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やぎりウルフ




【  狼  】
【おおかみ】
【オオカミ】
【 o^kami 】
【 wolf 】
【ウ ル フ】
【 狗蝌 】
【 狗屬 】
【哺 乳 類】



「……!」

「あさ、ぎり……」

「…ですから見るなと言ったでしょう
さて、どうします。阿良々木暦。

この事を誰かに言ったところで誰も信じま
「助ける」
…せん、けど………はい?」

「聞こえなかったか朝霧。
僕は朝霧を助ける手助けをすると言ったんだ」

「……何を言ってるんですか?
これは私を12年間縛って、12年間何の解決法も見つからなかったものなんですよ!!!そんな簡単に助けだとか…っ!」

「………」


12、年。
12年も―蝕まれてきたのか―…?!


その事実に、更に驚愕し、声が詰まる
12年、朝霧はどうしてきたのだろうか


【ソノ】
【狼ノ】
【怪異】



「…理解しましたか?
無理なんですよ。
これがいなくなる事は。」

「いや、できる。」

「できませんよ、大体貴方に何がわかるんですか?
ただの普通の人間の貴方に」

「…朝霧。」

「………」


地面に落ちたペーパーナイフを1つ手に取り、腕に翳す


「?!
阿良々木く…何を…」


そしてそのまま、肉を切り裂いた


「ッ?!」

「朝霧、僕も――…それなんだよ」

「な……阿良々木…くん…それは…」


血が吹き出す前に塞がっていく切り傷を見て、今度は朝霧が目を見張った


「阿良々木くん…貴方…」

「……――――――」




【春休ミ】
【僕ハ鬼ニ】
【襲ワレタ】

【―否―】
【アレハ】

【僕ガ 加害者 ナノダ】
【一生架ケテ】
【賠ワナケレバ為ラナイ】
【  罪  】




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