・日常編・
御名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
本格的に夏に入ったなあ、と照りつける太陽を見て思う。
で、だ。
何故俺はこんな、こんな――
「海―――――!!!」
…こんな場所に、いるのだろうか
「……眩しい眩しい眩しい眩しい眩しい眩しい眩しい眩しい眩しい眩しい眩しい眩しい眩しい眩しい死ぬまじ死ぬ本気で死ぬていうかもうぶっちゃけ死にたい」
「おーい、愛羅。戻ってこーい」
おかしい、なんで俺が今海にいるんだ、てかなんで海なんだ。
なんでプールじゃねぇんだこんちくしょう太陽まじ死ね、滅っせ。
「やっぱ夏はいいやなー」
「じじいかてめーは」
「(なんか感動だなー。友達と海に来る日が来るなんて…!
で、でも…)
愛羅…大丈夫…?」
「山本…早くパラソル立てろ…」
「おう!」
「くそ…ここまでの経緯が何一つ思いだせん…」
「それは…『兄さま!』!」
愛吏の声がして、パーカーのフードを取る
『やっと目、醒めたんですね?』
「………おま、」
目の前にいる愛吏は、それはもう兄の贔屓目なしにかわいい。
いつもはただ下ろしている長い黒髪も、緩く2つ縛って巻かれていた
気付けば、周りの男共も愛吏をガン見している
「…愛吏、これ羽織っとけ」
着ていた赤色の耐水性パーカーを愛吏に掛ける
『え?でも兄さま…大丈夫なんですか?』
「大丈夫だから羽織っとけ」
『は、はい…』
「で、だ
俺はなんでここに居る?」
『……やっぱり憶えてないんですね…もう…
ライフセイバーやってる先輩の手伝いで行くからって、笹川さんが私達を海に誘ってくれたんですよ。笹川さんは泊まり込みらしいんですけど…
あ!兄さまっ!この水着どうですか?!京子さんとハルさんと買いにいったんです!』
ああ、そうか。それでこんな水着着てるのか。思えば、愛吏は水着なんて持ってなかった
それにしても、そんなに嬉しい事があった愛吏に気付かず意識だけ寝ていた俺は一体どのぐらい寝ていたんだろうか
『兄さま……1週間は寝てましたよ?雲雀さんの鍛練につきあった日から』
「………まじか」
……何かあったのか?俺の体に。もしくは、こいつに何か…あったか。
「…ま、いーや」
考えるのも、めんどい。
「よく来たなお前達!」
.