・日常編・
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「「……~~~~~~~~~ッ!俺、はっ!!!
っ、こいつっ、なんか!!!認めません!!!!!!
でも!お嬢の為っ、ならっ!多分!我慢、します!!!!!!でも!
今からこいつは!!敵です!!」」
大声でそう宣言した2人は号泣しており、それを見た兄さまがほくそ笑む
「……かわいい子には旅させよって言うけど、あれ、本当だな」
『……ですね?』
少なくとも、私達がまだイタリアに居て、レイとレンといた時なら……2人は断固反対したはず。
私達を捜しているうちに何があったのかはわからないけれど、私の事を考えてくれたと思うと、嬉しくなる。
「「調子乗んなよ鳥!俺達が居る限りお嬢の半径5メートル以内には近寄らせねぇかんな!」」
「それじゃ意味ねーだろが」
ごっ、と兄さまの鉄拳が振り下ろされた
「「っ~~~!
っあ!!思い出した!」」
「え?今ので?」
「どんな仕組みなんだろうね、その頭…」
『何を思い出したんですか?』
「「俺達キャバッローネと一緒に来たんですけどね、キャバッローネの用件が、妙なんですよ」」
『…妙?』
「「なんだっけな、確か
ボンゴレ次期10代目ファミリーの…獄寺隼人?の
昇進、だとかで。」」
『「…………ん?」』
――――――………
結局雲雀と愛吏の雰囲気を壊したことになったけれど、今はそれどころじゃなくて。
応接室を後にして、現在、ディーノとレイレンを俺達の家にいれての会議中。
「9代目から…ボンゴレ第6幹部…って、これはさすがにねーだろ」
「あぁ。
そりゃまぁ、嘘だからな…」
『…まさか、獄寺さんの忠誠心を試すテストとか。』
「そうだ。昔のアイツの悪名は知ってるだろ?
誰にも懐かず、手のつけられねー悪ガキだったから9代目も疑っていたんだろう。
もし、獄寺が来るなら…殺すように命令された。」
『?!
…表向き、だけですよね?』
「ああ。来たら海外辺りに逃がすつもりだ。まあ9代目も、俺がそうするってわかってて頼んだんだろうしな。」
『です、よね……』
「お前らに頼まなかったのは、いくらテストだからって、ファミリーを騙して、壊すような真似させたくないからだってよ。」
『そう…だったんですか』
全ての事情を聞き、一安心して、ほっと胸を撫で下ろす愛吏。
…9代目は、相変わらず優しい。優し過ぎて、なんとなく怖いんだけどな…。
「リボーンとの賭けによると、ツナが今日1日獄寺を頼ったら残り、頼らなかったらイタリアに行くっつーもんらしい。
結果は見えてるけどな。」
「「ふん…で、今、奮闘中ってか。」」
隣の家を見て、レイレンが呟く
さっきから沢田の家は騒がしく、今ようやく静かになったところだ。
「……どうする?愛吏」
『……困りましたね…こればかりは綱吉さまと獄寺さんの問題ですし…』
「まあ、見守るしかねぇんじゃねぇか?」
ディーノも、沢田の家を見てやりづらそうに言う。
……下手すんなよな、沢田。
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