・日常編・
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2-Aの教室の前。
ああ、ついに来たなあ…この日が。ところで。
「……愛吏」
『ふぁ、はいっ…!』
「………どんだけ緊張してんだ、お前は」
『だだだだって…!じ、自己紹介…お、お友達…うああああどうしましょう兄さまぁあああ…』
「あー、大丈夫だ。安心しろ。
大体、こん中には沢田も獄寺も山本も笹川も居んだぞ?
…あ、あとなんか知らんけどリボーンも」
沢田達とは別に学校に来て職員室に向かったら、変装したリボーンに代理のリボ山だとか言われた
何がしたいんだ、あいつは。
『うううー…』
「…いいから、笑え」
『…ひいひゃは…いひゃいへふ…』
「……ぶっ」
『?!じ、自分でやっといて笑わないでください!!』
「いや…あまりにも…っ」
『兄さま!!!』
「よし、入れ」
リボーンが扉を開けて言う
うわ、その顔うぜぇ
「イタリアからの転入生だ。
ほら、自己紹介しろ」
「あー…月影愛羅。こいつの双子の兄貴。まぁ、よろー」
ひら、と右手を振ると、がたがたんっと音を立てて女子達が机に伏せた
「ほら、愛吏」
『!あ、あ…っ月影、愛吏です!その…ふ、不束者ですがっ、よ、よろしくお願いしますっ!』
全力で腰を折った愛吏に一瞬、教室が静まる
が、すぐに
「よろしくーっ!」
男子生徒……え、ちょ、あいつ
内藤ロンシャンじ ゃ ね ぇ か
トマゾファミリーがなんでここに、と頭が痛くなるが
愛吏は既に知っていたようだった
……ああ、また俺が興味なかっただけか
内藤の一声から、教室が沸き上がる
男女共に愛吏を受け入れてくれたようで、安心する
「…よかったな」
ぽふ、と音が鳴るように愛吏の頭に手を置くと、また泣きそうになりながら笑っていた
席は窓側で、俺は愛吏の後ろの席になった
ちなみに愛吏の右隣は沢田だった
初学校。愛吏が幸せになれるようにだけ、頑張るとするか。
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