・黒曜編・
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膝に乗せた頭を撫で、その額に唇を落とす
「やっと…やっと逢えましたね。愛吏…っ」
”あの日”から7年間。どれだけこの日を待ち侘びたか…思い出すのも苦痛で目を閉じる。
そう。その7年間で2人は変わってしまった。
これから、それを上書きしていかなければならない。
「愛吏、早く…思い出してください。僕達の事を。そして忘れてくださいね…
ボンゴレや、雲雀恭弥の事を。」
その唇にキスを落とすのは、それからにしましょう。
「骸さーん!」
「…犬。何邪魔をしてくれているんですか?」
入り口から現れた犬に三叉槍を投げる
…躱しましたか
「ゲッ!
い、いやでも俺も愛吏に会いたかったんれすもん!骸さんだけズルいびょん!」
そう言いながら愛吏の顔を覗き込む犬
まあ、千種もそう言うでしょうね。
「愛吏ならまだ眠っていますよ」
「…ほんとに愛吏、憶えてなかったんれすか?」
「…ええ。全く。」
「ッそのスズメ?アヒル?!ムカつく…!ボンゴレも!」
「だから消すんですよ、」
「…愛吏、早く思い出さねーかなー…」
―――ガタッ
音を立てて、入り口から人が倒れ混む
確認せずともわかるそれは、3位狩りに行っていた千種だった
「おや、当たりが出ましたね」
「っひゃーだっせー!血塗れ黒焦げじゃん。レアだよレア…
っひゃ血ぃうっまそ!」
「噛むな、犬!
気を失ってるだけです。ボンゴレについて何も掴まず千種が手ぶらで帰ってくるはずが無い…目を覚ますまで待ちましょう」
「…へーい」
さあ、もう少し。
もう少しですよ。
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