・日常編・
御名前変換
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「…しっかし、さすが日本…殺気なんて微塵もねーな」
『まぁイタリアとは違って平和な国ですからねー…
イタリアなんて今は殆どの施設はマフィアが管理してますし』
「財政難なんて言葉知らねーからな、あっちは」
『あれ?そう考えると状況的には良いんですかね?』
「マフィアが牛耳ってる時点で世界的に駄目だろ……」
『ボンゴレは良いマフィアなので大丈夫です
よね、リボーンさん』
少女がそう名前を呼んだ後、2人の前にスーツを纏った赤ん坊が何処からか現れた
その頭の帽子の上に、カメレオンを乗せて。
「お前さー、尾行とか回りくどいことすんなよな」
「でもお前ら、最初っから気づいてたじゃねぇか。だから尾行って言えねーぞ」
「じゃ、ストーカー」
「あんな気持ち悪ぃのと一緒にすんな。
撃つぞ」
「どーぞ」
ジャキ、と道路の真ん中で銃を構える少年と赤ん坊
なかなかに恐ろしい図だった
『やめて下さいね、2人共』
「「…………」」
すっぱりと諫められた2人は、渋々銃を懐にしまう
そして今度は、リボーンが口を開く
「ちゃおっす、愛吏。成長したな」
『はい。お久しぶりです、リボーンさん』
「あぁ。これから宜しくな」
『いえ!お役に立てられるのなら何でも致します!』
「アレのかてきょーはきっとおもしれーぞ。ダメダメだけどな」
『ふふ、楽しみです』
暢気に笑う少女、愛吏とは正反対に
「……ダメダメ…」
あの写真の子が。と、愛吏の隣に居る少年は怪訝そうに顔を顰めた
続けて、めんどくせ、と、小さく言葉を洩らして。
「お前は変わんねぇな、愛羅」
「あ?あー……お前もな」
「嫌味か?」
「だとしたら」
「撃つ『やめて下さいね』…」
「まあ立ち話はここまでだ、行くぞ」
『あ、はいっ』
「………立ち話切り出したのお前じゃねぇか…」
「気にすんな」
「………」
生徒より教師が問題だ、
『?兄さま?』
「…めんどくせぇー…」
『もー、またそんな事言うんですから…』
普通に考えたら面倒だと思うだろ、という本音を、愛羅はそっと押し込めた
「(言ったところでわかんねーからな……こいつ…)」