・未来編・
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『……………』
壁に隠れて、様子を伺う。(…あれ?こんなの前にもあったわね)
場所は恭弥のアジトに繋がる入り口付近。
いつ来るだろうかと、身体を強張らせながら辺りを見回す
「…何してるの?」
『ひっっ!?』
「…ふ、」
後ろを振り向くと、恭弥が肩を震わせながら笑っていた
『う、うっ、わわ私の後ろに立つなんて?!』
「どこのゴルゴさ」
笑いながら、恭弥は私と一定の距離を保ったままで…そこから動こうとしない
「迷ったの?」
『…ち…ちがう……
…恭弥に、会いに、きたの』
「…僕に?」
『……』
頷いて、恭弥を見上げる
驚いた表情のまま、恭弥は“私”を見つめてる
『つ…綱吉から、聞いた、から…』
「ああ…、
…ゴメンね、謝って許される事じゃないけれど…君に酷い事をした。」
『…べ…別、に…っ…
ゆ……許し…て…あげる、』
「…許す?」
『か、勘違いしないでね!
恭弥のそんなしおれた姿見たくなかっただけなんだから!
お、お詫びにチョコケーキいっぱい食べさせてもらうんだから!』
「……ふ、」
恭弥は柔らかく微笑んで、
私の頭をぎこちなく、どこか遠慮するように撫でた
「…君には適わないな」
『?』
「…何でもないよ。チョコケーキが食べたいんだろう?おいで、… アイリ 」
『…うんっ!』
目の前に差し出された大きな手のひらを、少しだけ背伸びして掴んだ
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