戦国時代は
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『いやあのそれはちょっと…』
「An?拒否権はねぇ。」
『ないんだ!?』
「だいたいお前、拒否権どうのこうのより
住む場所ねぇだろ?」
ごもっともです
野宿なんてできるわけないし
それ以前にまた襲われそうだし
野生動物に食べられるだろうし
確かに、置かせてくれるなんてありがたい話だけれど
けど…
『ゔ……け…けど…そんな簡単に「簡単になんざ決めるわけねぇだろ」っ…』
ぽん、と、また頭に手が置かれた
「俺は国も命も背負ってんだ、ンな簡単に、怪しい奴を置くわけねぇだろうが。」
『……背、縮むんですけど…』
からかうようにぐりぐりと頭を押しつけられて、思わず抗議した
「小十郎が許可したんだぜ?」
いたずらっ子のように笑った伊達さんを見て、押されそうになった
それでも
『いや伊達さんと片倉さんが良いって言っても他の人はやっぱり……』
「…アンタ…生粋の頑固者だろ…」
伊達さんが呆れたような目を向けてきた
そうだよ頑固だよ悪いか!
こんな簡単に事が進むなんて認めない、絶対に。
だってこの人武将だよ、さっき凄いさらっと言ったけど国と命背負ってるんだよ 何かあったらどうするの?!
いや私別に怪しいものじゃ、あ、怪しいか。いや暗殺とか泥棒とかする気は無いけど!
でも周りから見たら怪しくて怪しくて堪らないじゃんか!
質問だけしていつ帰るかわかんない怪しい奴住まわせるなんておかしい!
ていうか怪しまれながら生活するとか嫌だ!!!
「え?俺は良いよ?」
『ひっ?!』
声がした上を見上げると
(え、ちょ、
天 井 !!!)
天井って逆さまに頭突き出すところでしたっけ 違うよね!!
なにこの人達 自由過ぎる!!!
「おい…成実…」
「はぁ…成実…」
伊達さんも片倉さんも呆れたような目をして成実さんを見た
「梵も小十郎様も気付いてたじゃないですか」
「「まぁな」」
『……はっ!か、片倉さんは反対ですよね?!こんな怪しい奴普通置きませんよね?!』
頼む常識人!!!
「…あのな、聖夜。
まず、俺らが簡単に怪しい奴を置くわくねぇだろ。
さっきの質問の中で確認していた。お前が嘘を吐いていないか。
結果、お前は置いても大丈夫だと判断した。
それにお前が気を失っている間に色々調べた。武器を所持していないか、本当に何処かの間者ではないか。これも白だ。
いくら間者でもわざわざ南蛮の物を着て潜り込む奴が居るか。
…というかだな
本当に伊達や政宗様の命を狙う奴が、自分で怪しい奴とか言うわけねぇだろうが……」
『……………はっ…!』
本当の常識人は片倉さんでした