夜
…でもこいつ、これ以上呑んだらさすがにヤベェだろ……いろんな意味で。
「No.駄目だ、聖夜。」
『んぅぅ…やだ…のむ…』
「目、据わってんぞ」
『ふむ…ぅ…のえる……のめるー……のえる、のめるのー……』
ぐでんぐでんじゃねぇか
「…いい子は早くねんねしな…。……You see…?」
『……ん…』
耳元でいつもより低い声で囁くように言うと、聖夜の体が身動いだ
『んぅ…まさむねぇ…』
「…聖夜、大人しく寝るか?」
『…ん、ねる………』
「Ah,いい子だ」
あやすように頭を優しく撫でると嬉しそうに擦り寄ってくる
顔を赤くしたまま呆然としている小十郎や成実達に見せ付ける様に、聖夜を横抱きにして、襖を開けて出た
「……聖夜」
『…………』
…寝たか
どこか残念な気がしたが、先程の騒ぎで満足したので、そのままにした
「(…今度から、酒使うか…)」
小十郎にこの企みがバレたら、間違いなく説教されるだろうが…
手元に置いておく良い代物だということがわかっては、使わずにはいられないだろう
聖夜を自分の居室に連れていき、布団に寝かせた
それにしても無防備過ぎる
だいたいなんだ、その脚
恐らく喜多が仕組んだんだろうが……見事に男の……………いや、止めておくか
「…そんなに無防備だと…いつか襲うぞ」
ふと出た言葉に、自分で驚いた
「(………まさか…な)」
・・・・・・
たった1日で。
そう思って、自分の何かを押し殺して、言い聞かせた