・日常編・
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『…はい。承知…しました』
【……愛吏】
『、はい』
【すまないね…本当に。君にこんな事をさせてしまって…】
『…9代目、謝らないで下さい。私が選んだんです、私が、望んだんです。苦に思ったことなんて、ありません』
【いや……違う。違うんだ…】
『9、代目…?』
【違うんだ…】
「……じーさん、なんて?」
『…すぐに、引き取りにくるそうです。引き続き任務を頼む、と……』
「…」
『…兄さま、私…明日…』
「ああ…大丈夫だ。……きっと、大丈夫」
体の震えが止まらない。兄さまが言う根拠を疑うような言葉を問い詰めたいのに、そうしたくない。それにさえ縋りつきたいと思う
拒絶されるのが、たまらなく怖い
――――…
暗殺者の事と、どうしても気が重い事が重なって…少し遅めに家を出た
「…、っげ」
『?兄さま…?』
明らかに嫌な顔をした兄さまの視線の先を辿ると、
『!あ…』
お花見の、時の。
「君達…遅いよ、あと3分で遅刻だ。それと君、ネクタイしてないしボタンは外れてるしシャツ出てるし…喧嘩売ってるの?」
「あー…知らん。喧嘩は売ってない。めんどい。じゃ。」
「待ちなよ」
歩きだそうとした兄さまの首根っこを掴んだ…雲雀さん。兄さまは凄い顔で雲雀さんを見る
「なんだよ…」
「ネクタイは」
「家」
「じゃあ今すぐボタン閉めなよ」
「嫌だ」
「へぇ…僕に逆らうのかい」
「俺人の指図受けない主義だから」
「じゃあ月影の指図は」
「受けない。めんどい。」
「……ねぇ、君の兄どうにかならないの」
『す、すみません…兄さま、雲雀さん困ってますよ』
「別に困ってはないけど、風紀を乱さないでくれる?」
「や、俺比較的学校生活大人しいからな」
『兄さまは一日中寝てるじゃないですか…』
「ていうかまず、鞄は?」
「(教科書すら)買ってない」
「……問題外過ぎてどうしようもないね…」
『買ってなかったんですか?!』
ええええええ!今知りましたその事実!てっきり置いていっているんだと…!手ぶらだったんですか兄さま!!!
「だって使わねーし。必要な時はお前がいる。」
『そんな人任せにしないでくださいよ!』
「とりあえず君達2人、応接室来てくれる?」
――――…
『もう…兄さまの所為ですよ』
「双子は運命共同体なんだよ」
『こんな運命の共同、嫌です』
「そう言うなって…ほら雲雀勧誘のチャンスだろ」
『確かにファミリーに勧誘しといてくれとは言われましたけど…』
「何?」
『?!ななななんでもありません!』
応接室。風紀委員会の活動場所らしいですけど…委員会って凄いんですね。
どうして雲雀さんは普通に授業受けてないんでしょう。どうして普通にコーヒー飲んでるんでしょう。どうして私と兄さまはソファに座らされているんでしょうか。
兄さまなんか足組んでくつろいでコーヒー飲んでます。
「で…?君達なんなの?」
『へ?』
「イタリアからの転入生ってなってるし、あの獄寺隼人と知り合いなんでしょ?」
「知り合いといえば知り合いだけど、別にアイツに用があって日本に来たわけじゃねぇよ」
「じゃあ、沢田綱吉」
『まあ…そんなところです』
「ふぅん…ねぇ
強いの?」
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