・ヴァリアー編・
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「「それともう1人」」
『?……』
2人の後ろから、もう一人、現れる
「取り違えるなよボンゴレ。俺はお前を助けにきたのではない。
…礼を言いにきた。」
「ランチアさん!」
『あ…黒曜、での…!!!』
骸さんの影となっていた、人。
「「まぁよくわかんねーけど…
ヴァリアーって殺ってみたかったからラッキー!!」」
「ガッツポーズですかー!?」
「あのランチアと―…
あのナリは――…
Blood devil twins!」
「「せーかーい」」
「北イタリア最強と恐れられた…ファミリー惨殺事件のランチアに、裏社会最強の殺し屋…!」
「ししし、そーきたか……そんじゃあ……
とっとと済まそっと♪」
『!』
綱吉さまに向けられたナイフを銃で全て打ち落とす
『すみません…戦わせてもらいます』
「愛吏!」
「…あっちゃー…、!」
「ねぇ、決着つけようよ」
「…逃がさない」
「いかせんぞ」
「10代目!お怪我は!」
「大丈夫か、ツナ!」
XANXUS兄さま、ベルさん、マーモンさんを囲む
すると、さすがに駄目だと悟ったのか、ベルさんは両手をあげた
「ダメだこりゃ。」
「ウム…ボス…ここまでのようだ…」
「………役立たずのカス共が…
くそ!ちくしょう!
てめーら全員!呪い殺してやる!」
『………XANXUS兄さま。』
「!」
血塗れたXANXUS兄さまの元に歩み寄り、その頭を抱き上げた
『……私に兄さまは、…確かに、2人居るんです。』
「!」
『血なんて繋がっていない。
……それでも、貴方は私達の兄でいてくれました…。…いえ、今も。
だって……
私が贈った髪飾り…まだ、付けてくれているでしょう……?』
「………っ」
『私達がお祖父様に引き取られて間もない頃……、噂話をする大人達を一蹴してくれた時。
あの時どれだけ救われたか…まだ…ちゃんとお礼、言えてませんでしたね……。』
「……うる…せぇ…」
『…沢山、遊んでくれましたね。いつも、そうやって…
うるせぇ、って言いながら。
言いながら、頭を撫でて、高い景色を見せてくれました…っ…』
「うるせぇっ……俺はっ…」
『…XANXUS兄さまっ…、…っ……少し…休みましょうか……っ?』
ぼろぼろと、ついに零れ落ちた涙を、XANXUS兄さまはどこか懐かしむように掬い取って
「………そう……だなぁ……」
疲れたと言ったように、目を閉じた。
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