・日常編・
御名前変換
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獄寺さんと山本さんが、兄さまと並んで立ちはだかる
「そのとーりだ先輩!
こいつらを呼んだのは遊ばせる為でライフセイバーを手伝わせる為ではない!」
「わかんねーのか了平?
俺達はかわいい後輩にライフセイバーの素晴らしさを知ってもらいたいんだ」
「なるほど」
「ぽんじゃねーだろ!」
「(お兄さん先輩達に利用されてるー!)」
「だったら兄を手伝います」
「そーです!ハル達はツナさん達と泳ぎに来たんですから!」
「ああ?
へー、どいつがツナさんだ?」
「えっ(ハルのバカ俺の名前出すなよ!)」
「ツナってマグロの事だろ?そーとー泳げるんだろーなぁ」
「えと…あの……」
「それウケるー!」
「てめーらバラすぞコラ!!」
「獄寺くん!」
「ほーうやるか?
だが喧嘩はパスだぜ。俺達はライフセイバーだかんな。やるならフェアにスポーツで勝負してやる
3対3のスイム勝負!!敗者は勝者の下僕となるんだ」
「なあ!?」
「何言ってるんですか?!」
「おもしろそーだな」
「おいリボーン…んぐっ」
「その勝負受けてやるぞ」
リボーンさんが抗議する私達の口を塞ぐ
「物理的に黙らせたー!」
「んじゃ決まりだな」
「そんな!」
「何してくれてんだよお前!」
「勝ちゃーいいだけの事だぞ」
「そりゃあそーだな。まぁいっか」
「しかし変なじじいだぜ…」
『兄さま…大丈夫でしょうか…』
「手ェ出した方がいいのか、出さない方があいつらの為になるのか。めんどくせぇなぁ…」
『兄さま、めんどうって言うの禁止です』
「無理」
『もー…』
「まあほら、あいつらが負けてもあいつらぶっ潰せばいいだけだろ。うん。」
『そういうことじゃないと思うんですけど…』
兄さまの根拠のない自信というか…計画はいつも不安なんですけど…
「では競技を開始する!第一泳者、よーい」
ダァンッと音が鳴り、山本さん達が走りだす
『頑張ってくださーいっ!』
「おうっ!任せろーっ!」
「はん、ガキが出しゃばって。やだねー」
「悪いっスね。俺もこの勝負…
…敗けるわけにいかねーんで!」
「なっ」
「おお!山本の方が速い!」
「よし!」
「すっごーい!」
「ファイトですー!」
「!……」
『兄さま?』
「行ってくる」
『ふえ!?』
気付かれないように海に向かっていった兄さま。
……どうしたんでしょうか
暫くして、1人だけ……山本さんではない、男の人が戻ってきた
「あれっ!?山本が帰ってこない!」
『!!!』
兄さまが向かった意味がわかった。まさか、あの岩影で。
「な!?」
「どーしたんだろ?」
「足でも吊って岩影で休んでるんだろ?」
「さあどんどんいくぞ、大倉が帰って来しだい第二泳者スタートだからな」
『っ!!!』
なんて卑怯なの、と睨む
今すぐ動きたいけれど…兄さまが制止した意味を汲み取ると、どうしても動かない。
そうして、獄寺さんがスタートした。
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