・日常編・
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「「お嬢ぉおおおおおおお!!!」」
2人は割った窓から跳んで、私に飛び掛かる
『ひゃああああああっ!』
…否、飛び掛かろうとして、
私の前にいる雲雀さんに、銃を向けた
「「お嬢から離れろ」」
「…君達、何?」
『っ、あああああ!雲雀さん!いえあのこの2人はですね!』
「「お嬢の部下だ!」」
『(い、言っちゃったー!!!)』
雲雀さんは別に驚きもせず、眉間に皺を寄せた
「…どうでもいいけど。
ねぇ、どっちか1人で喋ってくれない?煩い。
それより窓。僕の前で風紀を乱したらどうなるか…わかってんの?」
雲雀さんがトンファーを構え、レイとレンも武器を取り出す
ああああどうしましょう…!
「…何やってんだよ」
「「「!」」」
『に、兄さまぁー!』
「あー、うん。めんどくさかったなー。」
兄さまがぽんぽんぽんと頭を叩いてくれる。…安心します。
「「愛羅さん!!!」」
「お前ら誰?」
「「?!」」
「嘘だよ」
「「なっ……おお驚かせないでくださいよ!!!」」
「や、てかお前らなんでいんの?」
「「そりゃあ、捜してました!!!」」
「答えになってねぇよ」
「「スミマセン!!!」」
「なんでここがわかったんだよ」
「「あ、それはですね!
バカ馬が最近よくジャッポーネに来てるのがわかったのと、
愛羅さん、昨日、殺気出したじゃないっスか!!!それでです!」」
「………あー…あれか…」
原因が自分だったからか、兄さまが今にも舌打ちをしそうな顔で2人を見る
というか、
『兄さま…………2人に、言ってなかったんですか…?』
「忘れてた」
「「忘れないでください!」」
『…………』
ああ…そういえば、兄さまって…そうですよね…
少し脱力しながら、あの日のことを思い出す
――――……
『兄さま、やっぱり2人に言ったほうが良いんじゃ…。長期で日本に行くのに、何も言わないのはさすがに……』
「いーんだよ、言ったら言ったで着いていくとか言って、めんどくせぇ。あいつらは仮のボンゴレなんだし、任務内容むざむざ話すわけにいかねぇだろ」
『そう、ですけど…、』
「あー……わかった、じゃあ日本に行くって事だけ話しとくっつーの」
『本当ですか?』
「あー。」
『………』
あの時も、あんまり信じてなかったんですけどね……。
「「それより!お嬢!こいつ何なんですか?!」」
「恋人だけど」
「「てめーに訊いてね……え…
?!?!?!?!」」
『…っ』
「「お…お嬢…?ほ、ほんと、です…か…?」」
レイとレンが、片手で私の肩を掴む。…その目は血走っていた。
両隣からの雲雀さんの視線と、兄さまの視線が痛い。
『………は…はい…』
「雲雀死ね」
「保護者は黙っててよ」
「「…………ッ………」」
『…れ、レイ?レン?』
俯いた2人の顔を下から覗き込むけれど、深紅の髪に隠れ、暗くてよく見えない。
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