・日常編・
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その日の放課後。
水着を買いに行った時のように、京子さんとハルさんと並盛デパートを見て回る
一通り見たけれど、結局、何故か一目見て気に入った浴衣にした
黒地に、薄い桃色の蓮の花が広がる浴衣。
ちなみに、兄さまの分もちゃんと買いました。…面倒そうにされなければいいんですけど。
3人でプリクラというものも撮って。そのまま、デパート内のスィーツ店でパフェを食べながらガールズトーク?をする私達。
自分が今、ただの中学生だということの実感を覚える
「愛吏ちゃん」
『、は、はい』
考えるのをやめて、目の前に座る京子さんとハルさんを見る
2人は真剣な目で私を見つめていた
「愛吏ちゃんって……
あの、雲雀さんとつきあってるんですか?」
『………、へ?』
予想だにしなかった質問に、ずる、と体が傾く
雲雀さん?あの?つきあう?私、と?雲雀さん、が…?だ……
男 女 交 際 ?!?!?!
『な、ななななななななっ、無いです無いですありません有り得ません絶対にっ!!!』
「そ、そこまで否定するとかわいそうですよ…」
『はっ!す、すみません…』
「そっか…違うんだね。
ほら、今日愛吏ちゃん、雲雀さんに放送で呼ばれたでしょ?だから、そうなのかなって」
『あ、あれは風紀委員会のことで…
というか、どうしてそこでそう思うんですか京子さん…』
「えへへ、雲雀さんに愛吏ちゃんを取られちゃわないようにしないとだからっ!」
『、えっ』
「ね、ハルちゃん!」
「そうです!あんなデンジャラスな人に愛吏ちゃんは渡せません!
愛吏ちゃんはハルが守りますからねっ!」
「うんっ、私とハルちゃんが居るからね!」
その言葉が酷く嬉しくて、思わず笑みが零れる
『…私、
京子さんとハルさんが、大好きですっ!!!』
心の底からそう思う。だから、私だって守ろうと誓う。
それから3人で暫く談笑して、帰路についた
――――……
『兄さまっ!どうですか、この浴衣っ!』
ソファに寝そべっていた兄さまを覗き込んで浴衣を広げる
……そういえば、兄さまは最近、以前より更に寝るようになった気がする
何か、理由があるのでしょうか
「…なんだこれ」
『浴衣ですよ』
「それはわかる…何で俺が」
『明日、夏祭りがあるでしょう?京子さんとハルさんと行くことになったんです。
兄さまは綱吉さま達と出店があるので、着ていただこうと思って。』
「…あー……忘れてた、そーいや山本に誘われたわ…出店の手伝い」
『浴衣、着ていきましょう?』
「…いいけど…」
『明日、楽しみですねっ』
そうだな、と言って、兄さまが私の頭を撫でてくれる
早く、早く明日にならないかな。
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