・未来編・
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「じゅ…10代目…これは…」
「ん…?」
「…ああ…」
3人の視線の焦点には、
「よー、隼人に武。
お前らちっちゃくなったなー」
ひら、と手を仰ぐ。
俺を見る3人のうち2人の顔は、困惑で染まっていた
「ま、そうなるか」
「愛羅…いきなりでそのテンションはさ、色々と困るんだよね…」
「愛羅…ッ?!じゃあやっぱりこいつ、この時代の月影なんスか?! 」
「そ。お前らが死んだと思ってたな」
「良かった…生きてたんだな!」
「ああうん、まあ俺ある意味不死身だし」
「っおい待て!
テメェなんでミルフィオーレの隊服を着てやがる?!それに…!アイツは?!」
「あー…
最初の質問の答えはこうだ。
今まで俺達は、ミルフィオーレに居たから。」
「「!!?」」
「ちなみに裏切ってなんざねぇからな」
「なっ、あ、っ…じゃあ、どういう事だよ?!」
―――……
「…っつー訳だ」
「そうか…あの子が…」
「……ミルフィオーレに居たんなら、入江正一や白蘭との接触もあったんじゃねーのか?!」
「は…、俺に頼るなよ。
第一、その時入江を降伏させたとして…他のミルフィオーレ隊がボンゴレに一斉攻撃したらどうする?
飼い主を失った猛犬は、見境なく牙を奮う。…その点では、今は入江は良いストッパーだ。
それに、
白蘭は、誰か一人でどうにかなる奴じゃない。」
「…!」
「…」
「やっぱり…そんなに…」
…そう。
傍で見ていて気づいたことは多くある。
白蘭が、理由は不明なままだが、
・・・・・・・・・・・
本気で愛吏を愛しているだろうこと。
そしてその愛は酷く純粋で、……酷く狂気染みていることだ。
できれば深くまで探りたかったが、何せ自分は、あそこではただの主に従順な狗という立場であり、人格なのだ。下手に動けば全ての計画が泡となる。
それだけは、決してあってはならない。
「……大丈夫だよ。そんなに心配せずとも―……
きっとうまくいくさ」
「なっ、テメェ何暢気に…!!「だから」」
――酷だろう。
15歳の子供に。それも、一年前はただの中学生でしかなかったのに。
けれどそれでも。
もうやらなくていい、なんて言えない。
寧ろ、もっと。
「だからもっと、
強くなれ。」
そう、言わなければ。
「…うん。」
「ああ!」
「…ケッ、
テメェに言われなくても…」
「……(さーてと…)」
そろそろ、だろうか。
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