・日常編・
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沢田の家を監視して数分。沢田と獄寺が出てきた
「ごちそーさまでした」
「んーん。それより本当にみんなに知らせなくてよかったの?
愛羅と愛吏なら、隣にいるんだし…」
「…会うと、別れづらくなりますから…」
…何が会うと別れづらくなるだ、バカかあいつ
はぁ、とため息を吐いて、横にいる愛吏を見る
その手には、確か、獄寺が使っていたライター。
「…おま、」
『ふふ…保険ですっ』
悪戯をする子供のように笑った愛吏を見て
あぁ、やっぱりあの判断は間違っていなかったんだと安心した
「じゃあ、
行ってきます。10代目。」
獄寺が歩きだして少ししてから、愛吏が手に持っていたライターの火を点ける
気付くだろうかと不安がる愛吏の気持ちが、目の前の炎のように揺れる
「あべ…ライター忘れた。もっかい挨拶してこよ」
『!』
「おー、…やったな」
『はいっ……後は綱吉さま、なんですけど…』
…―――
「どーしたんだ?ぐったりして」
「んー」
「部下が去って寂しいのか?」
「まさか、せーせーしてるよ」
「は!?」
「怖いし、トラブルばっかり起こすし。獄寺くんといると命いくつあっても足んないもん」
「なっ、」
「うわぁ超言われてら」
『兄さま、しっ』
「…(なにそれかわいい)」
「なぁ…獄寺くんって、俺を10代目として慕ってくれてたけど………
友達としてはどうだったのかな…」
「!」
「俺は…
獄寺くんと山本と、愛羅と愛吏と…海行ったり屋台出したり花火見たりしてさ…
俺、そういうことできる友達っていなかったから、すげー楽しくてさ…
なんつーか、そういう時って
くだらねーことダベったり意味もなくボサっとしてんのが楽しいってわかったし…
本当の仲間みたいな気がしたりして…………
獄寺くんは昇進してマフィアとしてイタリアに帰るつもりだから、俺は何も言うつもりないけど
友達としてすっげー―――………行ってほしくない…かも」
「…………っ、」
獄寺が号泣していると、
「!誰かいるの?」
「っ、コ…コーン!」
「キツネー!?」
「………よかったな」
『…はいっ、よかったですっ』
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