・日常編・
御名前変換
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力が入らない体を少し無理に起こして、崩れた身なりを整える
すると、雲雀さんが水を持ってきて私の隣に座った
「愛吏、大丈夫?」
『!!!は…は、い…』
雲雀さんを直視できなくて、全力で顔を背ける
だだだだって、あ、あんな、あんな……!!!!!!
「…愛吏『はいぃっ!』…水。」
雲雀さんが差し出してくれた水を、顔を背けたまま受け取ろうとする、けど
『…?』
どこにも水が無くて、ちらりと雲雀さんを見る
…それはそれはイイ顔で口角を上げてました。
「ちゃんと僕の事見なよ」
『む、無理です!』
再度顔を背けようとしても、雲雀さんがそれを許すはずがなく。
「見ないんだったら…またするけど?」
『?!』
目を見張って、思わず雲雀さんを見る。その瞬間。
「まぁ、見てもするんだけどね。」
わざとらしく音を立てて、雲雀さんがキスをした
『っ、っ~~~~~!!!!!!』
「はい、水」
『ああありがとうございますっ!』
奪い取るように水の入ったペットボトルを開けて、一口飲む
やっと落ち着いた、と思うのも束の間で、
「ちなみにそれ、間接キスだよ」
『?!』
「ふ、…くくっ」
『わ、笑わないでください!』
「普通笑うでしょ?」
『………雲雀さんがイジワルです…』
「愛吏に対してだけだけどね」
『?!』
尚更酷いじゃないですか!と叫びたいのを我慢して、雲雀さんを少し、睨む
「そんなかわいい顔で睨まれてもね」
『………』
さらりとそういう事を言う雲雀さんに、どう反応していいかわからず、無言。
すると雲雀さんが思い出したように言った
「ああそうだ愛吏…雲雀さんって呼ぶの、やめてね」
『、へ……?』
「名前で呼ばないと、返事しないから」
『え?』
雲雀さんの、名前。
雲雀…恭弥?
恭弥さん、と呼べって事ですか?
「ほら」
『そ、そんないきなりは…!』
「言ってみなよ、愛吏」
『……!!!』
じりじりと雲雀さんに詰め寄られて、小さく、
『…きょ…う…や、さん…』
「聞こえないな」
『ううっ…!き、
恭弥さんっ!』
「うん、上出来」
そう、頭を撫でてくる雲雀…恭弥、さん
あれ?私、ペット扱いされてません?
『なんか変な感じです…』
「何回も言ってれば慣れるんじゃない?」
そこで、はっとする。
ま、まさか…!
「ほら、練習。」
『は、嵌められました!!!』
「へえ…人聞きの悪い事言う子には、お仕置きだね…」
『!!!いいいい嫌です無理です!』
「…咬み殺す」
『―――――――!!!』
その後どうなったかは、ご想像にお任せします。
「惚れたら負け」って言葉、知ってるかい?
(まあ、僕も負けてるんだけどね)
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