・日常編・
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『綱吉さま…!』
「少年が持ち直したぞ!」
「子供を連れてこっちに泳いでくる!」
「ツナさんさすがですっ!」
「ツナくん頑張ってーっ!」
「へっ、そーはいくか。岩の影には後輩がたんまりいるんだ」
「ボコボコにしてやれ」
『っ!!!なんて…なんてことするんですか!最低です!』
2人の男の人を睨み上げると同時に
「おー、愛吏。よく手ェ出さなかったな」
『兄さま!獄寺さん!山本さん!』
「後輩ってのは、こいつらの事かよ」
「お前はっ!」
「なぁ、俺らがこいつらに返り討ちにされるとでも思ったか?」
悪い顔をした兄さまが男の人に詰め寄る
「先輩方」
「かわいがってくれたお礼しなくちゃな」
獄寺さんも山本さんも男の人達を取り囲み、喧嘩の態勢に入った
「…お前、よく我慢したな」
兄さまが頭を撫でながら言う
『…兄さまが、』
兄さまが……私の業を、自ら引き受けてくれているのなら。私は、私が動く事で兄さまの邪魔をしてはいけない。…それに甘えては、いけないのだけれど。
「甘えていい。」
『………でも』
「甘えていいから、」
『……………』
――…普通の人になりたい。
例えば、今のように
“友達”がいて―…“友達”と海に遊びに来て。
ちょっとトラブルがあるけど、でも、楽しい、そんな日々を過ごしたい。
――――――それは罪ですか?
兄さまから顔を背けて、戻ってきた綱吉さま達を囲む輪の中に向かった
その輪は、私と、兄さまが入る場所が
ちゃんと、あった。
罪を償う為の覚悟は
日を重ねる程、痛みを増した。
(それでも私は、この日常のなかにいたい)
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