・未来編・
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腑に落ちないまま草壁さんに続いて行くと、そこはボンゴレのアジトと繋がっていた。
獄寺くんと山本を医療室に運び、2人の意識が戻ったところで、リボーンにずっと言いたかった先程の事を話そうとすると、
「いいかな、話。」
「!雲雀さん!!」
「…、……」
リボーンが、雲雀さんをじっと見つめる。…雲雀さんはそれに気付かない。
そこにジャンニーニが控えめに入ってきて、
「グッドニュースですよ!
情報収集に出ていた、ビアンキさんとフゥ太さんが帰ってきましたよ!」
「!フゥ太!?」
「アネキが!?」
タイミングを逃したまま、俺らはリボーンのいう
ピンチの次の“いいこと”を、手にする事になる。
「リボーン!!!」
「!」
入ってきたビアンキは真っ先にリボーンに抱きつき、強く抱き締める
「もう放さない!愛しい人!!!」
「(10年後のビアンキ、見た目変わんないけど…なんか、激しくなってる…?)」
「無理無いよ、ツナ兄。この時代ではリボーンもツナ兄も死んじゃったんだ」
「もっ、
もしかしてフゥ太ぁ!?」
その話し方、トレードマークのマフラーを見て、10年前は俺より断然小さかったフゥ太を思い出す
「へへっ、やった!ツナ兄より高い!」
「お前伸びすぎ!」
改めて10年の差を感じていると、獄寺くんがビアンキを見て気絶してしまう。
ああ…デジャヴだなぁ…
なんとなく雲雀さんを振り向くと、
「これ以上群れれば――
咬み殺すよ」
「ひいいっ!」
―――………
「では、雲雀の代わりは私が務めます」
「…………」
結局咬み殺されたし、雲雀さんは帰っちゃうし…、雲雀さんの雲雀さんらしさに、あの違和感が消えそうになる。
草壁さんの話では、雲雀さん達は並盛中学風紀委員を母体とした秘密地下財団で、
雲雀さんはそこで匣の研究や調査をして世界を飛び回っているらしい。
フゥ太からは、ビアンキと2人でミルフィオーレの情報集めをした結果、
ミルフィオーレは全部で17部隊あり、そこからAランク以上の隊長6名、またその6名の中から2人が日本を任されていて、
その2人が、γと、入江正一だということ。
そして、入江正一は日本支部に帰ってきていて…
…その日本支部が、並盛駅地下のショッピングモールだということだった。
「…………」
――ボンゴレ狩りが未だ進行し、ミルフィオーレの強さがわかった今。
「このヤバい状況の中を生き延びて、日本支部の入江正一を倒せるかどうかは、
お前達が短時間にどれだけ強くなれるかにかかっているんだぞ。」
――――短時間に、強く。
リボーンの言葉を反芻し、息を吸い込む
「……リボーン、みんな……」
ちらりと、草壁さんを見る。気付いているのだろう。この中じゃ、この人が一番雲雀さんを理解しているだろうから。
「―――――話が、あるんだ」
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