・未来編・
御名前変換
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「助っ人とーじょーっ」
「や…
山本!?」
衝撃波と、その名前で思う。
今のは雨戦の時に見た、スクアーロの技だったような…
「あれ?悪い冗談じゃ…ねーよな、門外顧問とこの使者を迎えに来たらお前達までって…
ん…?でも縮んでねーか?幻…?妖怪か?」
「「(やっぱ山本だ――――!)」」
10年後の獄寺くんのように大人っぽく(いや大人なのだけれど)なった山本でも、そこは相変わらずだった。
「あ…俺達…10年バズーカで過去から来て…」
「!ああそっかー!!昔の!あ…焦ったぜ!…どーりでな……元気そうだな、ツナ」
「あ…はあ…」
「とりあえずいこーぜ、こんな奴…相手にするだけ損だ」
「!」
山本がそんなことを知ってるのが少し意外だった。
それから色々と話しながら、先へと進む。
「ハハハ!そっか!10年前っていうとリング争奪戦が終わった頃か。懐かしーな」
「そっちは…?」
明るくて気さくないつもの山本に10年の月日を感じさせないけれど、
「あれから色々あったんだぜ」
どこか辛そうにそう言う山本は…10年で、否、この状況で、変わっていた。
「そーだ!この10年間お前はそりゃーすごかったんだぜ、ツナ!」
「え"っ!?」
「獄寺、お前もな」
「………」
そういえば、さっきから獄寺くんはずっと黙ったままだ。
「おい…走らないのか?歩いていては朝までかかるぞ」
「!そっか、言ってなかったな。お前の知ってるアジトの在処の情報はガセなんだ」
「……?」
「わりィ!もうそろそろだな。
俺を見失わないようについてきてくれ」
山本がスーツから何かを取り出すと、山本の周りを炎の塊のようなものが飛び回った
「!?何だ!?」
「防犯対策のカモフラだ。よそ見はするなよ」
瞬間、雨が降ってきたかと思うと、今まで草木で生い茂っていた場所に通路ができていた
…いや、見えただけなのかもしれない。
「アジトって地下にあんの!?」
「ああそうだ。他にもこんな入り口が6ヶ所ある。」
山本の後ろについたまま、エレベーターに乗り込む
「ここはボンゴレの重要な拠点として、急ピッチで建造中だったんだ……」
B05階と表示された階に着き、降りると、そこには沢山の柱で支えられた広い空間が広がっていた
「いまんとこ、六割方できてるってとこだな。」
「す…すげー!ボンゴレってこんなの作れちゃうの?!」
「ハハハ、いいこと教えてやろーか?お前が作らせたんだぜ、ツナ」
「!お…俺がぁ!?」
「ああ、もう少しでかくなったお前がな。」
「し…信じらんない…」
ダメダメな俺が…?……何の為に作らせたんだろうか。
「おい、あの装置は何だ?」
「ん?ああメカニックのジャンニーニが作った、なんとかって物質を遮るバリアだそうだ」
ラル・ミルチがそこを通ると、俺達には何にもなかったのに、突然倒れてしまった
「おい!どーした!?」
「お前もだったのか…!」
「ど…どーなってんの!?」
「心配ない、環境の急激な変化に体がショックを起こしただけだ。ここは彼女達にとって、外界とは違うつくりになってるからな」
「?彼女達…?」
「少しすりゃ、目を覚ます」
何も理解できないまま、進んでいく。…なんだか取り残されたみたいだと思った
「さあ着いたぜ」
山本が開けた扉の先。
入ると、
「おせーぞ」
懐かしい、声がした
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