終わりと云うのか
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前方で戦うエレンと女型。下手に出れば巻き込まれてしまう。
エレンをサポートしつつ女型にダメージを与えられる術はないかと思案している、と
「…な」
エレンの動きが止まる、
何を、して、
瞬間、女型によってエレンの頭部が切り離された
「…!!」
すぐに女型に切りかかる、
足首を切った。だが女型は倒れない
倒れぬどころか、そのままエレンの項を、噛み千切った
「エレン!!!」
後方でミカサの声がした。
エレンの身体が、女型の口内に消えてゆく
「ミカサ!!冷静になりなさい!!」
「ジスッ!!エレンが!!」
「気を乱すな!!」
手当たり次第に女型に切りかかるミカサを諌めつつ、エレンを口に含んだまま移動する女型を追う
まだ喰われてはいない、女型の、あの人間の目的は、なんだ?
明らかに動揺しているミカサの元に行こうとすると
「無事か!」
「!リヴァイ…!」
「怪我は」
こんな状態なのに、僕の心配をする彼は相変わらずで。
「ないよ、大丈夫。
だけどエレンが女型に捕まった」
「!…わかった。
目的をひとつに絞るぞ、まず女型を仕留めることは諦める」
「了解」
「奴は仲間をたくさん殺しています!」
「あの皮膚を硬化させる力があってはそれはもう時間の無駄だ。
足止めしてエレンを救出するほうが得策だよ、ミカサ」
「っ…!!」
「俺とジスでヤツを削る。お前は注意を引け。」
「ジス……!」
ミカサの、目。
助けて、と、聞こえた気がした
「当たり前だろう
お前達は、僕が守るさ」
ふぅっと息を吐き整え、次いで、ぐ、ぐ、と握力の正常さを確かめる。
「共闘なんていつ以来かな」
「ジス」
「うん」
「……
お前は生きててよかったと言ったら、…軽蔑するか」
「しないよ。
…僕もきっと、そう言っただろうから。」
リヴァイも見たのだろう。
あの有様を。
僕の涙の痕を。
「ねぇリヴァイ、
帰ったら、一緒に寝てくれないかな」
「なんだ…誘ってんのか」
「うん、そうだね。
僕は今君の体温を感じたくてしょうがないよ」
「そうだな
俺もだ」
その言葉が、最後だった。