・日常編・
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『き、緊張してきました…』
隣でそわそわしている愛吏。こんなんよりもっとハードル高ぇことやってんのに、何言ってんだか…
と考えて、打ち切った
あぁ、こんなこと、だからか
それにしても
「………この家…」
確か家族は、奈々さんとその息子だけの筈だ
居候が居るというのは知っているけれど…これは…
「……居候…居過ぎだろ…」
「ま、入れ」
ガチャッ
「(鍵開いてるし…つーか、さもてめーの家みたいに…)」
『お、お邪魔します!』
「(ああ、こいつも似たようなもんか)」
ぐるぐると頭のなかで呆れていると、女の人の声が響いた
「お帰りリボーンくん…あら?リボーンくん、この子達は?」
「ツナのかてきょーだ。俺の手伝いで来たんだぞ」
「まあ!ツナと同じくらいなのに凄いわねー!
私は沢田奈々って言うの。うちのダメ息子、宜しくね?」
おどけたように笑いながらそう言う奈々さん
『はっ、初めまして!月影愛吏と申します!こちらは兄の…』
「…愛羅、です
妹共々…宜しくお願いします」
軽く会釈すると、きらきらと目を輝かせる奈々さんが目の前に居た
……この目は…あれだ
「似てると思ったけど、兄妹なのね!愛羅くんも愛吏ちゃんも綺麗~~!!!
あ、愛羅くんはかっこいいって言う方が正解かしら…でも2人ともかわいいわー!」
………
「…不本意だけど…アレを思い出した………う…っ」
『に、兄さま………』
いや奈々さんとは全く違うけど。そう、あれは…スッポンだ。言うなれば。
「ツナったらね、まーだ寝てるのよ!せっかくのリボーンが居ない日曜日の朝なんだからーって!」
朝っつーか
もう11時ですけど
隣を見ると、さすがに愛吏でも驚いたのか目を丸くしていた
…そりゃあこいつでも驚くよな
そして
『不摂生はいけません!』
なんて言いながら、俺と奈々さんを残し、リボーンの後に付いて階段を上っていった
不摂生って、それ、マフィアが言うことじゃねーよな
「愛羅くんと愛吏ちゃんって、いくつ離れてるの?」
奈々さんが興味津々に、それでいて、人を不快にさせないような無邪気さで訊いてくる
あぁ、これはあのバカなら惚れるな。なんて思いながら
「双子ですよ」
失礼しますと言って、俺も二階に上がっていく
そう、俺と愛吏は双子だ
ワケありだけどな、と自嘲気味に微笑った顔は、誰にも気付かせる事なく消えた
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