・黒曜編・
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「さあ、決定的瞬間ですぞ」
「このヘンタイヤロー!」
「何言ってやがる!」
「―――…っ、待って!」
「ん?」
「わかった!山本、獄寺くん殴って!」
「ツナ?!」
「10代目?!」
い、
言っちゃった―――!!
「ちぇっ、いいとこだったのに。じゃあ5秒以内に始めてくださいよ。」
「いや…じゃ、…あの……
山本…獄寺くん……ボボ…ボコって、もらえる…?」
「バカいうな…」
「んな事出来るわけないっス!」
「んー?」
獄寺くんと山本が渋るなか、いきなり左側から衝撃がきた
「ふげっ!」
そのまま後ろに飛ばされ地面に転がる。上半身だけ起こしてみると
「あ…」
「アネキ!なんてことを!」
「…私は元々ツナを殺すために日本に来たのよ。こんなもんで済んでラッキーと思いなさい。」
「たっ…たしかに……ん?
(あんまり痛くない…ありがと…ビアンキ!)」
「…嫌われ役は慣れてるわ」
ふい、と顔を逸らしたビアンキ
「いやぁお見事。クリアです。
これなら次の要求もクリアして彼女達は助かりそうですね」
「え!まだあんの!?」
「誰もこれで終わりなんて言ってませんからねー。
しかし今のクリアっぷりがよかったので、次で最後にしましょう。」
「っ、ヤロー!調子に乗りやがって!」
「お次は
このナイフで沢田さんを刺してください」
「「「「!!!」」」」
「ウジュジュジュ、皆さんの今の驚き顔実によかったですよ~
ナイフの柄の所までぶっすり刺してくださいね。」
「そんなメチャクチャな!」
「ふざけんな!ヘンタイヤロー!」
「いかんいかん、鼻血出てきちゃいました。そんじゃー決めてください。
やるか、やらないか。」
「できるわけねーだろ!」
「無茶言うな!」
「断るわ」
「それはありがたきお返事。
それでは次のドキドキいきましょう。じっくりこの子からいきましょーか?
いやーかわいいですな、天使のようだ。」
「京子ちゃん!」
カメラが動き、双子の手元が映る。そこには
「りゅ…硫酸!?
何する気なの!?」
「硫酸って人にぶっかける以外使用法あるんですか?いやー、楽しみだ。
彼女痛くて驚くでしょーね!爛れてまたびっくり!!!」
「こいつ…!」
「マジ、キレてやがる!」
「――――やっちゃって」
ゆっくりと、硫酸が瓶の縁へ流れ…
「―――待って!ナイフでも何でも刺すから!!!」
瞬間、ぴたりと手が止まった。
「ツナ!」
「10代目!」
「絶対絶対、駄目だ!!!
カンケーない京子ちゃんを酷い目にあわせるなんて!!!」
「(ウジュジュジュ、なんとまあ、あっけない…。
ナイフには引っ掻いただけでも即死する毒がたっぷり塗りこんであるんだ。趣味の前に仕事終わっちまうなぁ――――)
それではやってもらいましょうか?制限時間は10秒ですよ。」
「て…てめぇ!」
「10代目!もう一度考え直してください!」
「…すぐ救急車を呼んであげる。ナイフ貸しなさい」
「いいよ、自分で…やる…」
「!」
「10代目…」
――獄寺くんと山本だって、自分の事を顧みずに俺を庇ってくれたんだ。
此処にいない雲雀さんは、並中の為に。
愛吏だってそうだ。
女の子なのに、こんな危ないところに来たんだ。愛羅も、きっと。
―――なら!俺だって…
「っ、これくらい―――!!!」
勢いよくナイフを振り下ろした、
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