・未来編・
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「…あーあ。結果なんてわかりってるのに、ムチャクチャしちゃって。
できればもう少し綺麗な状態で手に入れたかったんだけどなぁ。
ユニちゃんもそう思わない?」
「………」
「だんまりか。2人共お馬鹿さんだよね。
仮にユニちゃんを連れて行っても、意味ないのに…ね?」
「が…ッこ、の…」
「あれ、まだ意識あるんだ?
無謀だったんだよ。銃や匣の力だけで僕に勝とうなんて。」
「は、はッ…くそ…」
「大丈夫。安心してよ。悪いようにはしないから♪」
「ざっけるな、よ…!!
愛吏…!!起きろ!おい!」
「ダメダメ。もうこれ以上愛吏チャン壊したら後で何があるかわかんないじゃん。」
「ッ、ああ゙……?」
後?後ってなんだ?そういえばコイツ俺達を殺すつもりは無いって…生け捕りにして交渉に使う気か?
いや、綱吉がいないのにそんな事は無意味だ。
…まさかボンゴレの部下を自分のモノに?…それもないよな。じゃあ、俺達の力の利用か?
「ああ……綺麗だなぁ。ずぅっと…待ってた」
考えている間に、白蘭は膝をつき、横たわる愛吏の頭を両手で愛おしげに包む
「何しやがっ『触れないで』…」
愛吏の目がうっすらと開く。
その目は白蘭を睨みつけて、
「あれ?まだ意識あったの?」
『……ええ…夢の中で、お別れの挨拶をしていました』
「ふぅん」
『どちらにせよ、もう、私の生きる理由はないの』
「!愛吏!やめッ『ごめんなさい、愛羅。』――ッ!!!」
やめろ、違うんだ愛吏!!綱吉は…!!!
「させると思った??」
『んくッ…う…!!』
白蘭が愛吏の口に素早く指を突っ込む。だらだらと血が出て、白い床に赤い花を咲かせてゆく
……情けなくも、ほっとしている自分がいた
「自害とか愛吏チャンの考えそうなコトだよね。
にしても、肉まで噛み切るって相当…いたた。これ凄い痛い。
仕方ないなぁ、もうここでお仕置きしちゃおっか♪」
白蘭が、愛吏の口に突っ込んだままの指をぐるりと動かす。
まるで、自身の血を愛吏の口内に塗りたくるかのように。
『!!ん、んうっ……!』
「ぐ、びゃ…くら…!」
ああ、くそ、肺がもう限界だろうか
「イイコ。」
そして、指を素早く引き抜くと
『……ッッッ!!!!んん、うううう!!!!』
そのまま、唇を深く。愛吏に重ねた
「……!!!」
愛吏の、声にならない絶叫。断末魔と言ってもいい。憎くて堪らない男に。愛した者と違う男に、嬲られる屈辱。燃え盛るような怒りと憎悪が愛吏から溢れ出る。
「んっ、っああ、暴れちゃダメじゃない」
『―――!!!―――――!!』
愛吏の、心の声が、嵐のように乱れる
聞いている方が呑み込まれるくらいの、感情。
「ほら、愛吏」
コイツ、は、まさか、あいつを真似ているつもりなのか
そうして愛吏の心を、徹底的に殺すのか
『!!――!!!―――――!!!!!――、――、――――!!!!』
だらり、と愛吏の目から血涙が流れる
ああ、あああ!!駄目だ、だめだやめろやめてくれ愛吏、愛吏!!もう、もうお願いだ頼むからやめてやめろやめろやめろ
「やめろォォオオオオオオオオオオオオ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼」
「はい、完成…♪」