・ヴァリアー編・
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日本に向かうボンゴレ専用飛行機の中。
機内に設備されたシャワールームを使い、常備しておいたスーツに着替える。
……兄さまは、黙ったまま。
(ちなみに今回は羅針盤座は使いませんでした。)(急いで行きたいのは山々だけれど、あまり星座を喚び出すと体力を消耗してしまうから)
『…兄さま…そろそろ話してください』
「………………愛吏」
重々しく、やっと開いた兄さまの口。次の言葉を、黙って待つ。
そして告げられたのは、……衝撃過ぎる現状だった
「…ボンゴレリングが動いた」
『――――――――ッ!!??
そんなっ………!
早過ぎます!!!あと3年は保管されるはずでしょう?!
綱吉さまが中学を卒業されるまでは猶予があったのに…!!!』
「ああ…けど、動きだした。それはもう、変わらない」
『っ…』
…………ボンゴレリング。
そのリングはボンゴレの家宝とされ、リング持つ者が、ボンゴレの正当後継者の証とされ、リングと共に、強大な力が手に入る。
「それを狙ってきたんだよ。
…………眠りから冷めた、
XANXUS率いるヴァリアーがな」
『!
ざ…っ…XANXUS兄さまが…っ目覚めたんですか?!』
「…………ついこの間…、家光に偽のボンゴレリングを持たされた、門外顧問のバジルがスクアーロに追われながら日本に来た。
丁度、沢田達がそこに接触して…まあ、全く歯ァ立たなかった所をディーノに助けられたらしい。
…スクアーロにも、偽のボンゴレリングを持ち帰らせる事ができた。…ああ、バジルは無事だ。
けど、偽物だとバレるまでの時間は最高で10日だ。そこで家光が早急に、ボンゴレリング所持者…守護者を定めた……
…10日で修業して、ヴァリアーを迎え撃つ為に。」
『っ…10日なんて…っ無茶ですよ…!』
――相手はヴァリアー。ボンゴレ最強の、独立暗殺部隊。
「…だから死ぬ気でやってるみてぇだぞ、皆な。」
『皆……、!
兄さま!守護者はっ…!
守護者は誰なんですか?!』
「…―――――
“すべてに染まりつつ、すべてを飲み込み包容する”
大空は勿論…、沢田綱吉。
“荒々しく吹き荒れる疾風”
嵐の守護者は、獄寺隼人。
“すべてを洗い流す恵みの村雨”
…雨の守護者は、山本武。
“明るく大空を照らす日輪”
晴の守護者は、笹川了平。
“激しい一撃を秘めた雷電”
雷の守護者は……ランボ。
“何者にもとらわれず、我が道をいく浮雲”
雲の守護者は、雲雀恭弥。
“実体の掴めぬ幻影”
霧の守護者は…、六道骸。」
『……………そん………な…』
「家光が見定めた」
『…恭弥さん、も………』
…巻き込むの……?
…恭弥さんだけじゃない……
ランボくんなんて、まだ、5歳なのに…!
…引き込むの?あの、リングを掛けて……。
『――っ!XANXUS兄さまに何とかボンゴレリングを諦めてもらうよう話を…っ!!!』
「無駄だ」
『どうして言い切れるんですか!?』
「お前が言っても、無駄なんだよ」
『兄さま!』
「…あいつらは、リングだけじゃなくて―――……
……お前も狙ってるんだから」
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