戦国時代は
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それでも渋っていると片倉さんが
「行く宛のねぇ女を山に放り出す程人間腐っちゃねぇんだよ。」
『ゔ…』
「ていうかそのまま放浪してたら他の軍に捕まって殺されるよ?」
『ゔ…!』
「…アンタ、仮に此処に住まないとして何処に行くつもりだ?」
(確かに!!!)
…そうか…私ここのお金も無いのか…!
働くにしても私みたいなの雇ってくれる人なんて居ないだろうし
私ある意味一文無し!!!
『……………』
高速で頭を回転させていると、ふと昔テレビで聞いた単語が浮かんだ
『…ぁ………と……ゆ…』
「「「?」」」
『………ゆ……
遊……廓………?』
・・・・・・・・
「馬鹿かお前は!!!」
『ひっ!』
おおお怒られた!ものすごい形相で怒られた!え、なにこれ怖い!片倉さんの後ろに鬼みたいなのが居る!
「19とはいえ女がンな簡単に体をだなぁ!!!」
『か、体っ?!や、そんな意味じゃなくて、あの、なんだろ、う、受付、とか?!
え、ていうか19じゃないです!』
「!そ、そうか…すまない…
い、いやっ、だが場所を選べ!!女がゆ、ゆ、遊廓とか軽々しく口に出すな!」
顔真っ赤だこの人!!!
『す、すみません…』
「…?聖夜、お前、歳は?」
『…?17です…けど…』
「尚更駄目だろうが!!」
『ひっ!』
えええええまた怒られた!横から怒られた!いや怒る理由はわからなくはないけど!
「小十郎、Cool down.落ち着け」
「はっ…!も、申し訳ございません…」
「あと
お前が遊廓なんざ無理だ。」
『はっきり言いましたねこのやろう』
受付すら無理か!!!
「…ん?17?
あ、梵より2つ下なんだ。」
「Hum…真田と同い年か」
「あぁ…真田って17だったっけ」
「並べてみると妥当だな」
「あー、そうかも」
『真田さんは知りませんがなんとなく馬鹿にされてるって事だけはわかりました』
なんだこの人達 本当に武将なんだろうか 思いっきり談話してるよ 周りから見れば暇人だよ
ちらりと片倉さんを見れば、まだ顔を赤くして私を見ていた
え、なに私そんな遊廓に合わないの 近寄る事さえもいけないの
ていうか片倉さんはなんでそんなに顔を赤くしてるの
『…………………じゃあ…』
私が重苦しく発した一言に、3人の目が一斉に集まった
『……本当に…良いんですか』
「良いっつってんだろ」
「政宗様が仰るならば」
「ここまで渋る奴いないしね」
軽く逆ギレされた
『……………これから
よろしくお願いします』
深く頭を下げると、また伊達さんにわしゃわしゃと撫でられた