・日常編・
御名前変換
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「で…その……2人って…」
「…マフィアだけど」
ごとっ、とテーブルに銃を置いた愛羅さん
なんなら一発するか、なんて俺の手に銃を渡そうとしてきた愛羅さんに、慌てて銃を押し返した
「わぁあああ!ししし、しまってください!!!」
「あ?
数年後と経たないうちに乱射するようになんだから慣れとけよ」
「恐ろしいこと断言しないでください!!!」
「そうだぞ、ツナ」
「俺はマフィアになんかならないっつーの!」
『……綱吉さま』
それまで黙っていた愛吏ちゃんが、ゆっくりと俺の名前を呼んだ
しまった、マフィアの2人に
“マフィアになんか”という言葉は失言だったと思う
『敬語は、要りませんよ?』
「「……は?」」
俺と愛羅さんの言葉が重なる
『先程から気になっていたんですが、
私は綱吉さまの従者のようなものですから、敬語は使ってくださらなくて結構です。
それに私達、綱吉さまと同い年ですし!』
にこにこにこにこ
周りに花が浮かんでいるんじゃいかというくらい、ほわほわとした雰囲気
……この子本当にマフィアなんだろうか
「いや従者っていうのも…
…ん?私達?同い年?」
「…?……俺と愛吏は双子だぞ」
ぴっと人差し指で愛吏ちゃんを指しながら、愛羅さんは俺を見た
「ふ、ふふ、双子っ?!」
「よく見りゃ似てんだろ」
「た、確かに…」
「洞察力ねーな」
「要らねーよ!」
リボーンに怒鳴りつつ2人を再度見た
黒髪に黒目。
目付きは対照的だけれど、確かにただの兄妹というよりは双子と言う方がぴったりかもしれない
「めんどくせーなー、簡単なことだろーが。
俺らはイタリア本部から来た9代目直属の側近。で、9代目からお前の家庭教師を頼まれた
追加、お前の仲間の事もな」
「か、家庭教師増えんの?!」
「嫌とは言わせねぇぞ、これは9代目の“頼み”であり“命令”だからな」
「ゔっ…ち、ちなみに仲間ってまさか………」
「獄寺隼人。
14歳、9月9日生まれ乙女座のB型、168センチ54キロ
出身はイタリアで将来の夢はお前の右腕になること、通り名は人間爆弾機(スモーキン・ボム)、知力は良し。
山本武。
14歳、4月24日生まれ牡牛座のO型、177センチ63キロ
出身は日本で寿司屋の息子、野球好きで運動能力抜群だが楽天的
呑み込みは良いけど勘で動くタイプ。こいつは体力。
笹川了平。
15歳、8月26日生まれ乙女座のA型、168センチ59キロ
出身は日本でボクシング好き、こいつは完全に体力と攻撃型で…
…あぁ、お前の好きな笹川京子の兄貴だ「言っちゃったよ!!!」」
さらっと言ったよこの人!
「な、なんでそんなに調べて…!いやていうか仲間じゃなくて!友達と先輩だって!」
「…かーらーの?」
「違うよ!」
真顔でボケられた!!!愛羅さん怖ぇ!!!
『あの…申し訳ありません、勝手に詮索してしまい…』
「謝んな、マフィアに情報は必要不可欠だろ」
『ありがとうございます』
「…ま、お前がマフィアどーのこーの言おうが俺らは課された任務を随行するだけだ、悪いけどよろしくな」
「ああ、気にすんな」
「お前には言ってねーよ」
『不束者ですが、よろしくお願いします』
「い、いや、こっちこそ……で、いいのかな…はあ…」
ああ、また平凡から遠退いた…
でも何故か少し楽しみに思う自分がいた
(俺の感覚狂ってきたのかなぁ)
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