・黒曜編・
御名前変換
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夏休みも終わり、いつも通り学校が始まり、8月も終わりに近づいた頃。
ただいつもと違うのは、愛吏が雲雀とつきあっていることと、名前で呼ぶようになっただけで。
「はあ?!まじかよそれ!?嘘だろ?」
「や、わかんねーけどさあ。そういう噂だぜ?」
「ありえねーだろ!あの雲雀さんだぜ?彼女とかつくんのかよ、あの人」
「しかもその彼女が並中No.1の月影愛吏ちゃんだろ?!」
「だぁから!まだ彼女ってわかったわけじゃ―…」
「ね、A組の愛吏って子、あの雲雀恭弥に脅されてるらしいよ?」
「うそ、それほんと?」
「だって風紀委員会唯一の女子だし、いっつも放送で呼び出されてんじゃん」
「あー、確かに。うわ、雲雀ってそんな酷いんだ…」
「かわいそー!愛吏先輩!」
「…おーおー皆さん噂話がお好きなこって…」
廊下を歩きながら男子や女子の様子を観察する
しっかし、女子の噂ってこえーわ。3年から1年まで広まってやがる。
さっきから俺に確かめにくる生徒達を、音楽を聴いている振りをして無視。
教室に入って机に頬杖をついていると、肩を叩かれた
「…なに」
「聞こえてんじゃん…ねぇ愛羅、あの噂本当なの?」
沢田が男子の輪を指差しながら訊いてくる
さすがに女子の噂はガセだと思ったのか。
「そ、ほんと」
「…ふうん…」
「…?」
こいつなら、いつものように叫んでツッコミらしきものを入れると思ったんだが。
次の瞬間、それは見事に打ち壊される。
「…いくら雲雀さんでも、それは許せないよね。」
……………
目 が 笑 っ て ね ぇ よ
「…あ、あー……おま…そういうキャラだったの…?」
「ん?何が。」
「…なんでも…」
そう言って、机に顎を乗せる
「獄寺くんがね、驚いてたよ」
「へえ…まあアイツ雲雀のこと嫌いだしな」
「それだけじゃ、ないと思うけどね」
笑いながら、沢田が言う。…なんだこいつ。
まあでも、こういう方がやりやすいか。と思い黙った
「そういえば愛吏は?」
「さっき呼び出されて雲雀んとこ。」
「放送鳴ってないよ?」
「携帯に直々だよ。どうせ傍にいるだけだけどな」
「…俺も携帯買おうかな」
「その前に成績上げろ」
「うげ…」
沢田が苦虫を潰したような顔をする。ああ、そこは素なんだ?
ちょうどその時携帯が震えたので、わざと沢田の前でちらつかせてから出た
電話の相手は、レンだった
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