・未来編・
御名前変換
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「―――俺はボンゴレ門外顧問の組織に所属している。」
「!門外顧問って…と…父さんのこと…?」
「じゃあお前…味方なのか!?」
「ああ…ボンゴレ全体に緊急事態が発生した為、10代目ファミリーの状況を調べる命を受け、やってきた…」
「緊急事態……?」
「そうだ」
そしてラル・ミルチは、
信じたくない、言葉を言う。
「ボンゴレ本部は、
2日前に壊滅状態に陥った。
今のところ本部の生存者は0名…9代目も行方不明。
急遽、門外顧問のチームが救援に向かったが、消息が途絶えている…」
「え…ええ!?」
「騙されないで下さい10代目!やはりこいつの言うことはデタラメです!あの大ボンゴレが壊滅なんてするわけねぇ!」
「10年前ならな……だが、この時代には、それをできるファミリーがいる。
ミルフィオーレファミリー。ボスの名を、白蘭。」
「!白蘭…10年後の獄寺くんが言ってた名前だ!
…こ…この人の言っていることは……本当…なのかも…
この時代のリボーン達のことも……そ…それに…俺が棺桶にいた事も、辻褄が合う……」
「…この時代、戦局を左右するのは、リングと匣だ…奴らはリングと匣を略奪する事により、急激に力を付けてきた…
ボンゴレを急襲した目的もそうだ…」
「ボンゴレリングが狙いだってのか?!」
「……重要なリングはそれだけではない。
もともとリングはマフィアの黎明期に暗黒時代を生き抜くために、先人達が闇の力との契約を交わした事の象徴だと思われてきた…
だが、沈黙の掟に守られてきたマフィアのリングには、人知を越えた力が宿っていたんだ…お前達もボンゴレリングが燃えてるのを見たことがあるはずだ。
リングの力はそれだけではない…あそこに飛ぶ気球を見ろ。」
ラル・ミルチは上を見上げると、突然焚いていた火を消した
「!?」
「なにやってんだ!」
「敵だ!
感傷に浸っている場合ではないぞ、奴らは強い!見つかったら終わりと思え!」
「「!!」」
…俺達より遥かに強かったラル・ミルチが言うのだから、ミルフィオーレとは、本当に強いのだろう。
…でも、どうしてボンゴレが。
10年経ったのなら、それなりにもっと強くなっていたはずだ。
獄寺くんが言うように、リボーンだって…
岩影に隠れながら、そんな思考を巡らせていると、なにかが岩の前を通った
「!ゴーラ・モスカ!」
「ゴーラの2世代後の機体だ…ストゥラオ・モスカ。軍はボンゴレ以外にも機密を売ってやがったんだ」
けれどストゥラオ・モスカは立ち止まり、こちらを向いた
「こっち向いたぜ!」
「みつかりっこない、
ストゥラオはリングの力を探知するセンサーを内蔵しているが、マモンチェーンでリングの力は封じられている」
ラル・ミルチはそう言うが、ストゥラオは真っ直ぐにこちらに向かってくる
「バカな!お前達ボンゴレリング以外のリングは持っていないな!?」
「ああ…さっき見せたので全部だ…」
「俺も……、…あ!
ランチアさんにもらったリングが…」
ポケットに入れていたリングの存在を忘れてしまっていた。
イタリアに帰るランチアさんにもらった、ランチアさんのボスの形見のリング。
「そのリングは…!何故話さなかった!3人でも倒せる相手じゃない!全滅だ…」
「へっ、弱気じゃねーか。
自慢のリングの力は役に立たねーのかよ!」
「戦いは力だけではない!相性が重要なんだ!
アジトまで後僅かというところで…!くそっ、」
ラル・ミルチが武器を構えながら岩影を飛び出す。けれどラル・ミルチが攻撃を繰り出す前に、何かが起きた。
「アタッコ・ディ・スクアーロ。こいつで1分は稼げるはずだ」
「……!?」
それをしたのは、
「助っ人とーじょーっ」
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